=================================== ※配信停止方法や配信対象等については、このメールの末尾をご覧ください。 ─────────────────────────────────── ◆◇ NRI OSSソリューションマガジン 2021.01.27発行 Vol.169 ─────────────────────────────────── 目次 【注目】オラクル社寄稿「MySQLのクラウド版 MySQL Database Service」 【新規1件/更新7件】OSS最新アップデート 【TOP10】OSS紹介サイトアクセスランキング ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ オラクル社寄稿「MySQLのクラウド版 MySQL Database Service のご紹介」 https://openstandia.jp/oss_info/mysql/cloud.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ 2020年9月にオラクル社のMySQL Database Serviceがスタートに伴い、 今月のメルマガはオラクル社のMySQL Solution Engineering Director 梶山隆輔氏から寄稿をいただきました。是非ご覧ください。 【オラクル社 MySQL Global Business Unit 梶山隆輔氏 執筆】 MySQL Database Service(MDS)はオープンソース・データベースのMySQLの 開発元であるオラクルが提供するクラウド・データベースです。オラクルでは これまでに一度MySQLを使用したクラウド・データベースが MySQL Cloud Serviceの名称で提供されたこともありましたが、インフラ側の 第2世代(Gen 2)への移行にともないサービスを再設計し、MySQLの開発部隊 がサービス全体の開発、運用、およびサポートサービスまでを一貫して 担当するMySQL Database Serviceとして新たなスタートを切りました。 MDSの最大の特徴は、サービスの設計やサポートをMySQLサーバー自体を開発 している部隊が担当するところにあります。旧MySQL社の時代から MySQLサーバーの開発とサポートサービスの提供は企業として行い、成果物 であるソースコードをコミュニティに公開するモデルを取ってきました。 最新のMySQLの機能や改良をいち早くクラウド・データベースとして提供 できることや、MySQLを知り尽くしているからこそ提供可能なMySQL内部を 含めた高品質なサポートサービスが提供できることは、MySQLを開発している オラクルならではの、他社にはマネできない強みとなっています。 MDSはこのMySQL Enterprise Edition(MySQL EE)をベースとした 業界唯一のクラウド・データベースです。MDSはコミュニティ版として 提供しているMySQLサーバーとコア機能はソースコードレベルで同一と なっています。さらにMDSには監査、データマスキング、データベース・ ファイアウォール、暗号化などのMySQL EE専用の拡張機能も追加 されていきます。つまりMDSはオンプレミス環境やIaaS上に導入された MySQL EEとは完全な互換性を保つように設計されています。万が一MDSが 利用者の要件を満たさなくなってしまった場合は、MySQL EEや コミュニティ版のMySQLサーバーに切り替えてもアプリケーション側での 互換性の心配はいらないという、クラウドへのロックインの心配のない クラウド・データベースとして提供されています。 MDSには大規模データの分析を高速化するエンジンであるHeatWaveという 拡張サービスが用意されています。MySQLはWebアプリケーションや モバイルアプリケーションのバックエンドとしてオンラインの トランザクション処理を得意としています。一方でレポート作成や分析処理 などは他のデータストアで行われるケースも多くなっています。 そこでHeatWaveでは、新しいデータ分析基盤としてトランザクション処理も 分析処理をMySQLで運用できる仕組みを用意しました。 HeatWaveは、データウェアハウス系のベンチマークであるTPC-Hのクエリでの 性能検証で、MySQL単体や他社クラウドのデータ分析基盤と比較して非常に 高い性能を示し、他社クラウドのサービスと比較しても圧倒的な コストパフォーマンスとなっています。ベンチマーク手順や実行スクリプト などは下記ページにて公開されており、誰でも再現テストを行い結果を 公表することが可能です。 https://www.oracle.com/mysql/heatwave/performance/ (外部リンク) HeatWaveはMDSにおける分析処理のアクセラレーターという見方ができます。 アプリケーションに対するHeatWaveのインターフェースは通常の MySQLサーバーと完全に同じため、MySQLサーバー上で動作するSQLを変更する 必要はなく、結果セットも通常のMySQLサーバーのものと変わりありません。 またデータの更新はInnoDBストレージエンジンでトランザクショナルに 処理されます。またレプリケーション構成を構築することはHeatWave利用時 でも可能です。 データ分析基盤などへのETLツールを利用したデータの転送が不要に なることも大きな魅力です。ETLツールを利用する場合はそのツール自体や 設定の管理が必要となり、多くの場合がバッチ的な処理でのデータ同期と なるため、トランザクション処理を行う側のデータと分析処理の対象データに 大きな時間差が生まれることが課題となります。HeatWaveの場合にはすべての 処理を一つのデータストアで処理できるためETLツール利用の課題は なくなります。既存のMySQLサーバーの環境に手を加えずに、 レプリケーション先としてHeatWaveを利用する構成とした場合にも、 ETLツールは不要でデータ連係ができることは大きなメリットになります。 ▼OpenStandia「MySQL Database Service(MDS)」について詳細はこちら https://openstandia.jp/oss_info/mysql/cloud.html ▼OpenStandia「MySQL」のバージョン情報・概要はこちら https://openstandia.jp/oss_info/mysql/index.html ▼詳しくはOpenStandiaまでお問い合わせください。 