Nuxt.jsの概要
Nuxt.js(ナクストジェーエス)は、2006年にAlexandre Chopin(アレクサンドラ・ショパン)、Sébastien Chopin(セバスチャン・ショパン)、Pooya Parsa(プーヤ・パラサ)氏らによりリリースされた、Vue.js をベースにした JavaScript フレームワークです。
Vue.jsは基本的にクライアント側でのアプリケーション開発を目的としたフレームワークであり、サーバ側でレンダリングを行うサーバサイドレンダリング(SSR)に対応していませんでした。それを補う形で開発されたのがNuxt.jsです。
2022年11月にはVue3対応、TypeScriptサポート等が取り込まれたNuxt3.0がリリースされました。
バージョン毎の詳細についてはこちらを参照してください。
Nuxt.jsの主な特徴
•強力なモジュール構造
Nuxt.js は、強力なモジュール構造に基づいた設計になっており、コミュニティにより作成された50を超えるモジュールが使用可能です。
•高速な動作
Vue.jsとNode.jsのベストプラクティスを利用することで高速で動作するアプリケーションを構築できます。
•コミュニティによる改善
現在もコミュニティにより継続的に改善がおこなわれており、ドキュメントやサンプルも充実しています。
•サーバサイドレンダリング
Nuxt.jsのサーバサイドレンダリング(SSR)は「ユニバーサル」または「アイソモーフィック」と呼ばれます。SSRを利用することでSEOの大幅な改善、UXの改善が見込めます。
•静的ファイルの生成
Nuxt.jsは、Vue.jsアプリケーションに基づく静的ウェブサイトの生成、スタティックサイトジェネレーション(SSG)をサポートします。
Nuxt.jsと類似する製品
Nuxt.jsに類似する製品にはNext.js があります。Next.jsは、Reactにサーバサイドレンダリングの機能を付与させるものであり、Vue.jsとNuxt.jsの関係に似ています。 なお、Nuxt.jsはNext.jsにインスパイアされたものであるとされています。
Nuxt.jsのユースケース
Nuxt.jsの公式サイトには多くのサンプルが掲載されています。
Nuxt.jsの動作環境
Node.js (最新の LTS バージョン)
Visual Studio Code
Volar Extension(引き継ぎモードを有効にする(推奨))
またはTypeScript Vue Plugin (Volar)を追加
Nuxt.jsのライセンス
Nuxt.jsはMITライセンスのオープンソース・ソフトウエアです。MITライセンスのソフトウェアは無償で再配布、商用利用などが可能となっており、他のオープンソースライセンスに比べ制限が極めて緩いライセンスになります。
Nuxt.jsの参考情報
Nuxt.jsの公式サイトはhttps://nuxtjs.org/です。
Nuxt.jsのサポート
NRIではお客様のご要望に応じて様々な支援ができるサービスをご用意しました。
詳細は下記ページをご確認ください。