更新日:2023-03-22
tRPCの概要
tRPC(ティーアールピーシー)とは、フルスタックのTypeScript開発者向けのフレームワークです。
APIエンドポイントを静的に型付けし、クライアント・サーバ間で共有することが可能です。
近年、GitHubのスター数が急上昇しており、盛り上がりを見せているフレームワークです。 類似の機能を提供するGraphQLと比較して、tRPCは学習コストが低く、より緊密にサーバーとアプリを結合します。
tRPCの主な特徴
- クライアント・サーバ間での型情報の共有
型情報をクライアント・サーバ間で共有することができるため、データ型の不一致を防ぐことが可能です。 - 機能ごとに分割されたパッケージ
tRPCでは分割されたパッケージから、用途にあわせて必要なものだけを選択して導入できます。
基本的な@trpc/server,@trpc/clientパッケージのほか、tanstack/react-query、Next.jsの連携パッケージも提供されています。
その他、必要に応じてコミュニティベースのライブラリも利用可能です。 - TypeScript前提
tRPCはフロント・バックエンドがTypeScriptであることが前提となるため、言語が混在している場合はGraphQL等、他の案を検討する必要があります。
tRPCの動作環境
tRPCを利用するためには、TypeScriptの4.7以上が必要となります。
また、non-strictモードが正式にサポートされていないため、"strict"-trueを利用することが推奨されます。
tRPCのライセンス
tPRCは、MITライセンスです。
ソースコード公開の有無に関わらず、自由な再利用が認められています。
tPRCのライセンスについてご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
参考情報
tPRCのサポート
NRIではお客様のご要望に応じて様々な支援ができるサービスをご用意しました。
詳細は下記ページをご確認ください。