ActiveMQ情報
ActiveMQとは
ActiveMQはオープンソースのJavaベースのメッセージブローカーです。複数の標準規格プロトコル(AMQP、STOMP、MQTT 等)をサポートしており、幅広い言語(Java、C、C++、Ruby、Perl、Python、PHP等)とプラットフォームの中からクライアントを選択することができます。
現在、ActiveMQは2つの種類のサーバが提供されています。1つは、ActiveMQ "Classic"と呼ばれている従来のメッセージブローカーであり、もう1つは2014年にApache Foundationに寄贈された「HornetQ」のコードをベースとしているActiveMQ Artemisと呼ばれる次世代のメッセージブローカーです。ActiveMQ "Classic"は、AWSのAmazonMQというマネージド型サービスでも提供されている人気のあるプロダクトです。一方、ActiveMQ Artemisは、将来的に"Classic"とコードレベルで同等の機能レベルに到達すると、次期メジャーバージョンのActiveMQとなるプロダクトとして開発が行われています。
主な特徴
|
等の複数言語のクライアントライブラリが提供されています。 |
---|---|
多数のプロトコルをサポート |
等の複数のプロトコルをサポートします。 |
Enterprise Integration Patterns(EIP)のサポート |
Apache Camelライブラリを経由したEnterprise Integration Patterns(EIP)をフルサポートします。 |
Java Message Service(JMS)1.1およびJ2EE1.4をフルサポート |
一時的、永続的、トランザクション、XAメッセージングをサポートします。 |
先進的な機能のサポート |
Message Groups、Virtual Destinations、Wildcards、Composite Destinationといった先進的な機能をサポートします。 |
複数のJ2EEサーバに対応 |
Javaコネクタアーキテクチャ(JCA) 1.5に対応したリソースアダプターが含まれており、
などのJ2EE1.4準拠のJ2EEサーバで動作します。 |
多数のトランスポートプロトコルに対応 |
in-VM、TCP、SSL、NIO、UDP、マルチキャスト、JGroups、JXTAトランスポートといった多数のトランスポートプロトコルをプラグインできます。 |
高速な永続化 |
高性能なジャーナル機能とKahaDB(バージョン5.4以降)、JDBCにより、非常に高速な永続化をサポートします。 |
高性能な設計 |
クラスタリング、クライアントサーバ、ピアツーピアなどの通信で高い性能を発揮できるように設計されています。 |
Webストリーミングのサポート |
JMS over Ajaxを有効化することで、WebアプリケーションからAjaxを利用したActiveMQのメッセージ送受信をサポートします。 |
Web Serviceのサポート |
ActiveMQはApache AxisとApache CXFの双方をサポートします。ただし、Axisのサポートは非推奨となったため、ActiveMQ 5.8からは削除されました。 |
JMSの単体テストに最適 |
インメモリJMSプロバイダーとして利用が可能です。 |
類似プロダクト
類似機能をもつオープンソースのメッセージブローカーとしては以下のものがあります。
- Apache Kafka
- BullMQ
- Celery
- NATS
- NSQ
- Qutrunk
- RabbitMQ
動作環境
ハードウェア(空きディスク容量)
- 60MB(ActiveMQ 5.xのバイナリ版)(※)
- 300MB(ActiveMQ 5.xのソース版)(※)
※ メッセージをディスクに永続化する場合は別途空きスペースが必要
OS
Windows
- Windows XP SP2
- Windows 2000
- Windows Vista
- Windows 7
Unix
- Ubuntu Linux
- Powerdog Linux
- macOS
- AIX
- HP-UX
- Solaris
- その他JavaをサポートするUnix
環境
- JRE 1.8 以降(ソースコードからリビルドする場合はJDKが必要)
- Maven 3.0.0(ソースコードからビルドする場合のみ)
- Jarファイル群をクラスパスへ追加(ソースコードからビルドする場合のみ)
ActiveMQのライセンス
ActiveMQのライセンスは、「Apache License version2(Apacheライセンスバージョン2)」というライセンスに基づいて公開され、営利、非営利を問わず、誰でも自由かつ無償で利用・改変・再配布できるようになっています。
製品ダウンロード
オープンソース年間サポートサービス
OpenStandiaではOSSを安心してご利用いただけるように、オープンソース年間サポートサービスをご提供しております。
サポートしているOSSは下記ページをご参照ください。
関連OSS
-
サポート対象
OpenJDK
オープンジェイディーケー。JavaSE(Java Platform, Standard Edition)のオープンソースのリファレンス実装で、Oracle Java SE と同等の機能を持っています。
-
サポート対象
Apache Kafka
アパッチ カフカ。分散ストリーミングプラットフォームです。