Kustomize/Helm サポートの追加のお知らせ
平素よりOpenStandiaサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。
この度、Kubernetesのマニフェスト管理ツールである「Kustomize」、Kubernetesのパッケージマネージャーである「Helm」のサポートを開始しましたのでお知らせいたします。
サポート追加の背景
マイクロサービスアーキテクチャーでは、アプリケーションが成長するほどサービスの数が増え、管理が難しくなります。
コンテナオーケストレーションツールである Kubernetes を使うことで、複数のマイクロサービスを 1 つのデプロイにまとめてプロセスを簡素化できます。
しかしKubernetesアプリケーションを管理する際にも、面管理、バージョン管理、リソース割り当てなど、特有の課題がいくつも発生します。
このような問題の最もメジャーな解決策としてKustomizeとHelmがあります。
KustomizeはKubernetes標準のCLIツールに統合されておりデファクトスタンダードとなっています。
実際にKubernetesを採用したNRIのプロジェクトではKustomizeを併せて採用することが増えてきています。
HelmはCNCF[※1]でGraduated project[※2]に認定されており、実運用されるレベルのOSSです。
このような背景からOpenStandiaでのサポート対応を求める声を多くいただき、KustomizeとHelmをサポートラインナップに追加いたしました。
※1 CNCF: クラウドネイティブアプリケーション開発・運用環境に関する技術の標準化やオープンソースプロジェクトを推進している団体。 Cloud Native Computing Foundationの略称。
※2 Graduated project: CNCFが定義したMaturity Levels(成熟度合い)の1つ。Maturity Levelsについては公式を参照。
サポート対象となるOSS
以下のOSSをサポートラインナップへ追加いたしました。
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Kustomize
kubectlのネイティブ機能と統合したマニフェスト管理ツール
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Helm
Kubernetesアプリケーションの開発と共有を容易にするパッケージマネージャー
OpenStandiaサポートサービスについて
本サポートサービスでは、OSSに関する問い合わせ対応(障害の原因調査、解決方法のご提案など)や週次の脆弱性情報提供を行っております。
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