Hibernate情報
- Hibernate とは
- 主な特徴
- 導入事例
- こんなお客さまにHibernateの導入をオススメ
- Hibernateのモジュール
- Hibernateのライセンス
- 製品ダウンロード
- オープンソース年間サポートサービス
- 参考情報
Hibernate とは
Hibernate(ハイバネート)は、Javaとリレーショナルデータベースで「O/Rマッピング」を実現するため設計された、オープンソースソフトウェアです。
オブジェクト指向言語(Java)で開発されたプログラムからデータベースの読み書きを実行する際、多くのプログラマがストレスにしてきた「同じようなコードを何度も書かなければならない苦痛」を肩代わりするのがHibernate(ハイバネート)の役割です。コード全体の記述量を削減することは、作業工数を圧縮するだけでなく、品質の均質化や人為的ミスの防止にも繋がります。
Hibernate(ハイバネート)は通常のJavaオブジェクトをベースにした言語であり、その設計と用途もシンプルです。導入にさほど負担がかからないこと、用途に合わせて独立開発されたモジュールが充実していることなどから、マッピングライブラリの定番となっています。
主な特徴
Hibernate(ハイバネート)は、次のような特徴があります。
- オブジェクトとデータベースを効率的にマッピングする
- 動作が軽い
- コーディングの記述量を削減できる
- Javaベースの言語なので新規習得の負担が少ない
- マッピングライブラリの中では特にユーザ数が多い
導入事例
Hibernateは、オープンソースのO/Rマッピングソフトウェアとして、中小から大規模まで、さまざまな業種・システムで幅広く利用されています。
OpenStandiaでの、Hibernate導入事例も数多くあります。代表的な事例は下記のものです。
- 「金融機関の基幹DBにMySQLを活用」 金融機関K社
- 「高いピーク性能が求められるオンライントレードシステムをオープンソースで実現」 証券会社 G社
こんなお客さまにHibernateの導入をオススメ
次のようなお客様に、Hibernate(ハイバネート)の導入をオススメします。
- プログラミングの工数を減らしたい
- よりシンプルで美しいコードを書きたい
- 人為的ミスを減らしたい
- 導入実績の多さを重要視している
- プログラマーのレベルに依存しないようにしたい(品質の均質化)
- 用途に合わせて最適なモジュールを使い分けたい
Hibernateのモジュール
Hibernate(ハイバネート)では、次のようなモジュールが提供されています。
モジュール名 |
概要 |
---|---|
Hibernate ORM |
(Hibernate4.1以前ではHibernate Coreとして 知られた)Java環境でO/Rマッピングを実現するコアモジュール。 |
Hibernate Search |
Hibernateモデルに対するApache Luceneを使用した全文検索機能を提供 |
Hibernate OGM |
NoSQLデータストアへデータを格納するための拡張機能を提供 |
Hibernate Validator |
モデルの検証を行う(JSR303:BeanValidatorの実装) |
Hibernate Tools |
Hibernateを使用するためのコマンドラインツールとIDEプラグイン |
Hibernate Reactive |
Hibernate ORMのリアクティブ版 |
Hibernateのライセンス
Hibernate(ハイバネート)のライセンスは、LGPL(※1) v2.1もしくはASL(※2) 2.0ライセンスです。
ソフトウェアのコピーや配布、ソースコードの公開を原則として、ソースコードの自由な改変も認められています。
Hibernate(ハイバネート)のライセンスについてご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
- GNU Lesser General Public Licenseの略。
- Apache Software Licenseの略。
製品ダウンロード
オープンソース年間サポートサービス
OpenStandiaではOSSを安心してご利用いただけるように、オープンソース年間サポートサービスをご提供しております。
サポートしているOSSは下記ページをご参照ください。
関連OSS
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サポート対象
MyBatis
マイバティス。iBATISの後継プロジェクトとして開発され、Javaならびに.NET Frameworkプラットフォームが対象のデータマッパーフレームワークです。