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更新日:2022-05-24

ArgoCDの概要

Argo CDは、Argo プロジェクトのサブプロジェクト一つの KubernetesのためのGitOpsに則ったCD(Continuous Delivery)ツールです。

2017年に始まったArgo プロジェクトは、Argo Workflows、Argo CD、Argo Events、Argo Rolloutsなどのサブプロジェクトを持っており、2020年4月にはCNCF(Cloud Native Computing Foundation)インキュベータープロジェクトになっています。 Argoという名前はギリシャ神話のアルゴー船から採用されており、そのマスコットは同名のタコの一種をイメージしたものになっています。

Agro CDは"CD" という名前のとおり、継続的デリバリーに特化したツールであり、CI(Continuous Integration)の機能はありません。そのため、CIツールとは別途、他の方法で統合する必要があります。
Argo CDでは、目的とするアプリケーションの状態の定義元(マニフェスト)として、Gitレポジトリを使用するというGitOpsパターンに従います。Argo CDでの、Kubernetesマニフェストは標準のYAML/json 以外に、KustomizeやHelm chart、ksonnet、jsonnet等、複数の方法で指定が可能です。
Argo CDでは、Gitレポジトリの状態に合わせて、自動デプロイメントを行います。アプリケーションの構成がGitで管理されているため、特定のブランチやタグの更新に追従が可能です。また、配備されたアプリケーションに何らかの問題があった場合にも、特定のコミットバージョンに即座に戻したりすることが可能です。
Argo CDは、実行中のk8sアプリケーションを継続的に監視しており、現在の状態と、Gitレポジトリの状態を比較するKubernetesコントローラーとして実装されています。現在の状態とGitレポジトリの状態に差がある場合にその違いを視覚化し、自動もしくは手動でアプリケーションの同期を行います。

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Argo CDの主な特徴

自動デプロイ
指定された環境へアプリケーションを自動的にデプロイ
設定管理/テンプレートツールのサポート
Kustomize、Helm、Ksonnet、Jsonnet、plain-YAMLなどをサポート
マルチクラスタ対応
複数のk8sクラスタを管理、デプロイ可能
SSO統合
OIDC、OAuth2、LDAP、SAML 2.0、GitHub、GitLab、Microsoft、LinkedIn とのSSO統合可能
認可機能
マルチテナントや、RBACポリシーに対応
ロールバック
Gitレポジトリ上にコミットされたアプリケーションのどの時点へもロールバックが可能
ヘルスチェック
アプリケーションリソースのヘルスステータス分析が可能
ドリフト検知および可視化
設定のドリフト検知および可視化を自動で行う
アプリケーション同期
自動もしくは、手動で理想とする状態に同期可能
Web UI
アプリケーションのアクティビティをリアルタイムビューで提供
CLI
自動化およびCI 統合のためのCLIを提供
Webhook 統合
GitHub、BitBucket、GitLabなどのWebhook統合に対応
自動化トークン
自動化のためのアクセストークンをプロジェクト単位で発行
PreSync/Sync/PostSyncフック
複雑なアプリケーション展開をサポートするためのPreSync/Sync/PostSyncフックに対応(たとえば、ブルーグリーン・デプロイメントや、カナリーリリースのような)
監査証跡
アプリケーションイベントや、APIコールの監査が可能
Prometheus対応
Prometheusメトリックスを標準でサポート
パラメータオーバーライド
Git上のksonnet/helmのパラメータを上書き可能

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Argo CDの動作環境

Argo CDは、Kubernetesのコンポーネントとして動作するため、オンプレミスもしくは、クラウド上のKubernetes環境で動作します。

  • オンプレミス/クラウドに独自に構築したKubernetes環境
  • クラウドのマネージドサービスのKubernetes環境

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類似の機能をもつOSS

Kubernetes / GitOpsに対応した類似のオープンソースのCDツールとしては以下のものがあります。

  • Jenkins X
  • FluxCD
  • Spinnaker

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Argo CDのライセンス

Argo CDのライセンスは、「Apacheライセンスバージョン2」(Apache License version2)というライセンスに基づいて公開され、営利、非営利を問わず、誰でも自由かつ無償で利用・改変・再配布できるようになっています。

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Argo CDの公式サイト

https://argo-cd.readthedocs.io/en/stable/

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Argo CDのダウンロードサイト

https://github.com/argoproj/argo-cd/releases

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Argo CDのサポート

NRIではお客様のご要望に応じて様々な支援ができるサービスをご用意しました。
詳細は下記ページをご確認ください。

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