トップ NRI OSSソリューションマガジン(メールマガジン) Dockerコンテナ上で開発やテストをする際に便利なツールDocker Compose|9/3開催『Okta、OpenStandia KAIDの特徴と支援内容』ウェビナー【更新7件】OSS最新アップデート/ NRI OpenStandiaニュース(Vol.176)

Dockerコンテナ上で開発やテストをする際に便利なツールDocker Compose|9/3開催『Okta、OpenStandia KAIDの特徴と支援内容』ウェビナー NRI OSSソリューションマガジン 2021.8.26発行 Vol.176

1.Dockerコンテナ上で開発やテストをする際に便利なツール「Docker Compose」

OpenStandiaのメールマガジンをご購読いただき誠にありがとうございます。

先日、アプリのテスト環境をDockerで構築する際に3つのコンテナを使う要件がありましたので、今回はこの要件を実現する手順をご紹介させていただきます。

※手順の説明の下にその手順で使うコマンドを記載しています。
【1】Dockerネットワークの作成
  → docker network create [ネットワーク名]
【2】3つのコンテナ作成(3つ分繰り返す)
  → docker run -d --name [コンテナ名] -p [ポート番号] --network [【1】のネットワーク名] -v [ディレクトリ名] [コンテナのイメージ名]:[タグ名]
【3】コンテナの起動(3つ分繰り返す)
  → docker start [作成したコンテナに付与されたID]
【4】テストケース実施
【5】コンテナ停止(3つ分繰り返す)
  → docker stop [作成したコンテナに付与されたID]

この【2】~【5】をテストケース分繰り返します。
テストケースが少なかったり、テストケースによってコンテナ環境が変わらないのであれば問題ありませんが、大規模なシステムのテストだとテストケースはかなりの量になりますし、テストケースによっては設定を変更したコンテナを立ち上げる必要もあります。
なにより、長いコマンドだとオプション設定を忘れたり、間違えてしまい思わぬ事故に繋がることもあります。

そこで登場するのがDocker Composeです。
Docker Composeとは複数のコンテナからなる1つのシステムの構築を簡単にするツールです。
使い方は簡単です。
【1】Docker Composeをテスト環境にインストール
【2】上記手順【2】で実施するコンテナ作成のコマンドをComposeファイルというコンテナの起動情報ファイルに記載する。
【3】「docker-compose up」でDocker Composeを起動。複数コンテナが1つのコマンドで起動。
【4】テストケース実施
【5】「docker-compose down」でDocker Composeを停止。複数コンテナが1つのコマンドで停止。

最初の手順では、作成するコンテナ分だけ作成、起動、停止コマンドを実施していましたが、Docker Composeを使えば1つのComposeファイルに複数のコンテナ起動情報を記載し、1回コマンドを実行すれば複数コンテナの起動と停止がまとめて実施できます。
さらに、コンテナの設定を変更する時はComposeファイルの属性情報を編集すればいいので、コマンド実行に比べてコマンドが簡潔に書けるだけでなく、設定のミスを減らすことにも繋がります。

Composeファイルの書き方が独特なので最初の作成に少し時間がかかるかもしれませんが、慣れれば断然こちらの方が簡単かつ、速くテストを実施することができます。

皆さまもぜひ、機会がありましたら使ってみてはいかがでしょうか。


◆Docker最新情報
https://openstandia.jp/oss_info/docker/

◆OpenStandiaオープンソース年間サポートサービスのご紹介
https://openstandia.jp/services/

◆OpenStandiaオープンソース導入サービスのご紹介
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https://openstandia.jp/services/#supportlist

◆OpenStandia各種サービスのご相談はこちら
https://openstandia.jp/site/contact.html

2.9/3開催『Okta、OpenStandia KAIDの特徴と支援内容』ウェビナー

本セミナーでは昨今注目されている「ゼロトラスト」の実装アプローチにおいて一丁目一番地に位置付けられる、ID管理、ユーザ認証およびリソース認可の重要性について丁寧にご説明するとともに、業務面・システム面からID管理を行う上で考えるべきポイントもご紹介いたします。

