2010.08.26発行 Vol.38 ─────────────────────────────────── ◆◇ NRI OSSソリューションマガジン ─────────────────────────────────── こんにちは。株式会社野村総合研究所オープンソースソリューションセンター (OSSC)の私市(きさいち)です。連日の猛烈な暑さで体の疲れがたまっている方 も多いのではないでしょうか?過ごしやすく快適な秋の訪れはいつになるやら という感じですが・・・なんとか長引く猛暑を乗り切ってまいりましょう! ※本メールは、NRI OSSCが主催・共催するセミナーに参加いただいたお客様や NRI OSSCメンバーと名刺交換をさせていただいたお客様、過去にNRI-OSSCに お問い合わせいただいたお客様、OSSユーザコミュニティサイトの会員様に 配信しています。注意事項・配信停止方法は以下のURLをご確認ください。 https://openstandia.jp/site/mailmagazine.html ■目次 1.What's New ◆記事掲載 日経コンピュータ 2010/07/21号 「特集1 安くて安心Linux総論」 弊社寺田、OBCI理事企業メンバーのコメントが掲載されました ◆OSS紹介 BIND、Red Hat Enterprise Linux、Heartbeat、Strutsページ公開 2.コラム Google App Engine上の開発を支援するOSSフレームワーク『Slim3』 3.最新イベント情報! (1)9/2 オープンソースで実現するCMS/文書管理セミナー (2)9/10,11 オープンソースカンファレンス 2010 Tokyo/Fall (3)9/16 オープンソースで実現するSSOとID管理 ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.What's New ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ ────────────────────────────────── ◆記事掲載 日経コンピュータ 2010/07/21号 「特集1 安くて安心Linux総論」 弊社寺田、OBCI理事企業メンバーのコメントが掲載されました ────────────────────────────────── 大規模システムへLinuxを導入した企業の事例は数多くありますが、この記事 「もう“実績不足”と言わせない」の中で、2011年に銀行の勘定系システムと して国内で初めてLinuxを導入する企業を紹介しています。 また、「10年保証のシステムも」の中では、機能強化されたRHEL、保守 切れLinuxの独自長期サポートサービスなどにも焦点が当てられています。 この記事の中で、弊社オープンソースソリューションセンター長 寺田 雄一、 オープンソースビジネス推進協議会(OBCI)の理事企業であるSRA OSS, Inc. 日本支社の稲葉氏のコメントが掲載されています。 さらに、Linuxのサポートサービスを提供するベンダーとして、弊社および SRA OSS, Inc. 日本支社が取り上げられています。 ─────────────────────────────────── ◆OSS紹介 BIND、Red Hat Enterprise Linux、Heartbeat、Strutsページ公開 ─────────────────────────────────── NRI-OSSCがサポートしているOSSの概要や機能、優位性や導入事例などの 情報をまとめている「OSS紹介ページ」において、BIND、Heartbeat、 Red Hat Enterprise Linux、Strutsのページを追加公開しました。 2010年8月現在、41種類のOSSをご紹介しています。今後も順次公開予定です。 OS/データベース/WEB 系・スクリプト言語系/Java 系/ネットワーク・ インフラ系/アプリケーション系というようにカテゴリ別にも参照することが できます。ぜひご覧ください。 ▽OSS紹介 BIND関連サービスページ https://openstandia.jp/services/bind/index.html ▽OSS紹介 Red Hat Enterprise Linux関連サービスページ https://openstandia.jp/services/redhatenterpriselinux/index.html ▽OSS紹介 Heartbeat関連サービスページ https://openstandia.jp/services/heartbeat/index.html ▽OSS紹介 Struts関連サービスページ https://openstandia.jp/services/struts/index.html ▽OSS紹介 対象OSS一覧ページ https://openstandia.jp/oss_info ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2.コラム Google App Engine上の開発を支援するOSSフレームワーク『Slim3』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ 株式会社電通国際情報サービス クラウド事業推進センター エバンジェリスト 渥美 俊英 Googleが提供するクラウド・サービス、Google App Engine for Java(以下、 GAE/J)は革新的な技術ですが幾つかの制約があります。Slim3は、GAE/J上の アプリケーション開発を効率化することができるOSSフレームワークです。 <Bigtableを使い易く> 分散キー・バリュー・ストア型データベースBigtableは、データ量が急激に増 加してもパフォーマンスの低下を発生させずに処理できるというメリットがあ る一方、検索時のフィルタリングやソートなどはRDBMSに比べ制限されている点 が、アプリケーション開発における制約になっていました。Slim3では、インメ モリでフィルタリングやソートを行うことができるので、Bigtableの制約を大 幅に回避することができます。 <トランザクション管理機能> Slim3では、グローバル・トランザクションと呼ばれる、複数のエンティティグ ループにまたがる一連の処理(トランザクション)の整合性を保つ機能を有し ています。Googleのキー・バリュー・ストアでは、一つのエンティティグルー プにおける処理のみがサポートされているため、複雑に連携する企業の業務シ ステムなどへの適用が難しいとされていましたが、グローバル・トランザクシ ョンにより、この問題は解決され、適用範囲が大幅に広がります。Slim3は、GA E/J上で実用的な速度でグローバル・トランザクションを実現する世界初のフレ ームワークと言えます。 <Slim3のコンセプト> Slim3の名前は、”Simple and Less is More”の略称です。通常のフレームワ ークは、様々な用途を想定して数多くの機能が盛り込まれていますが、その分 習得するために時間もコストもかかります。Slim3のクラスは、必要な機能だけ を厳選しているため短時間で習得でき、技術者がどの機能を使うか迷わなくて 済みます。