GlassFish情報
GlassFishとは
GlassFish(グラスフィッシュ)は、オープンソースでJakarta EE準拠のアプリケーションサーバです。内部にさまざまな機能のコンテナを備えて、ウェブ上で動作する業務システムの開発・構築・運用までの工程を網羅的に一括管理することが可能となります。GlassFish7 からは、Jakarta EE 10 に加えMicroProfile Config、MicroProfile JWT API、Jakarta MVC 2.0 がサポートされるようになりました。
GlassFish導入のメリットとして、豊富なコンテナ群による広範囲かつ容易に実現する拡張性や安定した挙動、さらにはサーバ構築のデファクトスタンダードであるJakarta EE互換実装による、業務システム開発の短縮化・一本化・コスト削減が望めるなどが挙げられます。
GlassFishはこれまで、オープンソース版「GlassFish Server Open Source Edition」と商用版「Oracle GlassFish Server」に分かれていましたが、商用版は今後提供されずOracle GlassFish Server 4.xの商用サポート付きでのリリースはされません。
GlassFishは、JavaEE(Jakarta EEに改名)とともにOracle社からEclipse Foundationへソースコードが寄与され、Eclipse GlassFishとして現在も開発が続けられています。
主な特徴
GlassFish(グラスフィッシュ)は、次のような特徴があります。
- 最新のJakarta EEに準拠
- 高機能の管理コンソールやクラスタリングのサポート
- さまざまな機能を付与する豊富なコンテナ群
- 開発者および運用向けのツールと機能
導入事例
GlassFishは、オープンソースのアプリケーションサーバソフトウェアとして、さまざまな規模の企業システムでの導入実績が増えています。
こんなお客様にGlassFishの導入をおすすめ
次のようなお客様に、GlassFish(グラスフィッシュ)の導入をオススメします。
- Java アプリケーションの標準仕様である Jakarta EE を採用したい
- 基幹システムにも対応する信頼性が必須だ
- 将来性のあるアプリケーションサーバを長く使いたい
- 機能の頻繁な追加・更新を考えている
動作環境
動作するJDKのバージョンは、JDK11からJDK20で、MicroProfileを使用する場合はJDK17以上が必要です。(Eclipse GlassFish v7.xの場合)
GlassFishのライセンス
Eclipse GrassFish(グラスフィッシュ)ソフトウェアは、Eclipse Public License 2.0とクラスパス例外を含むGPLの二重ライセンスです。
Oracle GlassFish(グラスフィッシュ)ソフトウェアは、CDDLライセンスとクラスパス例外を含むGPLの二重ライセンスです。
ソフトウェアのコピーや配布、ソースコードの公開を原則として、ソースコードの自由な改変も認められています。
オープンソース年間サポートサービス
OpenStandiaではOSSを安心してご利用いただけるように、オープンソース年間サポートサービスをご提供しております。
サポートしているOSSは下記ページをご参照ください。
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