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MySQL 5.5.17 リリースノート (日本語翻訳)
機能の追加または変更
・
レプリケーション
:従来は、ネイティブな認証を使用するマスタアカウントを経由する場合のみ、レプリケーションスレーブがマスタサーバに接続できた。現在、レプリケーションスレーブは、非ネイティブな認証(Windowsのネイティブな認証以外)を使用するマスタアカウント経由で接続できるが、それはスレーブ
plugin_dir
システム変数で名付けられたディレクトリのスレーブサイドに、必要なクライアントサイドのプラグインがインストールされている場合である(Bug#12897501)。
・ make_win_bin_dist スクリプトは使用されていないため、MySQLディストリビューションおよびマニュアルから削除された(Bug#58241)。
・
MEMORY
テーブルの作成時刻は、
INFORMATION_SCHEMA.TABLES
テーブルの
CREATE_TIME
カラムおよび
SHOWTABLESTATUS
出力の
Create_time
カラムで指定できる(Bug#51655、Bug#11759349)。
修正されたバグ
・
InnoDB
ストレージエンジン
:この修正により、
InnoDB
バッファプール操作におけるインストルメント機能コードのパフォーマンスが向上する(Bug#12950803、Bug#62294)。
・
InnoDB
ストレージエンジン
:BLOBカラムのデータは、他のカラムが
InnoDB
テーブルで更新されている瞬間にサーバがクラッシュした場合、失われる可能性があった(Bug#12704861)。
・ InnoDB ストレージエンジン :特定の条件の組み合わせの下では、セカンダリインデックスを使用したルックアップのマッチング結果が不適切な場合があった。インデックスページ以外に保存されたBLOBまたは他の長いカラムの場合、この条件には、Barracudaファイル形式のテーブルを使用する、カラムのプリフィックスに定義されたインデックスが含まれる(Bug#12601439)。
・
InnoDB
ストレージエンジン
:この修正により、
longsemaphorewait
メッセージでMySQLServerがハングしたり、異常終了するケースが解消される(これは、
CHECKTABLE
ステートメントの実行中に同様の徴候が発生する場合とは異なる問題である)(Bug#11766591、Bug#59733)。
・ゼロからバイナリおよびバックへの内部変換は、不正な精度の結果を出す可能性あった(Bug#12911710)。
・
filesort
操作によって発生するValgrind警告が修正された(Bug#12856915)。
・ mysqld_safe は、すでに実行している mysqld のインスタンスを適切にチェックできなかった(Bug#11878394)。
・
mysql_install_db
のヘルプメッセージは、これが
--defaults-file
、
--defaults-extra-file
、および
--no-defaults
オプションをサポートしていることを示さなかった(Bug#58898、Bug#11765888)。
・長さがゼロのソートキーを検出するための表明が、キーセット全体がメモリに一致する場合にも発生していた(Bug#58200、Bug#11765254)。
・テーブルを圧縮する場合、
myisampack
が壊れた
FULLTEXT
インデックスを作成する可能性があった(Bug#53646、Bug#11761180)。
・リンクの問題により、
FEDERATED
ストレージエンジンプラグインがロードできなかった(Bug#40942、Bug#11750417)。