NRI OSSソリューションマガジン(メールマガジン)

                       2013.01.07発行    新春号
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◆◇ NRI OSSソリューションマガジン
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※本メールは、NRI OSSCが主催・共催するセミナーに参加いただいたお客様や
 NRI OSSCメンバーと名刺交換をさせていただいたお客様、過去にNRI-OSSC
 にお問い合わせいただいたお客様、OSSユーザコミュニティサイトの会員様に
 配信しています。また、野村総合研究所が出展した展示会でお名刺交換をさ
 せていただいたお客様、アンケートにお答えいただいたお客様にも配信して
 います。注意事項・配信停止方法は以下のURLをご確認ください。
 http://openstandia.jp/site/mailmagazine.html

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■目次
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1.10年後(2023年)の情報サービス業界 寺田 雄一

2.最新イベント情報!
 (1)1/17 MongoDBを導入する前に検討した7つのこと
 (2)1/24 統合認証基盤、貴社の要件に最適な導入パターンは?


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 10年後(2023年)の情報サービス業界
                                                           寺田 雄一
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新春を迎え、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

さて、企業の事業環境や情報サービス業界が、大きな転換点にさしかかってい
るということは、皆様それぞれに感じていらっしゃることだと思います。
もちろん、未来を正確に予測するのは不可能ですが、自分なりの考えを持つこ
とは重要だと思いますので、2013年のご挨拶として、10年後(2023年)の情報
サービス業界の姿について、思いをめぐらせてみたいと思います。

なお、この「予測」は私個人の意見であり、私が所属する会社、組織、団体の
ものではないことをご了承頂きたく、お願い致します。


▼ユーザ企業の変化
・経営にとって、ITはより重要に
 全世界で50億人がネットにつながる時代において、ITは経営にとって、さら
 に重要な要素になる。
 グローバル化が進むが、画一的な市場にはならない。様々な国、文化、世代、
 価値観、所得層が混在する中で、消費者のニーズは今以上に多様化する。
 事業環境の変化は今以上に激しく、これらに柔軟に対応する必要がある。
 企業にとってITは、このような多様化するニーズや、激しく変化する事業環
 境に対応するためのツールとして重要であると同時に、ITそのものにも高度
 な柔軟性が求められる。

・プロジェクトは小規模化
 多様化するニーズに対応するため、IT関連のプロジェクトはより現場に密着
 した組織が主導する。
 また、その規模は今よりも(桁が異なるくらい)小規模になる。しかし、プ
 ロジェクトの数は多くなる。クラウドサービスの普及により、インフラへの
 大規模投資が不要となったことも、プロジェクトの小規模化を加速させる。

・継続的な改善
 事業環境の変化は早く、ITに対する改善も今よりも早いサイクル(月単位、
 週単位)で行われる。
 当初から完全に要求を満たすシステムを構築するのではなく、いわゆる
 「スモールスタート」型のシステムが主流となる。
 システムの寿命は(改善を繰り返すことによって)今よりも長くなる可能性
 もあるが、「スクラップ&ビルド」的なシステムが増加する可能性もある。


▼エンジニアの変化
・多能工化するエンジニア
 特定分野(例えば、コーディング、テスト、ネットワーク、サーバ基盤、等
 といった分野の専門家)ではなく、一人で全ての役割をこなす「多能工」が
 主流になる。
 クラウドサービスの普及により主にインフラ構築が容易になったこと、イン
 ターネットの普及により知識の習得が容易になったこと、オープンソースの
 普及により様々なツールが無償で入手可能になったことなどにより、エンジ
 ニア個人の生産性が飛躍的に向上し、多能工化が実現される。
 一方、「特定の業務(の実装)に詳しい」、「特定のオープンソースに詳し
 い(カスタマイズできる)」、「特定のデバイスに詳しい」など、+αの専
 門性も求められる。

・不足する「新たなITアーキテクト」
 プロジェクトの小規模化によって、従来の「顧客対応、プロジェクトマネー
 ジメント、ITアーキテクト」の役割を一人でこなす、「新たなITアーキテク
 ト」が必要になる。
 「新たなITアーキテクト」は数名のエンジニアと共にチームを組織し、小規
 模なプロジェクトを遂行する。
 「新たなITアーキテクト」は、単なる手配師ではない。自らもコーディング
 ができ、自分一人でもチームを組織できる。
 プロジェクトの数が増えるため「新たなITアーキテクト」の要員が不足する。
 「新たなITアーキテクト」は、ユーザ企業に雇用されているか、ユーザ企業
 から委託されるがユーザ企業の社員に近い立場で業務を行う。

・グローバルな競争
 インターネットの普及や、クラウドサービスの普及により、ユーザ企業は世
 界中からエンジニアを調達できるようになる。
 エンジニアはグローバルな競争に巻き込まれる。エンジニアは「新たなITア
 ーキテクト」としてユーザ企業に近い立場で活躍するか、「特定の業務に詳
 しい」、「特定のオープンソースに詳しい」、「特定のデバイスに詳しい」
 などにより自分自身を差別化する必要がある。

