Apache Axisと主要な機能
Apache Axis(アパッチアクシス)とは、JavaとXMLで書かれたウェブサービスのフレームワークアプリケーションです。
Apache Axis(アパッチアクシス)の主要な機能は、Webサービスの主要なプロトコルであるSOAP通信を行うためのサーバ/クライアント実装用モジュールと、そのためのツール類から構成されます。
SOAPとはXMLをベースとし、ネットワークを介したプロセス間でメソッド呼び出しやデータの受け渡し等を行うための分散フレームワーク仕様で、Apache Axisを利用することにより、こうしたWebサービスの構築・利用が容易にできるようになるメリットがあります。
Apache Axisは、Apache SOAPを基に開発され、Apache Axis1、Apache Axis2のバージョンが存在していますが、Apache Axis1は既に開発が停止しており、開発者コミュニティからもApache Axis1の仕様は推奨されていないため、実質的にApache Axis2が現在利用可能なバージョンとなります。また、Apache Axis2では、Apache Axis1では対応が見送られたプロトコルの採用や、セキュリティ面での修正もされていますので、Apache SOAPおよびApache Axis1を以前からご使用されていた方には移行をお勧めいたします。
なお、Apache Axis1とApache Axis2間では、基本的な思想や機能については継承されていますが、内部の設計が大幅に刷新されているため、相互の互換性はありません。このため、Apache SOAPおよびApache Axis1からの移行時には注意する必要があります。
Apache Axisの特徴
Apache Axis(アパッチアクシス)は、次のような特徴があります。
- ウェブサービスのフレームワークである
- SOAPサーバの構築により、ウェブサービスの生産性の向上が図れる
- JavaやXMLを習得している人には操作が易しい
- 拡張機能が充実
Apache Axisのニーズ
次のようなお客様に、Apache Axis(アパッチアクシス)の導入をオススメします。
- 標準的な言語を使ってウェブサービスを提供したい
- JavaやXMLの知識を活かしたい
- ウェブサービスの開発効率を上げたい
- サーバ操作にかかる時間を削減したい
- 現在使用しているものよりもっと高機能なSOAPものが使いたい
Apache Axisのライセンス
Apache Axis(アパッチアクシス)は、Apacheライセンスです。
Apache License(アパッチ・ライセンス)のコードが使用されていることの明記を条件に、ソースコードの自由な改変と公開が認められています。
Apache Axis(アパッチアクシス)のライセンスについてご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
Apache Axisのダウンロード
Apache Axisのサポート
NRIではお客様のご要望に応じて様々な支援ができるサービスをご用意しました。
詳細は下記ページをご確認ください。