バージョンアップ情報
H2O(Webサーバ)情報
H2Oとは
H2O(エイチツーオー)は、2014年夏よりDeNA社で開発が始まったWebサーバです。
もともとはDeNA社内で開発されたゲーム向けのWebサーバでしたが、HTTP/1、HTTP/2とTLSの高品質な実装を目指すとともにクラウドに最適化したWebサーバを目指すものとして開発が進められています。
H2Oでは、HTTP/2に対応しており優先度制御やプロトコルのバイナリ化に対応している他、実装においても高速なコードを使用しているため、表示速度が非常に高速であることで注目されています。
開発者が行ったベンチマークテストによると、同時接続数が多くても高い処理速度が出せるWebサーバとして有名なNginxよりはるかに高速に処理ができるという結果が示されています。
他のWebサーバ系のプロダクトであるApache HTTP ServerやNginxと比較して、H2Oはやや拡張性に乏しいですが、mrubyによる制御が可能なh2o_mrubyというモジュールが公開され、更にh2o_mrubyがH2Oのプロジェクトにマージされる等、徐々に拡張性を増しています。Apache HTTP Serverのmod_rewrite等に比べて、このh2o_mrubyはmrubyで記述されているため可読性が高いことが特長です。
主な特徴
H2Oには次のような特徴があります。
- HTTP/2に対応している他、実装において高速なコードを使用しているため、処理速度が高速
- HTTP/1.1のパーサによる解釈の差を突く脆弱性をHTTP/2で回避できる
- HTTP/2の特長の一つである、クライアントからのリクエストがなくても、サーバからレスポンスを返せるサーバプッシュに対応している
- 拡張性の面では他の類似プロダクトに比べてやや乏しいが、モジュールが開発されており改善されつつある
類似プロダクト
商用ソフトウェア製品では、Microsoft Internet Information Services (IIS) 、Oracle HTTP Server、IBM HTTP Serverが、H2Oと同様の機能を提供しています。
OSS製品としては、Apache HTTP ServerやNginxが、H2Oと同様の機能を提供しています。
動作環境
前提となる動作環境として情報が上がっているものは、以下のOSです。
- RHEL
- CentOS
- Fedora
- OpenSUSE
- FreeBSD
- macOS
上記の他、Dockerイメージもあります。
H2Oのライセンス
H2Oのライセンスは、MITライセンスです。
ソースコード公開の有無に関わらず、自由な再利用が認められています。
参考情報
オープンソース年間サポートサービス
OpenStandiaではOSSを安心してご利用いただけるように、オープンソース年間サポートサービスをご提供しております。
サポートしているOSSは下記ページをご参照ください。
関連OSS
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サポート対象
Nginx
エンジンエックス。Apache HTTP Serverに次ぐ利用率で人気急上昇中の高速・高性能Webサーバです。
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サポート対象
Apache HTTP Server
アパッチエイチティーティーサーバ。世界中で最も人気の高いwebサーバソフトウェアの一つです。