GlassFishの概要
GlassFish(グラスフィッシュ)は、オープンソースでJakarta EE準拠のアプリケーションサーバです。内部にさまざまな機能のコンテナを備えて、ウェブ上で動作する業務システムの開発・構築・運用までの工程を網羅的に一括管理することが可能となります。
GlassFish(グラスフィッシュ)導入のメリットとして、豊富なコンテナ群による広範囲かつ容易に実現する拡張性や安定した挙動、さらにはサーバ構築のデファクトスタンダードであるJakarta EEリファレンス実装による業務フローの短縮化・一本化・コスト削減などが挙げられます。
GlassFish(グラスフィッシュ)はこれまで、オープンソース版「GlassFish Server Open Source Edition」と商用版「Oracle GlassFish Server」に分かれていましたが、商用版は今後提供されずOracle GlassFish Server 4.xの商用サポート付きでのリリースはされません。
GlassFish(グラスフィッシュ)は、JavaEE(Jakarta EEに改名)とともにOracle社からEclipse Foundationへソースコードが寄与され、Eclipse GlassFishとして現在も開発が続けられています。
GlassFishの動作環境
動作するJDKのバージョンは、JDK11からJDK17です。(Eclipse GlassFish v6.2の場合)
GlassFishの特徴
GlassFish(グラスフィッシュ)は、次のような特徴があります。
- 業務システムの開発・構築・運用をワンストップで管理
- さまざまな機能を付与する豊富なコンテナ群
- 最新のJakarta EEに準拠
- 更新頻度が多く最新の技術をすぐに導入できる
こんなお客さまにGlassFishの導入をオススメ
次のようなお客様に、GlassFish(グラスフィッシュ)の導入をオススメします。
- 開発・構築・運用の業務フローを一本化したい
- 基幹システムにも対応する信頼性が必須だ
- 将来性のあるアプリケーションサーバを長く使いたい
- 機能の頻繁な追加・更新を考えている
GlassFishのライセンス
Eclipse GrassFish(グラスフィッシュ)ソフトウェアは、Eclipse Public License 2.0とクラスパス例外を含むGPLの二重ライセンスです。
Oracle GlassFish(グラスフィッシュ)ソフトウェアは、CDDLライセンスとクラスパス例外を含むGPLの二重ライセンスです。
ソフトウェアのコピーや配布、ソースコードの公開を原則として、ソースコードの自由な改変も認められています。
GlassFish(グラスフィッシュ)のライセンスについてご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
関連OSS
GlassFishのダウンロード
GlassFishのサポート
NRIではお客様のご要望に応じて様々な支援ができるサービスをご用意しました。
詳細は下記ページをご確認ください。