Hibernateの概要
Hibernate(ハイバネート)は、Javaとリレーショナルデータベースで「O/Rマッピング」を実現するため設計された、オープンソースソフトウェアです。
オブジェクト指向言語で開発されたプログラムからデータベースの読み書きを実行する際、多くのプログラマがストレスにしてきた「同じことを何度も書かなければならない苦痛」を肩代わりするのがHibernate(ハイバネート)の役割です。コード全体の記述量を削減することは、作業工数の圧縮と人為的ミスの防止にも繋がります。
Hibernate(ハイバネート)は通常のJavaオブジェクトをベースにした言語であり、その設計と用途もシンプルです。導入にさほど負担がかからないこと、用途に合わせて独立開発されたモジュールが充実していることなどから、マッピングライブラリの定番となっています。
Hibernateの主な特徴
Hibernate(ハイバネート)は、次のような特徴があります。
- オブジェクトとデータベースを効率的にマッピングする
- 動作が軽い
- コーディングの記述量を削減できる
- Javaベースの言語なので新規習得の負担が少ない
- マッピングライブラリの中では特にユーザ数が多い
こんなお客さまにHibernateの導入をオススメ
次のようなお客様に、Hibernate(ハイバネート)の導入をオススメします。
- プログラミングの工数を減らしたい
- よりシンプルで美しいコードを書きたい
- 人為的ミスを減らしたい
- Javaの技術レベルを向上させたい
- 用途に合わせて最適なモジュールを使い分けたい
Hibernateのモジュール
Hibernate(ハイバネート)では、次のようなモジュールが提供されています。
モジュール名 |
概要 |
---|---|
Hibernate ORM |
(Hibernate4.1以前ではHibernate Coreとして 知られた)Java環境でO/Rマッピングを実現するコアモジュール。 |
Hibernate Search |
Hibernateモデルに対するApache Luceneを使用した
全文検索機能を提供 |
Hibernate OGM |
NoSQLデータストアへデータを格納するための拡張機能を提供 |
Hibernate Validator |
モデルの検証を行う(JSR303:BeanValidatorの実装) |
Hibernate Tools |
Hibernateを使用するためのコマンドラインツールとIDEプラグイン |
Hibernateのライセンス
Hibernate(ハイバネート)のライセンスは、LGPL(※1) v2.1もしくはASL(※2) 2.0ライセンスです。
ソフトウェアのコピーや配布、ソースコードの公開を原則として、ソースコードの自由な改変も認められています。
Hibernate(ハイバネート)のライセンスについてご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
※.1 GNU Lesser General Public Licenseの略。
※.2 Apache Software Licenseの略。
Hibernateのダウンロード
Hibernateのサポート
NRIではお客様のご要望に応じて様々な支援ができるサービスをご用意しました。
詳細は下記ページをご確認ください。