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MySQL 5.0.85 リリースノート (日本語翻訳)
修正されたバグ:
・
重要な変更点
:Windows上でMySQLインストーラを使用してMySQLをアンインストールすると、
my.ini
ファイルが削除されていた。現在、このファイルは削除されなくなっている。また、新たにインストールを行うと、既存の構成ファイル名は構成中に
myDATETIME.ini.bak
に変更される(
Bug#36493
)。
・サーバの起動時に、
max_join_size
システム変数値が調整されることを示す警告が出力されていた(これらの警告は無害だが、ユーザが重要な警告として捉える可能性があった)(
Bug#46385
)。
・
GROUP_CONCAT(...ORDERBY)
の見積もりにソートバッファの割り当てが必要な場合に、割り当てに失敗すると、サーバがクラッシュした(
Bug#46080
)。
・テーブルが満杯状態であるなどのエラーの後に
INSERTIGNORE
を実行すると、デバッグビルドで表明違反が発生する可能性があった(
Bug#46075
)。
・アイテムをサブクエリから外部クエリに移動する最適化により、サーバクラッシュが発生する可能性があった( Bug#46051 )。
・Valgrindのいくつかの警告が修正された( Bug#46003 、 Bug#46034 、 Bug#46042 )。
・SSL初期化時にSSLファイルの読み取りに問題が発生すると、サーバは、エラーログではなく
stderr
にエラーメッセージを書き込んでいた(
Bug#45770
)。
・RPMパッケージにおけるMySQLABからSunMicrosystems,Inc.へのベンダ名の変更が、RPMパッケージを使用してMySQLをアップグレードしたときにグレースフルに処理されなかった( Bug#45534 )。
・GUIインストーラを使用したWindowsのインストールが失敗し、以下のメッセージが表示されていた。
MySQL Server 5.1 Setup Wizard ended prematurely The wizard was interrupted before MySQL Server 5.1. could be completely installed. Your system has not been modified. To complete installation at another time, please run setup again. Click Finish to exit the wizard
この問題は、一部の環境で正常に実行できない可能性のあるMSIインストーラの手順が原因である( Bug#45418 )。
・Windowsでのコンパイラ警告が修正された( Bug#45287 )。
・圧縮されたクライアント/サーバプロトコルを使用すると、無効なメモリ読み取りが行われる可能性があった( Bug#45031 )。
・無効な入力により、解析時に無効なメモリ読み取りが行われる可能性があった( Bug#45010 )。
・インスタンス削除後に新規インスタンスを作成すると、セキュリティ設定を正しく適用できないため、インストールが正常に完了しなかった( Bug#44428 )。
・サーバが必ずしも
hash_init()
関数呼び出しの戻り値をチェックしなかった(
Bug#43572
)。
・一部のプラットフォームでスタック成長テストに失敗し、これがサーバクラッシュの原因となっていた( Bug#42213 )。
・
SHOWPROCESSLIST
が、同時セッションで実行されたストアドプロシージャの解放メモリにアクセスする可能性があった(
Bug#38816
)。
・Windowsへのインストール中、[MySQLInstanceConfigurationWizard]ウィンドウが、使いにくい小さいサイズで開くことがあった( Bug#38723 )。
・ make_binary_distribution により必ずしも正しいディストリビューション名が生成されなかった( Bug#37808 )。
・
SELECTMATCH(a)AGAINST('test')FROMt1ORDERBYMATCH(a)AGAINST('test')
のように、SELECTリストと
ORDERBY
句に重複した
MATCH()
関数呼出しを含むプリペアドステートメントを実行すると、サーバがクラッシュした(
Bug#37740
)。
・GUIインストーラを使用したWindowsへのインストール中、インストーラがMySQLサービスのインストール完了まで待たないためにインストールに失敗し、
root
パスワードなどのセキュリティ設定が正しく適用されない可能性があった(
Bug#30525
)。
・
InnoDB
は、同時トランザクション数の制限(1023)に達すると、それに関する説明的なメッセージをエラーログに書き込むが、クライアントには誤解を招く可能性のあるメッセージを返していた。または、表明違反が発生した(
Bug#18828
)。