茶道の“省く心”と同じで、省略することで本質が浮かび上がり、 より豊かな世界が表現できる。それがSlim3のコンセプトです。Slim3には、プ ログラムの土台となるコードを自動生成する機能があり、開発者の負担が軽減 し、開発生産性が向上します。 <商用サポート> Seasar2と同様に、Slim3についても、電通国際情報サービス(ISID)から商用サ ポートが提供されています。ISIDは、OSSの商用サポート、およびSeasarファウ ンデーションへの支援を通じ、ソフトウェア開発技術の向上、オープンソース・ コミュニティの活性化に積極的に取り組んでまいります。 お問い合わせはe-mail:g-oss@group.isid.co.jpまで ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 3.最新イベント情報! (1)9/2 オープンソースで実現するCMS/文書管理セミナー (2)9/10,11 オープンソースカンファレンス 2010 Tokyo/Fall (3)9/16 オープンソースで実現するSSOとID管理 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ ┌────────────────────────────────── │ 2010/9/2 オープンソースで実現するCMS/文書管理セミナー │ ~CMS、文書管理、ワークフロー、マッシュアップで情報流通を加速!~ └────────────────────────────────── 内部統制の強化や、競争力の強化といった観点から、グループ/グローバル 規模での情報共有や文書管理が求められています。数千、数万といった ユーザ数での利用の場合、商用製品では膨大なライセンス費用がかかって しまいますが、オープンソースを活用し低コストで実現するソリューション /事例をご紹介します。是非、ご参加ください。 講演内容:「グループ/グローバル規模での情報共有/文書管理」 日時:2010年9月2日(木) 17:45~18:45(受付開始 17:15~) 会場:野村総合研究所 丸の内総合センター 9F 大会議室 対象:企業情報ポータルの新規構築/再構築をご検討の方 費用:無料 定員:20名 (事前登録制) イベントの詳細やお申し込みはホームページをご覧ください。 https://openstandia.jp/event/event20100902.html ┌────────────────────────────────── │ オープンソースの「今」を伝えるオープンソースカンファレンス2010 │ 2010/9/10,11 Tokyo/Fallにて講演&ブース出展! └────────────────────────────────── OSC Tokyo/Fallが、Tokyo/Springと同じ会場の明星大学 日野キャンパスで 開催されます。 今回もオープンソースミドルウェアサポートシェアNO.1の実績を持つ NRI OpenStandiaならではの事例として、業界標準のシングルサインオンを OSSで実現し、ソフトウェアコストを削減した事例を来場者の方だけに じっくりと分りやすく解説します。また、展示ブースにて NRI OpenStandia のサービス内容等も詳しくご紹介させていただきます。是非ご参加ください。 さらに、OBCIの講演は「もっとじっくり聞きたい」と言う参加者の皆様の声に お応えして、「オープンソース『超』入門」の拡大バージョンをお届けします。 こちらも是非ご参加ください。 日時:2010年9月10日(金)、11日(土) 10:00~17:00 会場:明星大学 日野キャンパス (多摩モノレール「中央大学・明星大学駅」から直結。会場まで徒歩5分) 費用:無料 ■NRI講演 日時:2010/9/10(土) 11:15~12:00 202会場 (定員:202名) 内容:「OSSでシングルサインオンOpenSSO事例紹介!」 ■OBCI講演 日時:2010/9/10(土) 13:00~13:45 506会場 (定員:96名) 内容:「オープンソース『超』入門」 イベントの詳細、お申し込みはホームページをご覧ください。 https://openstandia.jp/event/event20100910.html ┌────────────────────────────────── │ 2010/9/16 オープンソースで実現するSSOとID管理 │ ~AD連携、Salesforce/Google連携事例紹介セミナー~ 開催 └────────────────────────────────── ますます必要性が高まっているシングルサインオン(SSO)やID管理(IDM)。 本セミナーでは、従来高額な費用が必要だったシングルサインオンやID管理の 導入について、オープンソースを活用することで低コストでの導入を可能にし た事例を紹介します。 また、ActiveDirectoryとの連携や、近年ニーズが高まっているSalesforceCRM、 GoogleAppsとの連携事例についても解説します。 従業員数が多い企業や、コスト削減をしたい企業の担当者は必見です。 是非、ご参加ください。 日時:2010年9月16日(木) 17:00~18:00(受付開始 16:30~) 会場:野村総合研究所 丸の内総合センター 9F 会議室10 対象:SSOやID管理をご検討の方 費用:無料 定員:20名 (事前登録制) 講演内容: 「オープンソースで実現するSSOとID管理 ~AD連携、Salesforce/Google連携事例紹介~」 イベントの詳細やお申し込みはホームページをご覧ください。 https://openstandia.jp/event/event20100916.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 編┃集┃後┃記┃ ━┛━┛━┛━┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。 先日、6年ぶりに人間ドックを受けてきました。日本人間ドック学会の調査に よると、生活習慣病と関連の深い検査項目で何らかの異常が見つかった人は 昨年1年間の受診者の90.5%にも上ったそうです。この結果は、「異常」の 基準値が厳しくなったことや、定年後も受診する高齢者が年々増えていること も影響しているそうですが、完全に健康な人が1割に満たないとは驚きですね。 私はどうかなぁ。3週間後、忘れた頃に検査結果が届く予定です。深刻な異常 がありませんように。 次回もどうぞよろしくお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※注意事項・配信停止方法は以下のURLをご確認ください。 https://openstandia.jp/site/mailmagazine.html 商品・サービスに関するお問い合わせ:ossc@nri.co.jp OSSソリューションマガジンに関するお問い合わせ:magazine-ossc-ext@nri.co.jp 発信元:株式会社野村総合研究所オープンソースソリューションセンター https://openstandia.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━