また、ID管理、ユーザ認証およびリソース認可を実現する、IDaaS製品の「Okta」とIDガバナンスサービス「OpenStandia KAID」をご紹介いたします。

「Okta」についてはNRIセキュアテクノロジーズよりユースケースを交えて詳しく説明するとともに、PoCや導入支援メニューについてご案内いたします。

「OpenStandia KAID」についてはOpenStandiaより特徴的な機能の解説とともにデモを実施してわかりやすくご紹介いたします。

また、本セミナー受講後のWEBアンケートにご協力いただいた方の中から抽選で30名様へ「OpenStandiaロゴ入りモバイルバッテリー」をプレゼントいたします。

是非、下記よりセミナーのお申込みをお願い申し上げます。

【 日時 】2021年9月3日(金) 14:00~15:30
【開催場所】Zoom Webinar(オンライン)
【詳細・お申込】
本セミナーは終了しました

【受講対象】
「ゼロトラスト」、「IDaaS製品」、「IDガバナンスサービス」に関心がある、導入を検討している、および課題をお持ちの経営幹部、管理職の方、マネージャー、ご担当者

【アンケートプレゼント】
本セミナー受講後のWEBアンケートにご協力いただいた方の中から抽選で30名様へ「OpenStandiaロゴ入りモバイルバッテリー」をプレゼントいたします。

【 主催 】株式会社野村総合研究所、NRIセキュアテクノロジーズ株式会社

4.OSS紹介ページ 今月のアクセスランキングTOP10

オープンソース情報ページ「OpenStandia OSS紹介」のアクセスTOP10をご紹介

→ 1位 (1位) MySQL (https://openstandia.jp/oss_info/mysql/)
↑ 2位 (8位) MongoDB (https://openstandia.jp/oss_info/mongodb/)
↓ 3位 (2位) Keycloak (https://openstandia.jp/oss_info/keycloak/)
↓ 4位 (3位) Apache HTTP Server (https://openstandia.jp/oss_info/apache/)
↑ 5位 (6位) Apache Tomcat (https://openstandia.jp/oss_info/tomcat/)
↓ 6位 (4位) PostgreSQL (https://openstandia.jp/oss_info/postgresql/)
→ 7位 (7位) Fluentd (https://openstandia.jp/oss_info/fluentd/)
↓ 8位 (5位) OpenShift (https://openstandia.jp/oss_info/openshift/)
→ 9位 (9位) Apache Kafka (https://openstandia.jp/oss_info/apachekafka/)
→ 10位 (10位) Ruby on Rails (https://openstandia.jp/oss_info/rubyonrails/)

※( )内は前月の順位


◆OSS総合情報ページ「OpenStandia OSS紹介」はこちら
https://openstandia.jp/oss_info/

◆OpenStandiaサポート対象OSS一覧
https://openstandia.jp/services/#supportlist

◆OpenStandiaオープンソース年間サポートサービスのご紹介
https://openstandia.jp/services/

◆OpenStandiaオープンソース導入サービスのご紹介
https://openstandia.jp/services/

◆OpenStandia各種サービスのご相談は以下からお問合せください。
https://openstandia.jp/site/contact.html

5.編集後記

最後までご覧いただきありがとうございます。
野村総合研究所の山内です。

先日、チーム内でリモートワーク環境の紹介を行ったのですがエアコンが使えない部屋で仕事をしている、子供が乱入してくる、背中や腰が不調など、それぞれ悩みがあるようです。

そんな中、クローゼットや納戸をコックピットのようなDEN(書斎)に改造していたり、健康を意識してスタンディングデスクを使って立ったまま作業する人もおり、また分割キーボードの使用や椅子にこだわるなど長時間のデスクワークでも集中力を維持し、体に負担をかけにくい環境作りの工夫がみえました。

リモートワークはまだ新しい取り組みで試行錯誤ですが、通勤時間の節約などメリットも多いですので、この機会にワークライフマネジメントの考えも取り入れてコロナ禍でも充実した日々を送りたいですね。

今後も、「NRI OSSソリューションマガジン」を
どうぞよろしくお願いいたします。

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