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MySQL 5.1.61 リリースノート (日本語翻訳)
修正されたバグ
・ InnoDB ストレージエンジン :同時スレッドから InnoDB テーブルに対する INSERT...ONDUPLICATEKEY ステートメントを発行すると、特に INSERT...ONDUPLICATEKEYUPDATE フォームの場合は、 デッドロック が発生した。この問題は、複数の INSERTIGNORE ステートメントを発行する場合にもトリガされる可能性があった。この修正で、複数のトランザクションが同じ行にアクセスすることによって発生するデッドロックが回避される。複数のトランザクションが一貫性のない順序で複数の行を同時に挿入および更新するときは、現在もデッドロックが発生する。このタイプのデッドロックに対しては、アプリケーションの側でトランザクションを再試行する標準のエラー処理が必要である(Bug#11759688、Bug#52020、Bug#12842206)。
・ InnoDB 表明が正しくないためにサーバが停止する可能性があった。この問題はデバッグビルドにのみ影響した。この表明は、ソースファイルbtr0pcur.icと変数 cursor->pos_state を参照していた(Bug#13358468)。
・ アンセーフな関数の呼び出しが原因で、 mysqld における handle_segfault() シグナルハンドラコード自体がクラッシュする可能性があった(Bug#54082、Bug#11761576)。
・ ARCHIVE テーブルに NULL カラムがあると、同時負荷がかかる際にサーバがクラッシュする、または破損する可能性があった(Bug#51252、Bug#11758979)。
・ myisam_use_mmap を有効にすると、サーバがクラッシュする可能性があった(Bug#48726、Bug#11756764)。
・ ARCHIVE テーブルが、同時アクセスによって破損する可能性があった(Bug#42784、Bug#11751793)。