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CoreDNSとは

CoreDNS(コアディーエヌエス)は、Goで実装された、高速かつ高い柔軟性が特徴のDNSサーバです。ほとんどすべての機能が外部プラグインによって制御されているため、必要なプラグインのみを追加して、コンパイルすることができます。
CoreDNSはクラウドネイティブなOSSを推進する団体であるCloud Native Computing Foundation(CNCF)※1のプロジェクトの一つですが、2019年1月24日に「卒業」が発表されています。これは、CNCFからの離脱ではなく、機能面、及びコミュニティが十分に成熟したことを意味しています。バージョン1.13以降のKubernetesでは、CoreDNSがデフォルトのDNSサーバとして採用されています。また、AWS Route53、Microsoft Azure DNS、GCP Cloud DNSなどのメジャークラウドサービスで使用することが可能です。

※1 CNCFは、Linux Foundationの1つのプロジェクトです。

主な特徴

  • シンプルな設定ファイル形式
    基本的な設定のみを使用する場合、ほんの数行の記載で動作することができます。
  • 軽量
    必要なプラグインのみを選択してコンパイルすることが可能なため、軽量です。
  • 外部プラグインを使用した高い拡張性
    数多くのプラグインが存在するため、多くのユースケースで使用することができます。独自のプラグインを開発、使用することも可能です。
  • コンテナ環境との親和性
    Kubernetesなどのコンテナオーケストレーションツールと直接統合することが可能です。
  • プライバシー保護
    DNS over Transport Layer Security (DoT)をサポートしています。

動作環境

下記OS向けのコンパイル済みのバイナリが提供されています。これらのバイナリの使用にはGo言語環境は必要ありません。

  • Linux
  • Windows
  • Darwin(MacOSX)

ソースコードからコンパイルするにはGolang version1.21以上の言語環境が必要です。

CoreDNSのライセンス

Apache License Version 2です。 Apache License(アパッチ・ライセンス)のコードが使用されていることの明記を条件に、ソースコードの自由な改変と公開が認められています。

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