Next.jsの概要
Next.js(ねくすとじぇーえす)とは、Reactの機能を拡張するためのJavaScriptフレームワークです。Next.jsを使用することで、サーバ側でページを生成するサーバサイドレンダリング(SSR)ができるようになります。サーバサイドレンダリングを行い、クライアント側のページ生成処理を減らすことで、より高速なウェブページの表示が可能になります。
Next.jsは、2016年にVercel社によりバージョン1.0がリリースされ、現在も開発が継続されています。Next.jsの開発にはGoogle社も協力しています。
Next.jsの主な特徴
Next.js には以下のような特徴があります。
画像の自動最適化 | next/imageによる自動画像最適化 |
国際化 | 国際化(i18n)ルーティングのサポートと自動言語検出。 |
Next.js アナリティクス | サイトおよびページ毎の訪問データに基づく正確なライトハウススコアを計測します。 |
ゼロ・コンフィグ | 自動コンパイルとバンドリングが最初から最適化されているため、すぐに使用できます。 |
ハイブリッド SSG、SSR | 単一のプロジェクトで、ビルド時(SSG)またはリクエスト時(SSR)にページを事前レンダリングします。 |
インクリメンタル・スタティック・ジェネレーション | ビルド後も事前レンダリングされたページを追加、更新できます。 |
TypeScript サポート | IDEのような統合されたTypeScriptの自動構成とコンパイルを提供。 |
ファスト・リフレッシュ | ファスト・リフレッシュがデフォルトで有効になっており、編集結果が素早く反映されます。Facebookのような大規模なサイトでも実績があります。 |
ファイルシステムルート | pagesディレクトリのファイルを自動的にルーティングします。 |
APIルート | pages/apiディレクトリのファイルをAPIエンドポイントとして自動的にルーティングします。 |
ビルトインCSSサポート | JavaScriptを拡張することにより、CSSファイルをインポートできます。 |
コード分割とバンドリング | GoogleChromeチームによりコードが縮小され大幅な最適化が行われています。 |
Next.jsのユースケース
Next.jsの利用事例は、公式サイトのShowcaseに多数紹介されています。基本的な機能を学習形式で試せるドキュメントが用意されています。
Next.jsの動作環境
Node.js 12.22.0以上
MacOS、Windows(WSLを含む)、Linux
Next.jsのライセンス
Next.jsのライセンスは、MITライセンスです。MITライセンスは、数あるソフトウェアライセンスの中で最も制約が少なく、ソースコードの無償の使用のほか、改変、再配布することも認められています。
参考情報
Next.jsの公式サイトは下記です。
https://nextjs.org/
Next.js githubリポジトリは下記です。
https://github.com/vercel/next.js
Next.jsのサポート
NRIではお客様のご要望に応じて様々な支援ができるサービスをご用意しました。
詳細は下記ページをご確認ください。