https://openstandia.jp/site/contact.html ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ OSS紹介ページ 今月のアップデート(新規:1件、更新:7件) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ (新規) Next.js (https://openstandia.jp/oss_info/nextjs/) (更新) Bootstrap (https://openstandia.jp/oss_info/bootstrap/) Fedora (https://openstandia.jp/oss_info/fedora/) midPoint (https://openstandia.jp/oss_info/midpoint/) Rancher (https://openstandia.jp/oss_info/rancher/) Apache Struts (https://openstandia.jp/oss_info/struts/) Apache Log4j (https://openstandia.jp/oss_info/apachelog4j/) Ubuntu (https://openstandia.jp/oss_info/ubuntu/) ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今月のOSS紹介サイト アクセスランキング TOP10 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ オープンソース情報サイト「OpenStandia OSS紹介サイト」のアクセスTOP10を紹介 → 1位 (1位) MySQL (https://openstandia.jp/oss_info/mysql/) ↑ 2位 (3位) PostgreSQL (https://openstandia.jp/oss_info/postgresql/) ↑ 3位 (5位) Apache HTTP Server (https://openstandia.jp/oss_info/apache/) ↑ 4位 (6位) Apache Tomcat (https://openstandia.jp/oss_info/tomcat/) ↓ 5位 (2位) CentOS (https://openstandia.jp/oss_info/centos/) ↓ 6位 (4位) PHP (https://openstandia.jp/oss_info/php/) → 7位 (7位) Ruby on Rails (https://openstandia.jp/oss_info/rubyonrails/) ↑ 8位 (10位) Ubuntu (https://openstandia.jp/oss_info/ubuntu/) ↓ 9位 (8位) Nginx (https://openstandia.jp/oss_info/nginx/) ↑ 10位 (ランク外) Keycloak (https://openstandia.jp/oss_info/keycloak/) ※( )内は前月の順位 ◆OSS総合情報サイトはこちら https://openstandia.jp/oss_info/ ◆OpenStandiaサポート対象OSS一覧 https://openstandia.jp/services/support_oss.html ◆OpenStandiaオープンソース年間サポートサービスのご紹介 https://openstandia.jp/services/support_services.html ◆OpenStandiaオープンソース導入サービスのご紹介 https://openstandia.jp/services/intro_services.html ◆OpenStandia各種サービスのご相談は以下からお問合せください。 https://openstandia.jp/site/contact.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 編┃集┃後┃記┃ ━┛━┛━┛━┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最後までご覧いただき、ありがとうございます。 野村総合研究所の前原です。 今回は、業務を遂行する際に便利なプロジェクト管理ツールについて コメントします。 プロジェクト管理ツールとは、様々なタスクを「チケット」に書き込むことで タスクの担当者や締切を管理することができる便利ツールです。 このツールを用いることで、ガントチャートやカレンダー、カンバンボードと いった様々な表示方法でチケットを管理することができます。 かつて、プロジェクト管理ツールは各々のサーバにインストールするもの でしたが、最近はクラウドサービスが主流になってきています。 例えば、古くからプロジェクト管理ツールとして人気なOSSであるRedmineも クラウドサービスで利用できます。 https://redmine.jp/overview/ (外部リンク) 他にも、プロジェクト管理ツールとして有名なBacklog、Trello、Asana、Jira といったものもクラウドサービスです。 参考までに、NRIではJiraを用いてプロジェクト管理を行った ケースが多数あります。 https://aslead.nri.co.jp/case/ プロジェクト管理ツールを入れるだけで、大規模プロジェクトの管理が 大幅に実施しやすくなりますので、皆さまもプロジェクト管理ツールの 導入を検討してみてはいかがでしょうか。 今後も、「NRI OSSソリューションマガジン」を どうぞよろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NRI OpenStandiaのWebページからセミナー申込やお問い合わせ頂いたお客様、 NRIから委託されたOpenStandia営業と名刺交換をさせて頂いたお客様、 NRIが主催、共催、協賛するセミナー、イベントにご参加して頂いたお客様に 送付しております。 ◆商品・サービスに関するお問合せはこちら https://openstandia.jp/site/contact.html ※注意事項は以下のURLをご確認ください。 https://openstandia.jp/site/mailmagazine.html ※配信先メールアドレス変更はこちら https://openstandia.jp/mm/mmchange.html ※配信停止はこちら https://openstandia.jp/mm/mmstop.html OSSソリューションマガジンに関するお問合せ:magazine-ossc-ext@nri.co.jp 発信元:株式会社野村総合研究所 https://openstandia.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━