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MySQL 5.1.52sp1 リリースノート (日本語翻訳)
機能の追加と変更
・ IBMDB2I ストレージエンジンのサポートが廃止された(Bug#58079)。
修正されたバグ
・ 矛盾を含む可能性がある変更 : auto_increment_increment が1より大きいとき、カラムの最大値に達するような大規模な挿入によって生成された値が折り返され、オーバーフローエラーが発生する可能性があった。
今回の修正結果により、自動生成される値が BIGINTUNSIGNED の最大値と等しくなることはなくなる。ただし、カラムで許容される場合には、このような値を手動で格納することは可能である(Bug#39828、Bug#11749800)。
・ 重要な変更 : パーティショニング :パーティショニング関数として使用される日時の関数は、オペランドの型がチェックされるようになった。そのため、型の正しくない値は許可されない。また、 col_name が DATE または DATETIME カラムであるとして、 EXTRACT(WEEKFROM col_name ) は全面的に許可されない。戻り値が default_week_format システム変数の値に依存するためである(Bug#54483、Bug#11761948)。
参考:Bug#57071、Bug#11764255も参照。
・ InnoDB : InnoDB システムテーブルスペースは、負荷の高いサーバで絶えず増大することがあった(Bug#57611)。
・ InnoDB : InnoDB テーブルに対する ALTERTABLE の操作中にサーバがクラッシュした場合に、 SHOWCREATETABLE でテーブルを調べると、または INFORMATION_SCHEMA テーブルをクエリすると、サーバが表明エラーで停止する可能性があった(Bug#56982)。
・ パーティショニング : ALTERTABLE...PARTITION ステートメントに失敗すると、メモリリークが発生する可能性があった(Bug#56380、Bug#11763641)。
参考:Bug#46949、Bug#11755209、Bug#56996、Bug#11764187も参照。
・ SETGLOBALdebug を実行すると、サーバがトレースファイルを開けなかった場合にSolarisでクラッシュが発生する可能性があった(Bug#57274)。
・ 同じ変数を二重で割り当てたときのValgrind警告が修正された(Bug#56138)。
・ ビューの作成でValgrind警告が発生する可能性があった(Bug#57352)。
・ GROUP_CONCAT() を使用するクエリで、 EXPLAIN がクラッシュする可能性があった(Bug#58396)。
・ ステートメント準備またはビュー作成のコンテキストで不要なサブクエリ評価が実行され、サーバがクラッシュする可能性があった(Bug#57703)。
・ MIN( year_col ) は、場合によっては正しくない結果を返すことがあった(Bug#59211、Bug#11766165)。
・ ジオメトリ値が NULL のとき、 Item_func_spatial_collection::fix_length_and_dec でクラッシュが発生する可能性があった(Bug#57321)。
・ FreeBSDで、 SIGHUP シグナルを使用して mysqld を停止すると、 InnoDB の.ibdファイルが破損する可能性があった(Bug#51023、Bug#11758773)。