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Gson

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Gsonとは

Gsonは、GoogleによってJavaで開発されたオープンソースのJSONパーサー/ジェネレーターライブラリです。
主な機能は、JavaオブジェクトとJSON(JavaScript Object Notation)形式のデータ間の相互変換(シリアライズ/デシリアライズ)を効率的に行うことです。
データベースで言えば、SQLiteのような存在で、軽量かつシンプルでAndroid端末等へのインプリメントには向いている反面、機能が限定されるため大規模なシステムにはやや不向きとなっています。

主な特徴

  • 簡潔なAPI: 最小限のコードでJavaオブジェクト⇔JSON変換が可能。
  • 型安全性: Javaの型システムを尊重し、適切な型変換を行う。
  • カスタマイズ性: 独自のシリアライザ/デシリアライザを定義可能。
  • 柔軟性: 複雑なオブジェクト構造や深くネストされたデータにも対応。
  • ストリーム処理: 大規模JSONファイルの効率的な処理が可能。
  • アノテーションサポート: フィールド名のカスタマイズや、特定フィールドの無視などが可能。

メリットとデメリット

メリット:

  • 使いやすく、習得が容易
  • 高いパフォーマンスと効率性
  • 豊富なドキュメントとコミュニティサポート
  • Android開発との高い親和性

デメリット:

  • 他のライブラリと比較して機能が限定的
  • 大規模プロジェクトでは設定が複雑になる可能性がある
  • 循環参照の自動検知機能が無く、循環参照がある場合注意が必要

類似プロダクト

特徴

Gson

Jackson

JSON-B

パフォーマンス

非常に高

使いやすさ

非常に高

カスタマイズ性

非常に高

ファイルサイズ

小 (約300KB)

大 (約2MB)

小~中
(実装に依存)

JavaEE/Jakarta EE 統合

統合機能無し

ユーザの設定により統合可

標準で統合済

アノテーションサポート

限定的

豊富

標準的

ユースケース

  • RESTful APIとの連携: Webサービスとのデータ通信
  • 設定ファイル処理: JSON形式の設定ファイルの読み書き
  • データ永続化: オブジェクトのJSONシリアライズによる保存と復元
  • クロスプラットフォームデータ交換: 異なるシステム間でのJSONベースのデータ交換
  • ログ解析: JSON形式のログファイルの解析
  • NoSQLデータベース連携: MongoDBなどのJSONベースのデータベースとの連携

動作環境

Java(ミニマムバージョン)

  • Gson 2.8.9 以前:Java 6
  • Gson 2.9.0 ~ 2.11.0:Java 7
  • Gson 2.12.0 以降:Java 8

Android(ミニマムバージョン)

  • Gson 2.10.1 以前: API レベル 19
  • Gson 2.11.0 以降: API レベル 21

Gsonのライセンス

GsonはApache License, Version2.0の下でリリースされているオープンソースソフトウェアです。
営利、非営利を問わず、だれでも自由かつ無償で利用・改変することができるほか、ライセンスのコピーの提供や変更内容の告知など、特定の条件を満たすことで再配布も認められています。

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    サポート対象

    Jackson

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