2/9開催 OSSセキュリティ技術の会~「Keycloak入門」書籍発売記念~|クラウドネイティブ環境下での活用が期待されるWebAssembly NRI OSSソリューションマガジン 2022.1.26発行 Vol.181
1.2/9開催 OSSセキュリティ技術の会~「Keycloak入門」書籍発売記念~
2022年1月29日頃に、Keycloakの初の日本語書籍である「認証と認可 Keycloak入門」が発売となります。
発売を記念し、著者陣によるKeycloakの入門的な勉強会をオンライン開催いたします。
◆セミナー情報
『OSSセキュリティ技術の会 第10回勉強会』
・開催日時:2022年2月9日(水)18:30~19:55
・開催方式:ウェビナー形式 (事前登録制 ※登録〆切2月7日)
・お申込みはこちら
本セミナーは終了しました
・プログラム
18:30-18:35 『OSSセキュリティ技術の会について』
OSSセキュリティ技術の会の趣旨と活動予定について説明します。
OSSセキュリティ技術の会 中村 雄一
18:35-19:15 『KeycloakでAPI認可に入門する』
Keycloakを使うことで、OAuth 2.0やOIDCによるAPI認可を簡単に実現できます。
書籍で紹介しているサンプルプログラムでローカル環境でAPI認可を試す方法を解説します。
株式会社日立製作所 中村 雄一、田畑 義之
19:15-19:55 『KeycloakでSSOに入門する』
Keycloakを使うことで、OIDCやSAMLを使ったSSOを簡単に実現できます。
認証・シングルサインオンのおさらいをしたうえで書籍の中で紹介しているシナリオを解説します。
株式会社野村総合研究所 和田 広之、奥浦 航
◆書籍情報
『認証と認可 Keycloak入門 OAuth/OpenID Connectに準拠したAPI認可とシングルサインオンの実現』
https://openstandia.jp/event/event20220106.html
2.クラウドネイティブ環境下での活用が期待されるWebAssembly
Webブラウザ上で従来より高速な処理を実現する方法としてWebAssemblyがあります。
IEを除く主要なブラウザでは既に対応されており、これまでにGoogle Meetの背景ぼかし機能やGoogle Earth、eBayのバーコードリーダなどの事例があり、活用されてきています。
近年ではフロントエンドだけではなく、バックエンドでコードの実行基盤として利用することも期待されています。
2019年にMozilla、Fastly、Intel、Red Hatの4社で、WebAssemblyやWebAssembly System Interface(WASI)などに基づく安全な新しいソフトウェア基盤を構築することを目指したBytecode Allianceが発足しました。
Dockerの共同創業者Solomon Hykes氏も「2008年にWebAssemblyとWASIが存在していたら、Dockerを開発する必要がなかった」とツイートしているほど今後の技術として注目されています。
従来のDockerコンテナよりさらに軽量かつセキュアにアプリケーションを実行可能であることや、特定のプログラミング言語に依存しないなどの特徴があります。
Cloud Native Computing Foundation(CNCF)でも、「Krustlet」、「WasmEdge」、「wasmCloud」など複数のWebAssembly関連プロジェクトが最近、サンドボックスプロジェクトに採用されています。
皆さんもご興味があればWebAssemblyをサーバサイドで使われてみてはいかがでしょうか。
3.OSS紹介ページ 今月のアップデート(新規:1件、更新:8件)
(新規)
Loki (https://openstandia.jp/oss_info/loki/)
(更新)
Ansible (https://openstandia.jp/oss_info/ansible/)
Mattermost (https://openstandia.jp/oss_info/mattermost/)
Pentaho (https://openstandia.jp/oss_info/pentaho/)
PowerDNS (https://openstandia.jp/oss_info/powerdns/)
Prometheus (https://openstandia.jp/oss_info/prometheus/)
Puppet (https://openstandia.jp/oss_info/puppet/)
Redis (https://openstandia.jp/oss_info/redis/)
Ruby (https://openstandia.jp/oss_info/ruby/)
4.OSS紹介ページ 今月のアクセスランキングTOP10
オープンソース情報ページ「OpenStandia OSS紹介」のアクセスTOP10をご紹介
↑ 1位 (1位) Apache Log4j (https://openstandia.jp/oss_info/apachelog4j/)
↑ 2位 (3位) MySQL (https://openstandia.jp/oss_info/mysql/)
↑ 3位 (5位) Keycloak (https://openstandia.jp/oss_info/keycloak/)
→ 4位 (4位) Apache HTTP Server (https://openstandia.jp/oss_info/apache/)
↑ 5位 (7位) OpenShift (https://openstandia.jp/oss_info/openshift/)
→ 6位 (6位) Apache Tomcat (https://openstandia.jp/oss_info/tomcat/)
↑ 7位 (9位) MongoDB (https://openstandia.jp/oss_info/mongodb/)
→ 8位 (8位) PostgreSQL (https://openstandia.jp/oss_info/postgresql/)
↑ 9位 (ランク外) GitLab (https://openstandia.jp/oss_info/gitlab/)
→ 10位 (10位) Fluentd (https://openstandia.jp/oss_info/fluentd/)
※( )内は前月の順位
◆OSS総合情報ページ「OpenStandia OSS紹介」はこちら
https://openstandia.jp/oss_info/
◆OpenStandiaサポート対象OSS一覧
https://openstandia.jp/services/#supportlist
◆OpenStandiaオープンソース年間サポートサービスのご紹介
https://openstandia.jp/services/
◆OpenStandiaオープンソース導入サービスのご紹介
https://openstandia.jp/services/
◆OpenStandia各種サービスのご相談は以下からお問合せください。
https://openstandia.jp/site/contact.html
5.編集後記
最後までご覧いただきありがとうございます。
野村総合研究所の山内です。
本メルマガでもご紹介しております、「認証と認可 Keycloak入門」書籍について、皆さまの中にはこの解説本の具体的な中身が気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
書籍ではWebAuthnを使った認証機能の解説があります。
このような比較的新しい機能に関しても、書籍でじっくりと利用方法を学べるのはとても魅力的ですね。
また、ハンズオンもかなり充実しています。
一通りハンズオンを実施するだけでかなりKeycloakについて学べます。
このように、解説本はKeycloak中級者であってもかなり読み応えのある一冊となっております。
勿論、これからKeycloakを学ぼうとしている方にもとてもおすすめです。
下記のAmazonサイトや、全国の書店にも並びますので、是非ご一読をお願い致します。
■『認証と認可 Keycloak入門 OAuth/OpenID Connectに準拠したAPI認可とシングルサインオンの実現』
https://openstandia.jp/event/event20220106.html