・ITで社会に貢献
 エンジニアの仕事に対するモチベーションとして、(従来言われていた)報
 酬や新技術の習得よりも、仕事を通じて社会に貢献したいという欲求が強く
 なる。このような欲求が満たされるかどうかで、仕事を選ぶようになる。
 業務時間以外で自らの専門性を活かしたボランティア活動(プロボノ)や、
 オープンソース・コミュニティの活動を行うエンジニアも増える。また、こ
 のような活動を行い易い雇用形態(例えばフリー)を選択することが増える。


▼ベンダー/システムインテグレーターの変化
・ベンダー/システムインテグレーターの役割は、以下の2つのタイプに分かれ
 る。
 1)超大規模プロジェクトを遂行する組織。
 2)前述の小規模プロジェクトを遂行するチームの集合体。
・この2つのタイプは1つの会社内に共存することは難しい。
・また、ベンダー/システムインテグレーターに所属しない、フリーのエンジ
 ニアが増加する。


▼オープンソースの役割
・ベース+カスタマイズ/アドオン開発
 ますます多様化するニーズに対応するため、既存のソフトウェア製品をその
 まま利用するのではなく、カスタマイズやアドオン開発を行う形態が増える。
 よって、オープンソースをベースとして、これにカスタマイズやアドオン開
 発を行うタイプのシステム開発が増加する。

・標準ツールとしてのオープンソース
 継続的な改善の中で、当初開発したシステムは複数のエンジニアに引き継が
 れながら開発されていく。このようなケースにおいて、特定のベンダーに依
 存しておらず、世界中で利用されているオープンソースをベースにするメリ
 ットは大きい。グローバルなエンジニアの調達があたりまえになる状況にお
 いては、なおさらである。

・公共財としてのオープンソース
 エンジニアにとって、オープンソースは今以上に必要不可欠なツールとなる。
 エンジニアは、自分自身の生産性を高めるためにツールの改善を行ったり、
 オープンソース・コミュニティへの貢献として改善や普及活動を行ったりす
 ることに、さらに時間を割くようになる。


以上、稚拙な内容で申し訳ありませんが、皆様が今後業務を行う上で、少しで
も気づきになれば幸いです。

好ましい未来、厳しい未来、ともにありますが、今以上にエンジニアが活き活
きと活躍し、今以上にITが企業に貢献できる「明るい未来」を、我々は皆様と
一緒に作ることができると確信しています。
また、そのためにオープンソースが重要な役割を果たすことは間違いありませ
ん。
情報サービス業界の「明るい未来」とオープンソースの普及、発展のため、
2013年もOpenStandiaは活動してまいります。

本年もよろしくお願い致します。

                              2013年1月7日
                 株式会社 野村総合研究所 情報技術本部
           オープンソースソリューションセンター長 寺田 雄一
                        http://openstandia.jp/


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2.最新イベント情報!
 (1)1/17 MongoDBを導入する前に検討した7つのこと
 (2)1/24 統合認証基盤、貴社の要件に最適な導入パターンは?
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┌──────────────────────────────────
│ 新規Webサービス構築でRDBとMongoDBで比較検討した7つのポイントとは?
│ NRIならではの切り口でMongoDBを徹底解説!
│ 1/17 MongoDBを導入する前に検討した7つのこと
└──────────────────────────────────

日時:2013年1月17日(木) 16:50~18:00(受付開始 16:30~)
会場:野村総合研究所 丸の内総合センター 9F 会議室10
費用:無料
定員:20名 (事前登録制) ※定員に達した時点で申込みは終了といたします。

講演内容:
・MongoDBを導入する前に検討した7つのこと
 株式会社野村総合研究所
 オープンソースソリューションセンター エンジニア 藤崎 祥見

▼イベントの詳細、お申し込み
 http://openstandia.jp/event/event20130117.html?mm=NY_1


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│ 人気セミナーにつき、2013年も開催します!
│ 理解しておくべき統合認証基盤のあるべき姿を図解で分かりやすく!
│ 1/24 統合認証基盤、貴社の要件に最適な導入パターンは?
│ ~事例から考察する、要件とシステム構成~(OpenAM、LISM)
└──────────────────────────────────

日時:2013年1月24日(木) 17:00~18:00(受付開始 16:30~)
会場:野村総合研究所 丸の内総合センター 9F 会議室10
費用:無料
定員:20名 (事前登録制) ※定員に達した時点で申込みは終了といたします。

講演内容:
・統合認証基盤、貴社の要件に最適な導入パターンは?
 ~事例から考察する、要件とシステム構成~
 株式会社野村総合研究所
 オープンソースソリューションセンター センター長 寺田 雄一

▼イベントの詳細、お申し込み
 http://openstandia.jp/event/event20130124.html?mm=NY_2


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※本メールは、NRI OSSCが主催・共催するセミナーに参加いただいたお客様や
 NRI OSSCメンバーと名刺交換をさせていただいたお客様、過去にNRI OSSC
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商品・サービスに関するお問い合わせ:ossc@nri.co.jp
OSSソリューションマガジンに関するお問い合わせ:magazine-ossc-ext@nri.co.jp
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