昨今、クラウドやコンテナ環境で動作するマイクロサービスアーキテクチャ(※1)を採用したアプリケーション開発が進んでいます。 こうした環境では各サービスにプロキシを配置し、トラフィックの制御などを行うサービスメッシュ(※2)や サービスプロキシ(※3)を利用することが一般的になってきています。 CNCF(※4)でもそれぞれ1つのカテゴリとして分類されており、クラウド・ネイティブ・スタックの最も重要な インフラストラクチャ・コンポーネントと紹介されています。

NRIが開発するアプリケーションでもこうしたアーキテクチャの採用は増えてきており、今後さらに増えていくことが想定されます。 このような背景からサービスメッシュ/サービスプロキシに関連するOSSをサポートラインナップに追加致しました。

1. マイクロサービスアーキテクチャ: サービスのコレクションとしてアプリケーションを開発するアプリケーションアーキテクチャの一種。
2. サービスメッシュ: サービス間のセキュリティ、オブザーバビリティ（可観測性）、トラフィック制御を向上させるためのインフラストラクチャ層。
3. サービスプロキシ: あるサービスとの間でトラフィックを遮断や転送に利用するツール。
4. CNCF: クラウドネイティブアプリケーション開発・運用環境に関する技術の標準化やオープンソースプロジェクトを推進している団体。Cloud Native Computing Foundationの略称。

以下のOSSが追加され、サポート対象となります。

サービスメッシュを実現するOSS

• Istio

  プロキシとして内部的にEnvoyを利用するサービスメッシュ

• Linkerd

  Linkerd2-proxyという独自の軽量プロキシを利用するサービスメッシュ

サービスプロキシを実現するOSS

• Envoy

  クラウドネイティブアプリケーション向けに設計されたオープンソースのサービスプロキシ

本サポートサービスでは、OSSに関する問い合わせ対応（障害の原因調査、解決方法のご提案など）や週次の脆弱性情報提供を行っております。
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