ターミナル上でAIとペアプログラミング!「Aider」のご紹介 NRI OSSソリューションマガジン 2026.1.14発行 Vol.229
1.ターミナル上でAIとペアプログラミング!「Aider」のご紹介
近年、多くの開発者が生成AIを用いたコーディングやデバッグをしており、GitHub CoilotやClaude Codeなどさまざまなツールが登場しています。
今回はその中でも、OSSのツールの一つである「Aider」についてご紹介します。
Aiderは、開発者が普段利用しているターミナル上でLLMと対話しながらコード編集できるAIペアプログラミングツールです。
■Aiderの優れている点
1)対話的なやりとりによる編集案の提示・適用
ユーザーは、ターミナル上AIに自然言語の指示を与えるだけで、Aiderがソースファイルを読み込み、編集案を提示します。
具体的なフローは以下の通りです。
1. 編集したいファイルを/addコマンドで指定
2. AIに実装したい機能や修正を指示
3. AiderがAIと連携し、変更案を差分形式で表示
4. ユーザーが内容を確認、承認すれば自動的にファイルへ適用
また、/commitコマンドを使えば、変更内容をそのままGitのコミットとして保存することも可能です。
これにより、コーディングからバージョン管理までの一連の流れが、ターミナル内でシームレスに完結します。
2)プロジェクト全体を俯瞰するコンテキスト管理能力の高さ
Aiderは対象のリポジトリの中身を読み取ったうえで、ペアプログラミングのサポートをしてくれます。
リポジトリをスキャニングし、ファイル間の関係性についてリポジトリマップを作成しLLMに送信します。
複数ファイルやディレクトリにまたがる修正指示にも応えられるため、プロジェクト規模のタスクにも強いです。
3)CLIサポート
Aider は CLIでの実行をサポートしているため、CI/CDパイプライン処理への組み込みも可能です。
4)エディタ・LLM に依存しない
特定のエディタやLLMの利用を前提としないため、さまざまな前提のプロジェクトで導入が容易です。
5)多様なスラッシュコマンドによるサポート
コンテキスト管理やGit連携のためのスラッシュコマンドを用意しており、これらを使いこなすことでスムーズなAIとの協業を実現できます。
Aider
https://aider.chat
AIペアプログラミング支援ツールAiderの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
OpenStandiaではOSSの技術サポートを提供しています。
現在のサポート対象OSSは、下記OpenStandiaサイトからご確認いただけます。
◆OpenStandiaサポート対象OSS一覧
https://openstandia.jp/services/#supportlist
2.OSS紹介ページ 今月のアップデート(新規:1件、更新:1件)
(新規)
MarkItDown (https://openstandia.jp/oss_info/markitdown/)
(更新)
GraphQL (https://openstandia.jp/oss_info/graphql/)
3.OSS紹介ページ 先月のアクセスランキングTOP10
オープンソース情報ページ「OpenStandia OSS紹介」のアクセスTOP10をご紹介
→ 1位 (1位) PostgreSQL (https://openstandia.jp/oss_info/postgresql/)
→ 2位 (2位) Apache Tomcat (https://openstandia.jp/oss_info/tomcat/)
→ 3位 (3位) Apache HTTP Server (https://openstandia.jp/oss_info/apache/)
→ 4位 (4位) MySQL (https://openstandia.jp/oss_info/mysql/)
↑ 5位 (9位) Ollama (https://openstandia.jp/oss_info/ollama/)
↓ 6位 (5位) Spring Boot (https://openstandia.jp/oss_info/springboot/)
↓ 7位 (6位) PHP (https://openstandia.jp/oss_info/php/)
↓ 8位 (7位) Nginx (https://openstandia.jp/oss_info/nginx/)
↑ 9位 (ランク外) Docker (https://openstandia.jp/oss_info/docker/)
↑ 10位 (ランク外) Keycloak (https://openstandia.jp/oss_info/keycloak/)
※( )内は前月の順位
◆OSS総合情報ページ「OpenStandia OSS紹介」はこちら
https://openstandia.jp/oss_info/
4.今月注目のバグ&セキュリティ情報
【React】 安全でないデシリアライゼーションによる事前認証のリモートコード実行
(CVE-2025-55182)
React Server Components バージョン 19.0.0、19.1.0、19.1.1、および 19.2.0 に、事前認証を必要としないリモートコード実行の脆弱性が存在します。
これには以下のパッケージが含まれます:react-server-dom-parcel、react-server-dom-turbopack、および react-server-dom-webpack。
脆弱なコードは、サーバー関数エンドポイントへのHTTPリクエストから送信されるペイロードを安全でない方法で逆シリアル化します。
アプリのReactコードがサーバーを使用していない場合、アプリはこの脆弱性の影響を受けません。
また、React Server Componentsをサポートするフレームワーク、バンドラー、またはバンドラープラグインを使用していない場合も、アプリはこの脆弱性の影響を受けません。
本脆弱性の影響を受ける環境は下記となります。
・react-server-dom-webpack
19.0.0 ~ 19.2.0
・react-server-dom-turbopack
19.0.0 ~ 19.2.0
・react-server-dom-parcel
19.0.0 ~ 19.2.0
関連情報
・National Vulnerability Database
https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-55182
・Common Vulnerabilities and Exposures (CVE)
https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-55182
・React Blog
https://react.dev/blog/2025/12/03/critical-security-vulnerability-in-react-server-components
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◆OpenStandiaオープンソース年間サポートサービスのご紹介
https://openstandia.jp/services/

