バージョンアップ情報
Echo情報
Echoの概要
Echo(エコー)は、2015年にリリースされたWebアプリケーションを構築するための強力なオープンソースのフレームワークです。Echoは、Go言語で書かれており、シンプルで柔軟なパフォーマンスに優れたスケーラブルなWebアプリケーションを構築するための強力なツールを提供します。
Echoの特徴
Echoには、以下のような機能があります。
機能 |
説明 |
---|---|
最適化されたルーター |
Echo は動的メモリ割り当て無しで動作する、高度に最適化された HTTP ルーターを備えており、 |
スケーラブル |
堅牢でスケーラブルな RESTful API を簡単に構築できます。これにより増加したトラフィックや機能をシームレスに処理できるようになります。 |
オートマチック TLS |
Let's Encrypt からの TLS 証明書のインストールを自動的に処理することで、最小限の労力でアプリケーションを安全に保護できます。 |
HTTP/2 のサポート |
HTTP/2 プロトコルのサポートにより Web アプリケーションの応答速度が向上します。 |
ミドルウェア |
アプリケーションの機能とセキュリティを強化するための豊富な組み込みミドルウェアが提供されます。 |
データバインディング |
JSON、XML、フォームデータなどの HTTP リクエストペイロードのバインドプロセスを簡素化します。 |
データレンダリング |
さまざまなタイプの HTTP 応答を送信するための多用途 API を提供します。 |
テンプレート |
任意のテンプレートエンジンを使用したテンプレートレンダリングをサポートします。 |
拡張可能 |
さまざまなレベルでの拡張性を提供しており、カスタムミドルウェア、プラグイン、またはコンポーネントを作成して、サードパーティの機能をシームレスに統合できます。 |
Echoと類似する機能を持つ製品には Net/http パッケージ、Gin、Fiber、Beegoがあります。
ユースケース
Echo は軽量でパフォーマンスに優れ、堅牢な Web アプリケーションの構築のための多くの機能を提供しています。
また、柔軟なルーティングシステムとミドルウェアが開発をサポートします。Web アプリケーションの開発をされる場合は Echo の採用をご検討下さい。
動作環境
Go 1.13以上が必要です。Go 1.12のサポートは限定されており、一部のミドルウェアは利用できません。
Echoのライセンス
Echo のライセンスは、MITライセンスです。MITライセンスは、X Window System (X11)などのソフトウェアに適用されていることから、X11ライセンス、またはXライセンスとも表記されます。
MITライセンスは、数あるソフトウェアライセンスの中で最も制約が少なく、ソースコードの無償の使用のほか、改変、再配布することも認められています。
オープンソース年間サポートサービス
OpenStandiaではOSSを安心してご利用いただけるように、オープンソース年間サポートサービスをご提供しております。
サポートしているOSSは下記ページをご参照ください。
関連OSS
-
Gin
ジン。Go言語で書かれたWebフレームワークです。