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CVSとは

CVS(シーブイエス)(Concurrent Version System)とは、ソースコードなどのバージョンを管理するオープンソースのアプリケーションソフトウェアです。

CVS(シーブイエス)は、主に商用ソフトウェアやオープンソースプロジェクトなどでのプログラムの開発作業で、変更管理などの目的で使用されます。
CVS(シーブイエス)はグループでの作業を前提に設計されているため、複数人が同時に同じファイルを編集しても内容の同一性を保つことができ、内容の食い違い(競合)が生じていた場合には開発者に通知したり、差を吸収して1つに統合することができます。
また、1つのバージョンに対して別々の変更を加えバージョンを分岐させるなど、さまざまなニーズに対応可能な高機能バージョン管理ツールとして非常に人気がありました。
しかし、近年では、CVS(シーブイエス)よりもさらに機能拡張し、脆弱性などの問題を改善したSubversionやGitなどの新しいツールに移行するプロジェクトが増えているようです。 とくに最近では、分散型バージョン管理システムのGitが採用されることが多くなっています。
集中型のSubversion,Perforce、分散型のGitのどちらを選択するかは、要件によって変わります。

CVS(シーブイエス)の最新バージョンはCVS(シーブイエス)の最新バージョンは1.11.23(2016年1月時点)となっています。

主な特徴

CVS(シーブイエス)は、次のような特徴があります。

  • ライセンス費用はゼロで、無料で使用できる(有償保守サポートを依頼する場合は別途費用がかかる)
  • グループかつ、複数人でのバージョン管理をする前提に設計されているので、さまざまなファイルの共有と共同作業をサポートする機能がある
  • CVS(シーブイエス)のクライアント・プログラムには、GUI によるラッパーや統合開発環境向けのプラグインなどが多数作られている

導入事例

CVSは、オープンソースのバージョン管理ソフトウェアとして、中小から大規模まで、さまざまな業種・システムで幅広く利用されています。

類似プロダクト

商用ソフトウェア製品では、Microsoft社のVisual SourceSafe、BitMover社のBitKeeper、NXN Software社のAlienbrain が同様の機能を提供しています。

CVSのライセンス

CVS(シーブイエス)のライセンスは、GPLライセンスです。
GPLライセンスの正式名称は「GNU General Public License」です。ソフトウェアのコピーや配布、ソースコードの公開を原則とし、ソースコードを改変も認められています。

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