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Zabbix

Zabbix最新情報

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Zabbixバージョンアップ情報

■2023-11-07
[VerUP]Zabbix 6.4.8(リリース日:2023/10/31)
■2023-11-07
[VerUP]Zabbix 6.0.23(リリース日:2023/10/31)
■2023-11-07
[VerUP]Zabbix 5.0.39(リリース日:2023/10/30)
■2023-11-07
[VerUP]Zabbix 4.0.50(リリース日:2023/10/30)
■2023-10-03
[VerUP]Zabbix 6.4.7(リリース日:2023/09/26)
■2023-10-03
[VerUP]Zabbix 6.0.22(リリース日:2023/09/25)
■2023-10-03
[VerUP]Zabbix 5.0.38(リリース日:2023/09/25)
■2023-10-03
[VerUP]Zabbix 4.0.49(リリース日:2023/09/25)
■2023-08-29
[VerUP]Zabbix 6.4.6(リリース日:2023/08/22)
■2023-08-29
[VerUP]Zabbix 6.0.21(リリース日:2023/08/22)

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更新日:2023-04-24

Zabbixの概要

Zabbixとは、サーバ、ネットワーク、アプリケーション、ネットワーク機器などの障害およびパフォーマンスを集中監視するためのオープンソースの統合監視ソフトウェアです。

Zabbixはオープンソースでありながら統合監視に必要な監視機能、障害検知機能、通知機能などを豊富に備えており、セットアップが簡単であること、Webベースの使いやすい管理インタフェースで設定プロセスが容易であること、大規模な監視への対応、可視化機能、SNMPへの対応などが特徴です。

Zabbixは、ラトビアのアレクセイ・ウラジシェフ氏によって1998年に開発され、2004年に最初の安定版バージョン1.0がリリースされました。
現在も、ウラジシェフ氏が設立したZabbix SIA社が中心となって開発や機能改善が進められており、システム全体をZabbixひとつで監視することが可能な本格的かつプロフェッショナルな統合監視ソフトウェアとして、近年、日本での注目度や人気が高まってきています。

また、Zabbixは高機能な統合監視ソフトウェアでありながら、エンタープライズバージョンは存在せず、Zabbixの全機能を無料で利用することが可能です。(サポートは有償)

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Zabbixの特徴

主な特徴は以下のとおりです。

操作性 特別なクライアントのインストールは不要で、Webブラウザさえあれば簡単な操作で監視ステータスの表示や設定を行うことができる
高機能 多数の監視機能をデフォルトの機能として提供するほか、システム状況をグラフィカルに表示させるカスタムグラフ、ダッシュボード、ネットワークマップなどの作成機能といった可視化機能も装備
高い拡張性 独自のカスタムスクリプトを利用して監視機能を容易に拡張可能
マルチプラットフォーム さまざまなサーバOSおよびクライアント環境に対応
コスト効果 サーバやエージェントのライセンス費用がかからないため、商用製品に比べて大幅に導入コストを削減

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Zabbixの機能

データの収集
  • 任意のソースからメトリックを収集
  • メトリックコレクションのカスタマイズ
  • Zabbixエージェントによる詳細なモニタリング
  • 任意のプロトコルによるエージェントレス監視
  • 合成モニタリングによるトランザクションのエミュレート
  • カスタムデータ収集方法の実装による監視の拡張
  • 収集したデータの正規化、最適化
障害検知
  • 障害のしきい値の定義
  • トレンド予測に対応
  • ベースラインモニタリングによる異常検出
アラート通知
  • アラートの受信
  • アラートメッセージのカスタマイズ
  • 解決のためのエスカレーション
  • Zabbixによる問題の自動解決
データの可視化
  • 収集したデータをさまざまな方法で表示
  • メトリックの分析し、グラフ化
  • インタラクティブなジオマップによる監視対象の追跡
  • マップ上のインフラストラクチャの現在のステータスを表示
  • スケジュールされたPDFレポートの作成
インフラストラクチャ全体を確認
  • ウィジェットベースの柔軟なダッシュボード
  • マルチテナント環境のための監視ソリューション
  • インベントリ情報を収集して表示する
ビジネスサービスの監視、KPIの追跡
  • 根本原因の分析による問題追跡の改善
  • ビジネスレベルの影響監視
  • SLAモニタリング
インフラストラクチャへのシームレスなデプロイ
  • 既存のシステムとZabbixの統合
  • ITSMおよびメッセージングシステムへのアラートの転送
  • Kubernetesデプロイメントをあらゆるレベルで追跡
  • Zabbix APIとの統合をカスタマイズ
エンタープライズグレードのセキュリティ
  • Zabbixコンポーネント間の通信の暗号化
  • アクセス許可スキーマで柔軟なアクセス制限
  • ユーザーロールによるワークフローの保護
  • 既存のインフラストラクチャによるユーザーを認証
  • 機密の保護
  • コンフィグレーションの変更を追跡
  • データ収集の制限
オンプレミス及びクラウドへの素早い導入
  • 数分でインストール
  • すぐに使用できるテンプレートによる時間節約
  • ネットワーク上のデバイスとサービスの検出
  • メトリック収集と問題しきい値の作成の自動化
  • エージェントの展開の自動化
  • オンボードおよびオフボードのデバイスを自動的に検出
  • シームレスなアップグレードによりインフラストラクチャを最新の状態に保つ
制限なしのスケーリング
  • Zabbixインフラストラクチャのスケールアップ
  • データ損失を気にせずに遠隔地の監視
  • 高可用性によるダウンタイムの回避
  • さまざまなデータセットの保存

