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MySQL 5.0.90 リリースノート (日本語翻訳)
製品ライフサイクルの終了。
MySQLDatabaseServerバージョン5.0については、アクティブな開発とサポートは終了していますが、延長サポートは引き続きご利用いただけます。詳細については、http://www.mysql.com/about/legal/lifecycle/#calendarを参照してください。MySQLライフサイクルポリシー(http://www.mysql.com/about/legal/lifecycle/#policyを参照)に従い、MySQL5.0についてはセキュリティと重大度1の問題点のみが引き続き修正されます。最新バージョンへのアップグレードをご検討ください。
ここには、MySQLEnterpriseServerおよびMySQLCommunityServerの前回のリリース(5.0.89)以降に適用された変更とバグ修正について記載します。ご使用のバージョンと機能に関連する修正について、さらに詳しい個別の 更新情報 が必要な場合には、 MySQLEnterprise (MySQLの商用版)のサブスクリプションをご検討ください。詳細については、 http://www.mysql.com/products/enterprise/advisors.html を参照してください。
修正されたバグ:
・ セキュリティ修正 : yaSSLでサーバをビルドした場合、事前認証のバッファオーバーフローによってメモリが破損する、またはサーバがクラッシュする可能性があった。本バグの再現を可能にする実証スクリプトを提供してくれたIntevydis社のEvgenyLegerov氏に感謝する( Bug#50227 、 CVE-2009-4484 )。
・
レプリケーション
:
FLUSHLOGS
が実際にはバイナリログインデックスファイルのクローズおよび再オープンを実行しなかった(
Bug#48738
)。
Bug#34582 も参照。
・一部のプリペアドステートメントを再実行すると、表明が発生する可能性があった( Bug#49570 )。
・
CHECKSUMTABLE
に対するValgrind警告が修正された(
Bug#49465
)。
・SPATIALまたはFULLTEXTインデックスにインデックスアルゴリズム(BTREEなど)を指定すると、サーバがクラッシュした。これらのインデックスタイプはアルゴリズムの指定をサポートしないため、アルゴリズムの指定は禁止された( Bug#49250 )。
・オプティマイザが、フォームWHEREcol_name='const1'ANDcol_name='const2'の条件を不正に処理することがあった( Bug#49199 )。
・いくつかのstrmake()呼び出しに、長さの不正な引数(1だけ大きい)があった( Bug#48983 )。
・Fedora12でソースとターゲットのバッファが重複する場合に、strmov()が正しい操作を保証しなかった。重複しないバージョンを使用するように呼び出しが修正された( Bug#48866 )。
・内部TABLE構造のリセットが不完全であるために、サブクエリで
eq_ref
テーブルにアクセスするとクラッシュする可能性があった(
Bug#48709
)。
・プリペアドステートメントを再実行すると、サーバがクラッシュする可能性があった( Bug#48508 )。
・
ER_UPDATE_INFO
に対するエラーメッセージに、バッファオーバーフローまたは切り捨てが発生する危険性があった(
Bug#48500
)。
・Solarisで、クラッシュ後のエラーログにスタックトレースが出力されなかった( Bug#47391 )。
・サブクエリの結果に割り当てられたユーザ変数を、集約関数で
SELECT
ステートメントの結果フィールドとして使用すると、クラッシュが発生した(
Bug#47371
)。
・NULL値との比較で正しい結果が得られないことがあった( Bug#42760 )。
・圧縮したMyISAMファイルを開く場合、MyISAMファイルは常にメモリマップされ、メモリスワップの問題を引き起こすことがあった。この問題に対処し、MyISAMファイルのメモリマッピングに使用されるメモリの量を制限するために、myisam_mmap_sizeという新しいシステム変数が追加された( Bug#37408 )。