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MySQL 5.1.34 リリースノート (日本語翻訳)
修正されたバグ:
・
レプリケーション
:
重要な注意事項
:
ログに記録する変更に
252
以上のカラムが含まれていると、
--binlog_format=ROW
を使用したバイナリログが失敗した。この問題が混合形式またはステートメントベースのログで発生することは認識されていなかった(
Bug#42977
)。
Bug#42914 も参照。
・
レプリケーション
:
無効なディレクトリを
--slave-load-tmpdir
に対して割り当てると、レプリケーションスレーブがクラッシュした(
Bug#42861
)。
・
レプリケーション
:
mysql.procs_priv
システムテーブルは複製されなかった(
Bug#42217
)。
・
レプリケーション
:
TIMESTAMP
カラムへの
INSERTDELAYED
が、同じカラムに対する
DELAYED
未使用の挿入と同時に発行され、その挿入の後に適用された場合、
INSERTDELAYED
は、
DELAYED
未使用の挿入によって生成されたものと同じタイムスタンプを使用してログに記録された(
Bug#41719
)。
・
レプリケーション
:
LOAD_FILE()
関数を含むステートメントの場合、
MIXED
バイナリログ形式が行ベースのモードに切り替わらなかった(
Bug#39701
)。
・
レプリケーション
:
サーバ
SQLモードに
IGNORE_SPACE
が含まれている場合、
LOADDATAINFILE...INTO
tbl_name
はバイナリログから正しく読み込まれなかったため、このステートメントのステートメントベースのレプリケーションは失敗した。つまり、後続スペースが省略されたため、このステートメントはスレーブでの実行時に構文エラーを発生して失敗した(
Bug#22504
)。
Bug#43746 も参照。
・
SUPER
権限のないユーザがシステムスレッドを強制終了しようとすると、サーバがクラッシュする可能性があった(
Bug#43748
)。
・Windowsでは、リンク依存関係が
CMakeLists.txt
で正しく指定されていないと、
mysql_embedded
、
mysqltest_embedded
および
mysql_client_test_embedded
に対するリンクエラーが発生した(
Bug#43715
)。
・先行する
SETsql_select_limit=0
ステートメントをクライアントが実行した後などに、現在のデータベース名を要求して空の結果が返されると、
mysql
がクラッシュした(
Bug#43254
)。
・
version_comment
システム変数の値が長すぎる場合、
mysql
クライアントは切り捨てられた起動メッセージを表示した(
Bug#43153
)。
・以下の形式のクエリは、空の結果を返した。
SELECT...WHERE...( col = col AND col = col )OR...( falseexpression )
( Bug#42957 )
・ソースディストリビューションには、
strings/CHARSET_INFO.txt
ファイルが含まれていなかった(
Bug#42937
)。
・
mysys/my_error.c
にダングリングポインタがあると、クライアントがクラッシュする可能性があった(
Bug#42675
)。
・不明なタイムゾーン指定を
CONVERT_TZ()
に渡すと、メモリリークが発生した(
Bug#42502
)。
・3つ以上の引数を使用すると、
LEAST()
、
GREATEST()
、および
CASE
は
Illegalmixofcollations
という
エラーを不必要に返す可能性があった(
Bug#41627
)。
・行が内部バッファよりも長い場合は、 mysql クライアントが入力を正しく解釈しない可能性があった( Bug#41486 )。
・
mysql
によって表示されたhelpコマンド出力では、
\c
(clear)コマンドの説明が誤解を招くような内容になっていた(
Bug#41268
)。
・
マルチスレッド操作では、
C
クライアントライブラリの
load_defaults()
、
my_search_option_files()
、および
my_print_default_files()
関数が競合状態になりやすかった(
Bug#40552
)。
・
--basedir
を指定した場合、
mysqld_safe
は
my_print_defaults
の検索時に
--basedir
を使用しなかった(
Bug#39326
)。
・
--with-max-indexes=128
オプションを使用してMySQLを構成すると、
mysqld
がクラッシュした(
Bug#36751
)。
・
join_buffer_size
変数を最小値に設定すると、間違った警告が発生した(
Bug#36446
)。
・ソースカラム式がローカル変数を参照する場合、
NAME_CONST()
を使用すると、
CREATETABLE...SELECT
ステートメントで問題が発生する可能性がある。これらの参照を
NAME_CONST()
式に変換すると、マスタサーバとスレーブサーバとで異なるカラム名や、長すぎて正しいカラム識別子にならない名前が生成されることがある。対処法として、ローカル変数を参照するカラムのエイリアスを入力する。
現在は、起こりうる問題を示す場合に警告が発行されるようになっている( Bug#35383 )。
・サーバクラッシュの影響を受けたARCHIVEテーブルのチェックまたは修復を試みると、144内部エラーが返され、データは回復不能のように見受けられた( Bug#32880 )。
・
SHOWPROCESSLIST
出力の
Time
カラムと、
INFORMATION_SCHEMA.PROCESSLIST
テーブルのTimeカラムの値には、負の値を使用できるようになった。以前の符号なしのTimeカラムでは、負の値は大きな正の値として間違って表示されていた。スレッドが
SETTIMESTAMP=
value
を使用して時間を先に進めた場合や、スレーブで実行されているスレッドが、スレーブよりも時計が進んでいるマスタからのイベントを処理している場合は、負の値が発生する可能性がある(
Bug#22047
)。
・
FEDERATED
テーブルを含む
mysqldump
ダンプファイルには
FEDERATED
テーブルのデータが入っていたため、このダンプファイルの復元は失敗した。現在は、テーブル定義だけがダンプされるようになっている(データが別の場所に置かれているため)(
Bug#21360
)。