DRBD とは?

DRBD

DRBD最新情報

NRIのOpenStandiaが提供するDRBD最新情報

DRBDの保守サポートサービスの内容はこちら DRBDの導入については、フォームからお問い合わせ下さい OSS全般の事例紹介はこちら

DRBDバージョンアップ情報

■2023-08-15
[VerUP]DRBD 9.2.5(リリース日:2023/08/09)
■2023-08-15
[VerUP]DRBD 9.1.16(リリース日:2023/08/09)
■2023-06-20
[VerUP]DRBD 9.2.4(リリース日:2023/06/05)
■2023-06-20
[VerUP]DRBD 9.1.15(リリース日:2023/06/05)
■2023-05-09
[VerUP]DRBD 9.2.3(リリース日:2023/04/04)
■2023-05-09
[VerUP]DRBD 9.1.14(リリース日:2023/04/04)
■2023-02-07
[VerUP]DRBD 9.2.2(リリース日:2023/01/30)
■2023-02-07
[VerUP]DRBD 9.1.13(リリース日:2023/01/30)
■2022-11-22
[VerUP]DRBD 9.2.1(リリース日:2022/11/14)
■2022-11-22
[VerUP]DRBD 9.1.12(リリース日:2022/11/14)

すべてを見る

更新日:2022-09-27

DRBDの概要

DRBD(ディーアールビーディー)は、「Distributed Replicated Block Device」の略で、ネットワークを通じて、複数のサーバ間のハードディスク(ブロックデバイス)をリアルタイムにレプリケート(複製)するソフトウェアです。
一般的な冗長構成であるRAIDとは違い、ネットワークを介してレプリケーションが行われるため、離れた拠点間での冗長化が可能です。そのため、地震などの自然災害や火事などの不測の事態においても、サービスが継続できる環境を構築することが可能となっています。

DRBDは1999年に、当時ウィーン工科大学の学生であったPhilipp Reisner氏が自身の修士論文として初バージョンを開発しました。現在は同氏が2001年11月にオーストリアのウィーンに設立したLINBITによってオープンソースとして開発が進められています。
2007年にはLinuxカーネルコミュニティにソースコードを提供しています。Linuxカーネルコミュニティも、DRBDの重要性を認め、2010年には正式にLinuxカーネルに統合されました。そのため、すべての主要なLinuxディストリビューションに展開されており、ハードウェアやソフトウェアに依存せずに高可用性を実現することができます。

LINBITコミュニティサイトでは、ケーススタディとして、カナダのオンライン大学やアメリカ政府運営の国立医学図書館などでの利用実績などを紹介しています。

DRBDは高可用性(HA)コンピュータークラスターで使用されていましたが、バージョン9以降は、クラウド環境での大規模なソフトウェアストレージプールの作成にも対応できるようになっています。

TOPに戻る

DRBDのライセンス

DRBD(ディーアールビーディー)のライセンスは、GPLv2(GNU General Public License v2)となっています。 GPLv2の適用範囲でソフトウェアのコピーや配布、ソースコードの公開を原則として、ソースコードの自由な改変も認められています。

DRBDのライセンスについてご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

TOPに戻る

DRBDの動作環境

DRBD(ディーアールビーディー)はLinuxカーネルモジュールを必要とするため、以下のようなディストリビューションで動作します。(バージョン9.0.xの場合)

  • Red Hat Enterprise Linux (RHEL)バージョン6、7、8
  • SUSE Linux Enterprise Server (SLES)バージョン11SP4、12、15
  • • Debian GNU/Linux 9 (stretch)、10 (buster)、11(bullseye)
  • Ubuntu Server Edition LTS 16.04 (Xenial Xerus)、LTS 18.04 (Bionic Beaver)、LTS 20.04 (Focal Fossa)
  •  

TOPに戻る

DRBDの特徴

DRBD(ディーアールビーディー)は、次のような特徴があります。

リアルタイムレプリケーション 上位アプリケーションがデバイスのデータを書き換えると、そのデータをリアルタイムでレプリケート。
アプリケーションから透過的 アプリケーションは、データが複数のホスト上に格納されていることを意識する必要がない。
同期/非同期に対応 同期でミラーリングを行う場合には、すべてのホストのディスクへの書き込みが完了した後で、アプリケーションが完了通知を受け取る。
非同期でミラーリングを行う場合は、ローカルディスクへの書き込みが完了した際に、すぐにアプリケーションが完了通知を受け取る。この際、他のホストへの書き込みは後で行われる。
シェアードナッシング DRBDとPacemakerを組み合わせることで、単一障害点を持たない安全なHAクラスタ環境を構築することができる。
共有(単一コンポーネント)ではなく、分散(冗長化)環境を簡易に実現できるため、ハードウェアの故障によるサービスの中断だけではなく、重要なデータの喪失を防ぐことができるなど、安全性の高いシステムを構成することが可能。
多ノード対応 最新版のDRBD9では、最大32ノードのリアルタイムレプリケーションが可能。
コスト効果 RAIDのような専用のハードウェアが不要で、Linuxカーネルに標準で取り込まれているため、商用製品に比べて大幅に導入コストを削減することができる。

DRBDにはカーネルモジュールと通信を行うための以下のような管理ツールがあります。

brbdadm DRBDのハイレベルユーティリティです。/etc/brbd.conf に設定された全てのパラメータを取得し、drbdsetup と drbdmeta のフロントエンドとして機能します。
brbdsetup カーネルにロードされたDRBDモジュールの設定を行います。ユーザが直接使用することはありません。
brbdmeta メタデータ の作成、ダンプ、リストアを行います。ユーザが直接使用することはありません。

TOPに戻る

DRBDと同様の機能を提供する製品

類似機能を提供するソフトウェア製品としては、Ceph、DataKeeper、Arcserve Replication/HA、GlusterFSなどがあります。また DRBD をWindows に移植した WinDRBD もあります。

TOPに戻る

DRBDのダウンロード

DRBD ダウンロードページ

TOPに戻る

DRBDのサポート

NRIではお客様のご要望に応じて様々な支援ができるサービスをご用意しました。
詳細は下記ページをご確認ください。

TOPに戻る

OpenStandiaに関する
資料請求・お問い合わせはこちら

  • 資料請求
  • お問い合わせ

※定期的にメンテナンスを実施しておりますが、一部情報が古い場合がございます。ご了承ください。

  • OpenStandiaサポート対象オープンソース|50種類以上のOSSのサポートをご提供します。
  • 人気midPoint
  • 人気Keycloak
  • 注目MongoDB
  • ForgeRock AM(OpenAM)
  • ForgeRock IDM(OpenIDM)
  • MongoDB
  • Postfix
  • Apache HTTP Server
  • ZABBIX
  • PostgreSQL
  • Apache Struts
  • Apache Kafka
  • Apache Hadoop
  • Apache Spark
  • Spring Framework
  • Apache Tomcat
  • Solr
  • iBATIS
  • DRBD
  • MySQL
  • JBoss
  • Ruby on Rails
  • Jaspersoft
  • OpenLDAP
  • Apache log4j
  • Apache Subversion
  • ForgeRock DS(OpenDJ)
  • Pacemaker
  • Samba
  • Red Hat Enterprise Linux
  • Nginx
  • BIND
  • Dovecot
  • Pentaho
  • sendmail
  • Courier-IMAP
  • ForgeRock DS(OpenDJ)
  • Heartbeat
  • Hibernate
  • Hinemos
  • MyBatis
  • MySQL Cluster
  • Apache Axis2
  • Squid
  • OpenSSO