更新日:2019-08-21
Packerの概要
Packerは単一のソース構成から複数のプラットフォームに対してマシンイメージを作成するためのオープンソースです。軽量で主要なOS上で実行され高いパフォーマンスを発揮し複数のプラットフォームのマシンイメージを平行して作成します。
マシンイメージの形式はプラットフォーム毎に異なります。EC2のAMI、VMwareのVMDK/VMXファイル、VirtualBoxのOVFエクスポートなどがあります
最新バージョンは1.4.2です(2019年8月現在)
Packerの主な特徴
- 高速なインフラストラクチャ展開: Packerイメージを使用すると数秒でプロビジョニングされ、構築済みのマシンを起動することができます。
- マルチプロバイダの移植性: 単一ソースから複数のプラットフォームのイメージを作成できるため、AWSのプロダクション環境と、OpenStackでのステージング/QA環境、VMwareやVirtualBoxでの開発環境というようなプラットフォームが混在する場合に対応できます。
- 安定性の向上:イメージが作成されるときに全てのソフトウェアをインストールして設定します。インストールスクリプトに問題がある場合、イメージ作成時に発見できます。
- テストの容易性:マシンイメージ構築後、イメージを起動しスモークテスト※1を行うことができます。これにより、Packerでのイメージ作成時に、イメージが正常に動作することを確認できます。
※1 コンパイルやビルドした直後にそのソフトウェアが動くことを確認するテスト
Packerの動作環境
最新のバージョンで利用できるOSは以下になります。
Max OS X | 32bit | 64bit | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
FreeBSD | 32bit | 64bit | Arm | ||||||
Linux | 32bit | 64bit | Arm | Arm64 | Mips | Mips64 | Mipsle | Ppc64le | S390x |
OpenBSD | 32bit | 64bit | |||||||
Solaris | 64bit | ||||||||
Windows | 32bit | 64bit |
Packerのライセンス
Packerのライセンスは、 「Mozilla Public License 2.0」というライセンスに基づいて公開され、営利、非営利を問わず、 誰でも自由かつ無償で利用・改変・再配布できるようになっています。
Packerのサポート
NRIではお客様のご要望に応じて様々な支援ができるサービスをご用意しました。
詳細は下記ページをご確認ください。