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Fedora情報更新日:2026/03/10

Fedoraとは

Fedora(フェドラ)はLinuxディストリビューションの一つであるオープンソースのオペレーティングシステム(Operating System, OS)で、Red Hat Linuxの流れを汲んでいます。
Red Hat Linuxは2003年に開発・無償提供が終了し、新たに商用版としてRed Hat Enterprise Linux(RHEL)が提供されるようになりました。その一方で、同じ流れを汲むコミュニティ主導の無償版ディストリビューションの提供を目的としてFedoraプロジェクトがスタートしました。
Fedoraは商用版であるRed Hat Enterprise Linuxへのフィードバックという役割を負っており、マーケットの声をもとに先進的な機能を積極的に取り入れています。したがって、同じくLinuxディストリビューションとして人気が高いUbuntuなどと比較した場合、最も明確に現れる違いは「先進性」と「安定性」のバランスになります。
FedoraではRed Hat Enterprise Linuxに採用される新機能がいち早く実装されるため、将来の企業向けシステム動向を見極める上で注目されています。したがって、新しい機能を早く検証したいというニーズに対してFedoraは有力な選択肢となります。
また、現在では安定性も大幅に改善されており、最新技術の検証用途から企業における開発用途に至るまでLinuxディストリビューションとしての評価を高めています。

Fedoraはバージョン6までFedora Core(フェドラコア)という名称で呼ばれていましたが、バージョン7からFedoraに変更されました。
2016年6月にリリースされたFedoraバージョン24ではアプリケーションの配布方式として Flatpak(旧称 xdg-app)が導入されました。Flatpak形式に対応したデスクトップアプリケーションは他の Linuxディストリビューション上でもインストール・実行可能です。
FedoraではFedora Server、Fedora Workstationなど6つのエディションが用意されており、 用途に応じたエディションを選択することができます。

主な特徴

Fedora(フェドラ)は、次のような特徴があります。

  • 新しい技術(最新のLinuxカーネル、仮想化・コンテナ技術など)をより早く導入
  • ハードウェアの自動検出・インストール機能
  • Fedora13以降、安定性が大幅に向上
  • システムのロールバック機能を標準搭載
  • Red Hat社がスポンサーとなり、コミュニティと共同で開発されている

主な機能は以下の通りです。

Fedora42

Fedora43

カーネル

Linux 6.14

Linux 6.17

インターフェース

GNOME 48, KDE Plasma 6.3

GNOME 49, KDE Plasma 6.4

パッケージ管理

DNF5/Flatpak
(dnf5はテスト導入)

DNF5/Flatpak

SELinux

ログ取得

systemd-journald

systemd-journald

EOL

2026年5月

2026年12月

Fedoraには以下のエディションが用意されています。

Fedora Workstation

開発者向けの機能を強化しており、さまざまなプログラミング環境を迅速に構築できる。Fedora Desktopからのリニューアル。

Fedora KDE Plasma Desktop

KDE Plasmaを使った次世代パーソナルデスクトップ環境。カスタマイズ性が高く、動作も軽快で高速。ウィジェットやKDEコミュニティ製の高機能なアプリケーションが揃う。

Fedora Server

ファイルサーバ、Webサーバ、データベースサーバ、IaaS向けを含む多種なサーバ用途向け。

Fedora IoT

IoTプラットフォーム向け。

Fedora CoreOS

OS機能を最小限にしたコンテナ向けで、自動アップデート機能が特徴の一つ。

Fedora Cloud

クラウドに最適化されたミニマムで軽量なVM環境向け。

動作環境

前提となる動作環境は以下の通りです。

最小システム構成

  • 2GHz以上のデュアルコアプロセッサ
  • 2GBのシステムメモリ
  • 15GBの未使用ドライブ領域

推奨システム構成

  • 2GHzクアッドコアプロセッサ
  • 4GBのシステムメモリ
  • 20GBの未使用ドライブ領域

※ユースケースによってはより多くのリソースを必要とすることがあります。

Fedoraのライセンス

Fedora 22 以降、Fedora Project が自ら作成したコードやドキュメント(例:spec ファイル、ビルドスクリプト、Web コンテンツ等)にはMITライセンスが適用されます。
ただし、Fedora に同梱されている各 rpm パッケージはそれぞれ元の upstream ライセンス(GPL、LGPL、Apache、BSD、MIT など)をそのまま保持しています。このMITライセンスがそれらのライセンスを上書きしたり変更したりすることはありません。
したがって、Fedora Project が作成した部分は MIT ライセンスの条件下で自由に利用・配布できますが、個々のパッケージは各パッケージ固有のライセンスに従う必要があります。

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