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Spring Cloud GCP情報更新日:2025/01/10

Spring Cloud GCPとは

Spring Cloud GCPは、Google Cloud Platform(GCP)サービス上での Spring アプリケーションの構築や管理を容易にするためのオープンソースプロジェクトです。Spring Cloud GCP は、2018年9月にGoogle社とSpring Frameworkの開発元であるPivotal Software社(現VMware Tanzu Labs)により発表されました。

主な特徴

Spring Cloud GCP を使用することでGCPの以下の機能を簡単に利用できるようになります。

GCPの機能

説明

Spring Cloud GCP Pub/Sub

非同期のスケーラブルなメッセージングサービス

Spring Data Cloud Spanner

フルマネージドのミッションクリティカルデータベース

Spring Data Cloud Datastore

スケーラブルなNoSQLドキュメントータベース

Spring Data Cloud SQL

MySQL、PostgreSQL用のフルマネージドリレーショナルデータベース

Cloud Logging、Tracing、Monitoring

可観測性を提供

Cloud Storage

データを保存するためのマネージドサービス

Identity-Aware Proxy(IAP)

アプリケーションへのアクセスを保護

Cloud BigQuery

AIに対応したフルマネージドのデータ分析プラットフォーム

Secret Manager

APIキー、パスワード、証明証などの機密データを保持

Cloud Key Management Service(Cloud KMS)

Service 暗号化キーの作成、インポート、管理

メリット・デメリット

Spring Cloud GCPのメリット・必要性

  • 既にSpring Framework をご利用であれば、全体のアーキテクチャの一貫性が保たれ、スムーズな移行が望めます。
  • Google GCPの機能を簡単に利用できるようになり、Google GCP上でのSpringアプリケーションの開発を助けます。

Spring Cloud GCPのデメリット・注意点・課題

  • Google GCPのインフラストラクチャに依存しているため、アプリケーションをオンプレミスや他のクラウドサービスで利用する場合、変更作業が発生することが考えられます。
  • Spring Cloud GCPやGoogle GCP特有の設定やサービスに関しての学習に時間がかかる可能性があります。

動作環境

Spring Cloud GCP に対応する Spring Boot、Spring Cloud のバージョンは下記に記載されています。

Spring Cloud GCPのライセンス

Spring Cloud GCPのライセンスは、「Apacheライセンスバージョン2」(Apache License version 2)というライセンスに基づいて公開され、営利、非営利を問わず、誰でも自由かつ無償で利用・改変・再配布できるようになっています。

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