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Zabbixの主なプロセス

  • Zabbix Server
    ・Zabbixの中心となるプロセス、監視および監視データの収集、設定などの管理を行う
  • Zabbix Agent
    ・監視対象サーバにインストールし、動作するソフトウェア
    ・監視対象サーバのリソース情報やアプリケーション稼働情報などを収集し、Zabbixサーバへ送信
  • Zabbix Agent2
    ・従来のZabbix Agentに代わる新世代のエージェント
    ・カスタムプラグインにより機能の拡張が可能
    ・TCP接続を減らす、チェックの同時進行性の改善
  • Proxy
    ・Zabbixサーバに代わって1つ以上の監視対象よりデータを収集し、Zabbix Server にデータを送信する
    ・ProxyをデプロイすることによりZabbix Serverの負荷を分散することが可能
  • Java gateway
    ・アプリケーションをJMXでネイティブに監視
  • Sender
    ・パフォーマンスデータを Zabbix Server に送信するコマンドラインユーティリティ
    ・可用性とパフォーマンスデータを送信するために、ユーザースクリプトなどで使用
  • Get
    ・Zabbix Agent から情報を取得するためのコマンドラインユーティリティ
    ・トラブルシューティングで使用
  • Js
    ・埋め込みスクリプトのテストに使用できるコマンドラインユーティリティ
    ・ユーザースクリプトの実行で使用
  • Web Service
    ・外部Webサービスと通信し、スケジュールされたレポートを生成、送信する
    ・HTTP(S)経由でWebサービスに接続する(同じホストにGoogle Chromeのインストールが必要)

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Zabbixと同様の機能を提供する商品製品

商用ソフトウェア製品では、Tivoli、JP1、WebSAM、Senjuなどが、Zabbixと同様の機能を提供しています。

同じオープンソース製品では、 Hinemos、Nagios、Hyperic HQ、Scalrなどが Zabbixと同様の機能を提供しています。

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Zabbixの導入事例

Zabbixは次のようなお客様に導入されています。

  • 早期にサーバを監視でき、柔軟かつ詳細に自動で設定ができる監視システムがほしい
     →ZabbixのAPI、テンプレート機能やオートディスカバリ機能により実現
  • 異なるプラットフォームにまたがって、同一の仕組みで監視運用をしたい
     →Zabbixはマルチアーキテクチャ、マルチプラットフォームに対応
  • 多数の導入実績があり、信頼のおける監視ツールを使いたい
     →Zabbixは大規模システムでの導入実績もあり、日本でのサポートも豊富である

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Zabbixの動作環境

前提となる動作環境は、以下のとおりです。(バージョン6.4の場合)

プラットフォーム Server Agent Agent2
Linux
IBM AIX  
FreeBSD  
NetBSD  
OpenBSD  
HP-UX  
Mac OS X  
Solaris  
Windows  
ハードウェア ・物理メモリ:128MB
・空きディスク容量:256MB
※必要なディスク・メモリーの量は、監視されているホストとパラメータの数に依存するため、長期利用の場合はGBレベルの空きが必要
・シリアル通信ポート、シリアルのGSMモデム ※SMS通知サポートを使用するために必要、USBシリアルコンバータも使用可能
ソフトウェア(DB) ・MySQL/Percona:8.0.30以降(※Zabbixのバックエンドデータベースとして使用されている場合。InnoDBエンジンが必要)
・MariaDB:10.5.00-10.11.x(※Zabbixのバックエンドデータベースとして使用されている場合。InnoDBエンジンが必要)
・Oracle:19c-21c(※Zabbixのバックエンドデータベースとして使用される場合)
・PostgreSQL:13.0-15.x(※Zabbixのバックエンドデータベースとして使用される場合)
・TimescaleDB for PostgreSQL:2.0.1-2.10(※Zabbixのバックエンドデータベースとして使用される場合。圧縮がサポートされているTimescaleDBのディストリビューションを使用)
・SQLite:3.3.5以降-3.34.x(※Zabbix proxiesのみサポート)
フロントエンド ・Apache HTTP Server:1.3.12以降
・PHP:7.4.0-8.2.X(PHP 8.0はベンダーサポート対象外のため、PHP 7.4以降の使用を推奨)
クライアントサイド(Webブラウザ) ・Google Chrome(※最新版)
・Mozilla Firefox(※最新版)
・Microsoft Edge(※最新版)
・Apple Safari(※最新版)
・Opera(※最新版)
サーバ <必須パッケージ>
・libpcre
・libevent
・libpthread
・zlib
<オプショナルパッケージ>
・OpenIPMI
・libssh2(バージョン1.0以降)
・fping
・libcurl(バージョン7.28.0以降を推奨)
・libxml2
・net-snmp
・GunTLS,OpenSSL または LibreSSL
Agent <必須パッケージ>
・libpcre
<オプショナルパッケージ>
・GnuTLS, OpenSSL または LibreSSL
Agent2 <必須パッケージ>
・libpcre
<オプショナルパッケージ>
・OpenSSL

※バージョンによって異なりますので、詳細はお問い合わせください。

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Zabbixのライセンス

Zabbixは、オープンソースの統合監視ソフトウェア製品であり、無償の「GPLライセンス(GNU General Public License) version2」を採用しています。

ソフトウェアのコピーや配布、ソースコードの公開を原則として、ソースコードの自由な改変も認められていますが、使用にあたってはGPLのライセンス使用条件に従う必要があります。
特に商用製品として使用する場合などは使用条件を詳細に確認する必要があります。
Zabbixのライセンスについてご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

※ "Zabbix is a registered trademark of Zabbix SIA"

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Zabbixの参考情報

Zabbix の公式サイト

Zabbix のダウンロードページ

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Zabbixのサポート

NRIではお客様のご要望に応じて様々な支援ができるサービスをご用意しました。
詳細は下記ページをご確認ください。

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