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Magento情報
Magentoとは
Magento(マジェント)は、Adobe社のExperience Cloudにラインナップされている、Eコマース機能を提供するオープンソースのECプラットフォームです。
Magentoは元々、アメリカのMagento社によって2007年に開発・提供されていましたが、2018年にAdobe社が買収したことにより注目されるようになり、海外では多くのシェアを誇るECプラットフォームです。近年では日本でも注目されており、特に越境ECサイトを構築するうえで高く評価されています。
60以上の多言語と、50種類を超える通貨に対応していて、言語はPHPで書かれており、無償のオープンソース版のMagento Open Sourceと有償の製品版である、Adobe Commerceがラインナップされています。
主な特徴
Magentoの特徴として、以下のような機能を備えています。
フロントエンド機能
- 検索機能
 - 会員登録
 - 注文履歴
 - 欲しい物リスト
 - 5つ星評価
 - 多言語機能
 - レスポンシブ対応
 
バックエンド(管理画面)機能
- 注文管理
 - 配送管理
 - 定期購入管理
 - 取引履歴管理
 - 在庫管理
 - 商品管理
 - 顧客管理
 - クーポンなどのプロモーション管理
 - 税管理
 - 商品・顧客データのインポート機能
 - レポート機能
 - 操作ログ機能
 - キャッシュ機能
 - 複数Webサイト管理機能
 - WYSIWYGページビルダー
 
ユースケース
有償版のAdobe Commerceを導入しているHPではオンライン購入した商品を店頭で受け取れるようにする「クリック&バイ」機能や店頭で品切れした商品をオンラインで注文できる「エンドレスアイル」の提供によるオムニチャネルを実現し、世界27市場に販売市場を拡大しています。
動作環境
前提条件
- PHP 7.4、8.1、8.2、8.3
 - 2GB以上のRAM
 
OS
- RedHat Enterprise Linux
 - CentOS
 - Ubuntu
 - Debian
 - その他Linuxディストリビューション(Windows、macOSは対象外)
 
キャッシュシステム
- PHP OPcache(推奨)
 - Redis 6.0、6.2、7.0
 - Varnish 6.5、7.0
 - Memcashed
 
Webサービス
- Apache 2.4
 - Nginx 1.18
 
DB
- MySQL 8.0
 - Maria DB 10.4、10.5、10.6
 
メールサービス
- メール転送エージェント(MTA)
 - SMTPサーバ
 
ブラウザ
- Microsoft Edge
 - Firefox
 - Chrome
 - Safari
 
Magentoのライセンス
Magentoのライセンスは、「Open Software License 3.0」(OSL3)というライセンスに基づいて公開され、営利、非営利を問わず、誰でも自由かつ無償で利用・改変・再配布できるようになっています。
参考情報
オープンソース年間サポートサービス
OpenStandiaではOSSを安心してご利用いただけるように、オープンソース年間サポートサービスをご提供しております。
サポートしているOSSは下記ページをご参照ください。
関連OSS
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WordPress
ワードプレス。ブログ機能とSEO対策に強いといわれるphpベースのコンテンツマネジメントシステム(CMS)です。
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osCommerce
オーエスコマース。オンラインショップを構築できるソフトです。
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Django
ジャンゴ。Pythonで実装されたWebアプリケーションのフレームワークです。
 

