オンプレミス環境でも気軽に利用できる軽量なGitサーバ「Gitea」のご紹介 NRI OSSソリューションマガジン 2021.9.27発行 Vol.177
1.オンプレミス環境でも気軽に利用できる軽量なGitサーバ「Gitea」のご紹介
OpenStandiaのメールマガジンをご購読いただき誠にありがとうございます。
社内のチームでちょっとした開発を行うためにGitサーバを導入したいものの、インターネット上のGitサービスを利用できず、リッチなサーバも用意できないような場合に何を導入したらよいのか悩まれる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はオンプレミス環境でも利用できる軽量なGitサーバである「Gitea」を紹介させていただきます。
GiteaとはGo言語で開発されているオープンソースなGitサーバです。
GitHubやGitLabライクなユーザインタフェースやWiki、issueなどの機能も備わっています。
※外部リンク https://gitea.io/ja-jp/
類似するGitサーバにはGitLabなどがありますが、GiteaはGitLabより低いマシンスペックで動作することが特徴です。
Raspberry Piといったマシンリソースが比較的制限されたデバイスにおいても動作させることが可能です。
また、Go言語が動作する環境であれば、Linuxはもちろん、WindowsやmacOSでも動作させることができます。
更に、DockerイメージやKubernetes用のインストール手順も提供されています。
これらより、Giteaは社内のチームなどにおける小規模な開発などで活用しやすいといえます。
また、様々な拡張機能も開発されているため、いくつかピックアップして紹介します。
<CI/CD連携>
現時点でGiteaにはCI/CDに相当する機能が含まれていないため、GiteaとJenkinsなどを連携するプラグインなどが公開されています。
※外部リンク https://gitea.com/gitea/awesome-gitea#devops
<モバイル連携>
Giteaのモバイル用クライアントなどがあります。
※外部リンク https://gitea.com/gitea/awesome-gitea#mobile
<マイグレーションツール>
GitHubやGitLabからリポジトリやプロジェクトを移行するためのツールがあります。
※外部リンク https://gitea.com/gitea/awesome-gitea#migration
<テーマ変更>
GiteaのUIを変更するためのテーマがあります。
※外部リンク https://gitea.com/gitea/awesome-gitea#themes
上述の通り、現時点でGiteaにはCI/CDに相当する機能が含まれていないため、CI/CDを含めたDevOpsを実現したい場合にはCI/CDパイプラインなどの機能を備えたGitLabなどもご検討ください。
弊社におきましてもGitLabと代理店契約を締結しているため、GitLabをご検討の際には以下からお気軽にお問い合わせください。
https://aslead.nri.co.jp/partner/gitlab.html
2.OSS紹介ページ 今月のアクセスランキングTOP10
オープンソース情報ページ「OpenStandia OSS紹介」のアクセスTOP10をご紹介
→ 1位 (1位) MySQL (https://openstandia.jp/oss_info/mysql/)
→ 2位 (2位) MongoDB (https://openstandia.jp/oss_info/mongodb/)
→ 3位 (3位) Keycloak (https://openstandia.jp/oss_info/keycloak/)
→ 4位 (4位) Apache HTTP Server (https://openstandia.jp/oss_info/apache/)
→ 5位 (5位) Apache Tomcat (https://openstandia.jp/oss_info/tomcat/)
→ 6位 (6位) PostgreSQL (https://openstandia.jp/oss_info/postgresql/)
→ 7位 (7位) Fluentd (https://openstandia.jp/oss_info/fluentd/)
→ 8位 (8位) OpenShift (https://openstandia.jp/oss_info/openshift/)
→ 9位 (9位) Apache Kafka (https://openstandia.jp/oss_info/apachekafka/)
→ 10位 (10位) Ruby on Rails (https://openstandia.jp/oss_info/rubyonrails/)
※( )内は前月の順位
◆OSS総合情報ページ「OpenStandia OSS紹介」はこちら
https://openstandia.jp/oss_info/
◆OpenStandiaサポート対象OSS一覧
https://openstandia.jp/services/#supportlist
◆OpenStandiaオープンソース年間サポートサービスのご紹介
https://openstandia.jp/services/
◆OpenStandiaオープンソース導入サービスのご紹介
https://openstandia.jp/services/
◆OpenStandia各種サービスのご相談は以下からお問合せください。
https://openstandia.jp/site/contact.html
3.編集後記
最後までご覧いただきありがとうございます。
野村総合研究所の菅野です。
皆さんはどのブラウザを使っていますか?
StatCounterの調査によると2021年8月時点でやはりChromeが64.92%と圧倒的なシェアを誇っています。
※外部リンク:https://gs.statcounter.com/
そこで今回は個人的おすすめChrome拡張機能をご紹介したいと思います。
生産性向上系では以下の拡張機能がおすすめです。
・Rearrange Tabs
タブを移動するショートカット機能を提供しています。
Alt + Shift + 矢印キーで直感的に移動できます。
・Bookmark Favicon Changer
ブックマークのアイコンや名前を編集する機能を提供しています。
荒れがちなブックマークを整理できます。
・IE Tab
IEでしか開けないページをChrome内で開くことができます。
ブラウザアプリを新しく立ち上げる必要がなくなります。
・Proxy SwitchyOmega
プロキシを切り替える機能を提供しています。
上記以外にも拡張機能ではないですがタブをグループにまとめる機能があり、こちらもおすすめです。
開発系では以下の拡張機能がおすすめです。
・HTTP Archive Viewer
HAR(HTTPアーカイブ)ファイルを確認するためのアプリを起動できます。
フロントの性能周りを確認する際等に便利です。
・Octotree
GitHubのソースツリーを表示する機能を提供しています。
GitHub上で中身を見ることがある場合には便利です。
・OctoLinker
GitHubのインポートの実装をリンクに変換する機能を提供しています。
今回は個人的おすすめChrome拡張機能をご紹介しました。
興味ある機能があれば、是非導入ください!
今後も、「NRI OSSソリューションマガジン」をどうぞよろしくお願いいたします。