世界が進める、オープンデータの利活用 NRI OSSソリューションマガジン 2022.2.24発行 Vol.182
1.世界が進める、オープンデータの利活用
「オープンデータ」という言葉をご存じでしょうか。
オープンデータとは、だれもが入手・利用できるような文字通りオープンなデータのことを指します。
近年では多くの国や地方自治体、企業でオープンデータ化が推進されています。
例えば、アメリカ合衆国ではDATA.GOVというサイトがあり、気候や医療、教育、人口統計などさまざまなジャンルのデータを公開しています。
DATA.GOV
https://www.data.gov/
(外部サイトにリンクします)
日本においてもDATA GO.JPというサイトでオープンデータに関連する情報発信がされており、なかでも「オープンデータ100」という取り組みでは、オープンデータを活用した取り組み事例が多数紹介されています。
オープンデータ100
https://data.e-gov.go.jp/data/dataset/digi_20220315_0062
(外部サイトにリンクします)
オープンデータとしてデータを公開するメリット、オープンデータを利用するメリットとして以下のことがあげられます。
◆ 公開するメリット
・組織の透明性を示すことができ、社会的な信頼を得られる
・社会貢献活動の一環になる
・公開データ関連市場の活性化につながる
◆ 利用するメリット
・業務効率化/コスト削減が期待される
・市場の活性化につながる
オープンデータが大きく貢献した事例としてAI分野があげられます。
AIの分野ではデータの質と量が重要となります。
オープンデータとして様々なデータが公開されていたことにより研究開発が活発になり、技術の発展と社会浸透が実現されたと言っても過言ではありません。
私たちもぜひ、オープンデータを上手に活用していきたいですね。
2.OSS紹介ページ 今月のアップデート(新規:1件、更新:6件)
(新規)
Apache Guacamole (https://openstandia.jp/oss_info/guacamole/)
(更新)
Apache Log4j (https://openstandia.jp/oss_info/apachelog4j/)
Chef (https://openstandia.jp/oss_info/chef/)
Groonga (https://openstandia.jp/oss_info/groonga/)
Kibana (https://openstandia.jp/oss_info/kibana/)
Kubernetes (https://openstandia.jp/oss_info/kubernetes/)
TensorFlow (https://openstandia.jp/oss_info/tensorflow/)
3.OSS紹介ページ 今月のアクセスランキングTOP10
オープンソース情報ページ「OpenStandia OSS紹介」のアクセスTOP10をご紹介
↑ 1位 (3位) Keycloak (https://openstandia.jp/oss_info/keycloak/)
→ 2位 (2位) MySQL (https://openstandia.jp/oss_info/mysql/)
↓ 3位 (1位) Apache Log4j (https://openstandia.jp/oss_info/apachelog4j/)
→ 4位 (4位) Apache HTTP Server (https://openstandia.jp/oss_info/apache/)
↑ 5位 (6位) Apache Tomcat (https://openstandia.jp/oss_info/tomcat/)
↓ 6位 (5位) OpenShift (https://openstandia.jp/oss_info/openshift/)
→ 7位 (7位) MongoDB (https://openstandia.jp/oss_info/mongodb/)
↑ 8位 (10位) Fluentd (https://openstandia.jp/oss_info/fluentd/)
↓ 9位 (8位) PostgreSQL (https://openstandia.jp/oss_info/postgresql/)
↓ 10位 (9位) GitLab (https://openstandia.jp/oss_info/gitlab/)
※( )内は前月の順位
◆OSS総合情報ページ「OpenStandia OSS紹介」はこちら
https://openstandia.jp/oss_info/
◆OpenStandiaサポート対象OSS一覧
https://openstandia.jp/services/#supportlist
◆OpenStandiaオープンソース年間サポートサービスのご紹介
https://openstandia.jp/services/
◆OpenStandiaオープンソース導入サービスのご紹介
https://openstandia.jp/services/
◆OpenStandia各種サービスのご相談は以下からお問合せください。
https://openstandia.jp/site/contact.html
4.編集後記
最後までご覧いただきありがとうございます。
野村総合研究所の齋藤です。
先日Linux Foundationが用意しているCertified Kubernetes Application Developer(CKAD)の資格試験に挑戦して合格してきましたので受験の体験談をご紹介できればと思います。
CKADはネットから申し込みすることができ、完全オンラインで行われる試験になり、1回375ドルとなっています。一度落ちても再度挑戦可能になっています。
試験内容としては、コマンドラインを操作して、表示されているお題を実現するように kubectlコマンドを使いこなしたり、マニフェストを編集したりして問題を解いていきます。
結構量が多く大変でした。
事前に勉強するには、想定内容の問題がGitHubでOSSとして公開されていますのでそちらを参考にしてみてはいいかがでしょうか。
https://github.com/dgkanatsios/CKAD-exercises
(外部サイトにリンクします)
またKubernetesの管理者としてCertified Kubernetes Application Developer(CKA)や、Kubernetesのセキュリティに関するスキルを示すCertified Kubernetes Security Specialist(CKS)という資格も存在します。
今後もチャレンジできればと思っています。
OpensStandiaでは有資格者によるKubernetesのサポートも行っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。