バージョンアップ情報
Thymeleaf情報
Thymeleafとは
Thymeleaf(タイムリーフ)は、ウェブ及びスタンドアローン環境に対応するオープンソースのサーバサイドJavaテンプレートエンジンです。
Thymeleafは、スペインのDaniel Fernándezs氏により開発され、2011年7月17日にバージョン1.0.0がリリースされ、現在は3人の主要メンバーと多数のコントリビューターにより開発が続けられており、日本人コントリビューターによる日本語ドキュメントも多数公開されています。
Thymeleaf は、デザインのプロトタイプとしても機能する静的なテンプレートを利用することにより、デザインチームとの連携をスムーズにすることが可能になります。
主な特徴
Thymeleaf のHTMLテンプレートは、下記のように見た目は普通のHTMLであるため、あらかじめデザインを確認することが可能です。
<table>
<thead>
<tr>
<th th:text="#{msgs.headers.name}">Name</th>
<th th:text="#{msgs.headers.price}">Price</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr th:each="prod: ${allProducts}">
<td th:text="${prod.name}">Oranges</td>
<td th:text="${#numbers.formatDecimal(prod.price, 1, 2)}">0.99</td>
</tr>
</tbody>
</table>
Thymeleafが処理するテンプレートはHTML、XML、TEXT、JAVASCRIPT、CSS、RAWの6種類があります。
Thymeleaf は最新の HTML JVM Web 開発に最適です。Spring Framework のモジュールとして、Eclipse、IntelliJ IDEA、Spring、Play、Model-View-Controller APIの使い慣れたツールと組み合わせて、独自の機能をプラグインして、など色々な使い方ができます。
詳細については、コミュニティにより作成されたThymeleafのプラグインなどを紹介したエコシステムを参照して下さい。
Thymeleaf は Spring Boot のオートコンフィグレーションがサポートするテンプレートエンジンの一つで、Thymeleaf 以外では、FreeMarker、Groovy、Mustache があります。
ユースケース
Spring Frameworkの導入を検討されているお客様は、Spring Frameworkとの統合機能を提供しているThymeleafの利用をご検討下さい。
動作環境
Thymeleaf 3.1はJDK8以上で動作します。thymeleaf-spring6とthymeleaf-extras-springsecurity6 コアライブラリは JDK 17以上が必要です。
Thymeleafを使用する最も簡単な方法は、開発用プロジェクトにMavenやGradleなどのビルドシステムを使用し、Thymeleafを依存関係に追加することです。
例)
<dependency>
<groupId>org.thymeleaf</groupId>
<artifactId>thymeleaf</artifactId>
<version>3.1.2.RELEASE</version>
</dependency>
Thymeleafのライセンス
Thymeleaf は、Apache 2.0ライセンスです。
Apache License(アパッチ・ライセンス)のコードが使用されていることの明記を条件に、ソースコードの自由な改変と公開が認められています。
オープンソース年間サポートサービス
OpenStandiaではOSSを安心してご利用いただけるように、オープンソース年間サポートサービスをご提供しております。
サポートしているOSSは下記ページをご参照ください。