バージョンアップ情報
Kotlin情報
Kotlinとは
Kotlin(コトリン)は、統合開発環境「IntelliJ IDEA」などの開発を行っているチェコのJetBrains社により2011年7月に発表され、2016年2月15日にバージョン1.0が正式リリースされたオープンソースのプログラミング言語です。
Kotlinは、JVM(サーバサイド、デスクトップ、その他)、JavaScript、Nativeなどのあらゆる環境で使用できることを目標とし、現在も積極的に開発が進められています。
Kotlinは、2017年のGoogle I/Oにおいて、Android の開発環境であるAndroid Studio 3.0の標準開発言語の一つとして正式採用されたことが発表されました。現在では、Androidアプリの推奨開発言語となっています。また、同年リリースされたSpring Framework 5にも標準開発言語としてサポートされました。2018年にGitHub上で最も開発者数が増えたプログラミング言語として注目されており、今後も普及が期待されています。
主な特徴
簡潔な構文 |
Kotlinは簡潔で表現力豊かな構文を持っています。冗長性が少なく、Javaより少ない行数で同じ機能を実現できるため、より効率的にコードを書くことができます。 |
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Javaとの相互運用性 |
オブジェクト指向のJVM言語として開発されたため、Javaプログラムとの相互運用が可能。 |
Null安全性 |
nullを許容しないNon-Null型の採用により、安全で簡素なコーディングが可能。 |
充実した統合開発環境 |
IntelliJ IDEA、Eclipse、Android Studioなどの充実した統合開発環境が存在。 |
演算子オーバーロード |
演算子のオーバーロードが可能。 |
高階関数 |
高階関数やクロージャ―が使用可能。 |
JavaScript変換 |
Kotlinで書いたコードをJavaScriptに変換可能。 |
ネイティブバイナリ |
Windows、MacOS、Linuxなどの環境のネイティブバイナリを作成可能。 |
類似プロダクト
- Java
- Groovy
- Scala
- Spring Framework
ユースケース
KotlinはJavaとの相互運用性により、豊富なライブラリが使用可能です。WebアプリケーションからAndroidアプリケーションといった様々なユースケースに対応可能です。
Kotlinのライセンス
KotlinのライセンスはApache License 2.0であり、ユーザーはそのソフトウェアの使用や頒布、修正、派生版の頒布の制限を受けません。 一部のサード・パーティー製のソースコードには、異なるライセンスが含まれています。
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