バージョンアップ情報
OpenDKIM情報
OpenDKIMとは
OpenDKIMとはオープンソースコミュニティによって開発・維持されているDKIMアプリケーションを作成するためのCライブラリと、DKIMサービスを提供するためのオープンソースのmilter(mail filter)です。 OpenDKIMプロジェクトはSendmail, Inc. によって開発されていたdkim-milterパッケージのバージョン2.8.3をフォークして始まりました。
OpenDKIMはオープンソースのDKIM(Domain Keys Identified Mail) 送信者認証システムの実装で、E-mail Signing Technology Group (ESTG) によって提案され、現在ではIETF (RFC6376) で標準化されています。
主な特徴
OpenDKIMパッケージは、DKIMサービスを実装するライブラリと、milterプロトコルをサポートする最近のsendmail やPostfixなど、その他のMTAにサービスを提供するために、MTAにプラグインできるmilterベースのフィルターアプリケーションで構成されています。milter は "mail filter "の合成語で、MTAとメールフィルタリングプラグインの間でメールのトラフィック情報を通信するためのプロトコルおよびAPIを指します。
また、ほとんどのシステムにインストールされている基本的なBINDリゾルバの制限を回避するために、オプションで非同期リゾルバライブラリも提供されています。
動作環境
動作させるには依存関係の為以下のソフトウェアが必要です。
- OpenSSL
- sendmail v8.13.0 以降, Postfix 2.3以降, libmilterライブラリ
- DNSサーバへのアクセス
- strlcat() と strlcpy()を提供しているLinux又は、libbsd (BSD互換のライブラリ) 又はその他のライブラリ
- フィルターをSQLデータベースと連動させる場合には、OpenDBX v1.3.7以降が必要。
- Lua インタプリタ・フックをフィルタ・ポリシー制御や統計拡張 (--enable-statsext) に使用する場合は、Lua v5.1 以降が必要。
- フィルターをLDAPサーバーとインターフェースしたい場合は、OpenLDAP v2.1.3以降が必要。
- フィルターまたはライブラリでローカルハッシュまたはbtreeデータベースをサポートするには OracleのBerkeleyDBが必要。
OpenDKIMのライセンス
The Trusted Domain Project による独自のライセンスになります。また、一部は、Sendmailオープンソースライセンスでもカバーされています。詳しくは、以下のURLを参照ください。
オープンソース年間サポートサービス
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