Svelteの概要
Svelte(スベルト)は、2016年11月に初版が公開された、比較的新しいJavaScriptライブラリです。
最大の特徴は、React、Vue等とは異なり、コンパイル時にライブラリのコードがほぼ無い状態のPureなJavaScriptファイルを生成することです。
そのため、Svelteのライブラリとしての立ち位置はUIライブラリではなく、コンパイラとなります。
The State of JavaScript 2021 (
https://2021.stateofjs.com/en-US/libraries/front-end-frameworks)の結果からも、注目度が高い状態であることが確認できます。
Svelteの特徴
Svelteは、下記の特徴を持つライブラリです。
Write less code
Svelteでは、ボイラープレートのない簡潔な記載を行うことができるため、従来のライブラリ(React、Vue)と比較して、少ないコード量で簡潔に実装することが可能です。
No Virtual DOM
React、Vue等のライブラリでは、仮想DOMを利用するため、ライブラリの実装をビルド後のファイルに含めた状態となります。
しかし、Svelteでは仮想DOMを利用せず、コンパイル時に「値(state)の変更を検知してDOMへ反映する」コードを生成します。
仮想DOMを経由しないため、パフォーマンスがより向上することを期待できます。
Truly reactive
hooks等により値の変更を通知する必要はなく、変数の更新により値が反映されます。
Svelteのライセンス
Angular、React等と同じくMITライセンスです。
MITライセンスは、数あるソフトウェアライセンスの中で最も制約が少なく、ソースコードの無償の使用のほか、改変、再配布することも認められています。
Svelteの公式サイト
Svelteのダウンロード
https://svelte.jp/blog/the-easiest-way-to-get-started
Svelteのサポート
NRIではお客様のご要望に応じて様々な支援ができるサービスをご用意しました。
詳細は下記ページをご確認ください。