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Nomulus

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更新日:2022-05-24

Nomulus概要

Nomulusは2011年にGoogleが同社のトップレベルドメイン(TLD)レジストリのコアソフトウェアとして開発を開始し、2016年10月にオープンソースとして公開した、クラウドベースのオープンソースTLDレジストリプラットフォームです。
主にJavaで実装されていて、バックエンドデータベースにはGoogle Cloud Datastoreが使用されています。
Nomulusは水平スケーリングにより、1つの共有レジストリシステムでいくつものTLDを実行することが可能で、クラウド内に新たなTLDの作成、ドメイン名の所有権の追跡、登録、更新、可用性の確認、WHOISリクエストの処理などの管理を行うことが可能です。

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Nomulusの主な特徴

Nomulusの特徴として、以下のような機能を備えています。

Extensible Provisioning Protocol (EPP)
レジストラとレジストリの間の通信のための標準フォーマットであるXMLプロトコル。ドメイン名の登録、更新、確認、移管などの操作が可能です。
DNSインターフェース
このレジストリは、異なるDNSプロバイダを扱うために実装可能なプラグインインタフェースを提供します。Google Cloud DNS を使用した実装例や、BIND で動作する RFC 2136 準拠の実装例も含まれています。
WHOIS
登録されたドメイン名の所有者と連絡先を返す、テキストベースのプロトコル。
Registration Data Access Protocol(RDAP)
ドメイン名の所有権に関する構造化された機械読み取り可能な情報を返すJSON API。基本的には、WHOISの新バージョンとなります。
Registry Data Escrow (RDE)
TLDのすべての所有者情報をサードパーティのエスクロープロバイダーに毎日エクスポートし、深刻な障害が発生した場合に他のレジストリ運用者が引き継ぐことができるようにするものです。
Premium pricing
プレミアムドメイン名の価格を伝え、設定可能なプレミアム登録および更新価格をサポートします。拡張可能なインターフェースにより、完全なプログラムによる価格設定が可能です。
課金履歴
課金履歴はすべて記録されます。これにより請求書発行システムなどへの取り込みが容易になります。
Registration periods
Qualified Launch Partner、Sunrise、Landrush、Claims、General Availabilityなど、標準ジェネリックTLD(gTLD)のライフサイクルのすべての期間がサポートされています。
商標権者のためのブランド保護(TMCH)
商標を使用したドメインの登録を阻止することで、権利者がドメインを保護することが出来るようになります。
レジストラサポートコンソール
レジストラがレジストリシステムのアカウントを管理するために使用できる、セルフサービスのウェブコンソール。
レポーティング
必要な外部レポート(ICANN月次レジストリレポート、CZDS、課金、登録アクティビティなど)およびBigQueryを使用した内部レポートをサポートしています。
管理ツール
新しいTLDの作成と設定など、稼働中のレジストリシステムの管理に必要なあらゆる種類の管理タスクを実行することが可能です。
GAE プロキシ
App Engine StandardはHTTP/Sトラフィックのみを提供します。EPP、WHOISポートのトラフィックをHTTPSでApp Engineに転送するプロキシが提供されています。Google Kubernetes Engine上でのプロキシの設定方法は、こちらをご覧ください。 GKE上でプロキシを実行すると、ICANNのgTLDの要件に従って、IPv4とIPv6のアクセスをサポートします。また、プロキシは単一の jar ファイルとして、または修正を加えて他の Kubernetes プロバイダー上で実行することができます。

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Nomulusの動作環境

Nomulusは「Google Cloud Platform(GCP)」を活用したクラウドベースのプラットフォームで、「Google App Engine」上で動作します。

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Nomulusのライセンス形式

Nomulusのライセンスは、「Apacheライセンスバージョン2」(Apache License version2)というライセンスに基づいて公開され、営利、非営利を問わず、誰でも自由かつ無償で利用・改変・再配布できるようになっています。

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参考情報

Nomulus GitHub

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Nomulusのサポート

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