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効率的な開発環境構築!「devcontainers/cli」解説 NRI OSSソリューションマガジン 2026.2.18発行 Vol.230

1.効率的な開発環境構築!「devcontainers/cli」解説

近年、開発現場では「環境構築の手間を減らしたい」「プロジェクトごとに異なる依存関係を迅速に再現したい」というニーズが高まっています。
そうした背景の中、注目を集めているのがDev Containers Specification(devcontainer)です。

Dev Containers Specificationとは、「開発環境をコンテナとして定義するための標準的な仕様(ルール)」のことです。
簡単に言うと「誰がどのパソコンを使っても、全く同じ開発環境を一瞬で再現できるようにするための設計図の書き方」を決めたものです。

今回は、このdevcontainer環境を手軽に構築・運用できるOSSツール「devcontainers/cli」をご紹介します。

devcontainers/cliは、Microsoftが提唱するdevcontainer仕様を、CLIベースで操作できる公式ツールです。

これまでdevcontainerの利用は、主にVS CodeやGitHub Codespacesといった特定のツールに依存していました。
しかし、devcontainers/cliを使えば、エディタなしでこの機能を利用できます。
つまり、ターミナル操作だけで環境構築やテストが可能になるのです。
これにより、例えばGitHub ActionsなどのCI/CDパイプラインの中でdevcontainer upを実行し、開発者のローカル環境と全く同じ環境で自動テストを行う、といった高度な運用が実現します。

導入は簡単で、プロジェクト直下に.devcontainerフォルダを作成し、そこにDockerfileやdevcontainer.jsonを配置するだけで、これだけで複雑な環境もコマンドひとつで正確に再現できます。
Docker Desktopさえあれば、チームメンバー全員が即座に同じスタートラインに立てます。

さらに、devcontainers/cliの活用を広げる関連OSSも存在します。
例えば、devcontainers/imagesには多数のプログラミング言語やフレームワークに対応したdevcontainer用Dockerイメージが公式に公開されており、ベースイメージ選びの手間を省けます。
また、devcontainer-featuresを使えば、Node.jsやPython環境の追加、特定ツールのインストールなどを簡単な記述だけで実現できます。
リポジトリをcloneするだけで、誰でも同じ開発環境を即座に利用できるというメリットは、チーム開発における大きな武器となります。

開発現場の効率化や再現性向上を目指すのであれば、devcontainers/cliと関連OSSの活用をぜひ検討してみてください。

DevContainers
https://containers.dev/

DevContainers/cli
https://github.com/devcontainers/cli

devcontainers/images
https://github.com/devcontainers/images


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(新規)
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(更新)
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3.OSS紹介ページ 先月のアクセスランキングTOP10

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→ 1位 (1位) PostgreSQL (https://openstandia.jp/oss_info/postgresql/)
↑ 2位 (5位) Ollama (https://openstandia.jp/oss_info/ollama/)
↓ 3位 (2位) Apache Tomcat (https://openstandia.jp/oss_info/tomcat/)
↑ 4位 (ランク外) n8n (https://openstandia.jp/oss_info/n8n/)
↓ 5位 (4位) MySQL (https://openstandia.jp/oss_info/mysql/)
↓ 6位 (3位) Apache HTTP Server (https://openstandia.jp/oss_info/apache/)
↓ 7位 (6位) Spring Boot (https://openstandia.jp/oss_info/springboot/)
↓ 8位 (7位) PHP (https://openstandia.jp/oss_info/php/)
↑ 9位 (10位) Keycloak (https://openstandia.jp/oss_info/keycloak/)
↓ 10位 (8位) Nginx (https://openstandia.jp/oss_info/nginx/)

※( )内は前月の順位


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4.今月注目のバグ&セキュリティ情報

【MongoDB】 Zlib 圧縮プロトコルヘッダー長に関する混乱によるメモリ読み取りの可能性 (CVE-2025-14847)

Zlib 圧縮プロトコルヘッダーにおける長さの不一致フィールドにより、認証されていないクライアントによる初期化されていないヒープメモリの読み取りが可能となる可能性があります。

  この問題は、以下のバージョンに影響します:
  MongoDB Server v7.0(7.0.28 以前の全バージョン)、
  MongoDB Server v8.0(8.0.17 以前の全バージョン)、
  MongoDB Server v8.2(8.2.3 以前の全バージョン)、
  MongoDB Server v6.0(6.0.27 以前の全バージョン)、
  MongoDB Server v5.0(5.0.32 以前の全バージョン)、
  MongoDB Server v4.4 の 4.4.30 以前のバージョン、
  MongoDB Server v4.2 の 4.2.0 以降のバージョン、
  MongoDB Server v4.0 の 4.0.0 以降のバージョン、
  MongoDB Server v3.6 の 3.6.0 以降のバージョンに影響します。

本脆弱性の影響を受ける環境は下記となります。

・MongoDB Server
  3.6
  4.0
  4.2
  4.4 ~ 4.4.30 より前
  5.0 ~ 5.0.32 より前
  6.0 ~ 6.0.27 より前
  7.0 ~ 7.0.28 より前
  8.0 ~ 8.0.17 より前
  8.2 ~ 8.2.3 より前

関連情報
・National Vulnerability Database
https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-14847

・Common Vulnerabilities and Exposures (CVE)
https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-14847

・MongoDB Blog
https://www.mongodb.com/company/blog/news/mongodb-server-security-update-december-2025

・MongoDB JIRA
https://jira.mongodb.org/browse/SERVER-115508


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