2011.5.26発行 Vol.45 ─────────────────────────────────── ◆◇ NRI OSSソリューションマガジン ─────────────────────────────────── こんにちは。株式会社野村総合研究所オープンソースソリューションセンター (OSSC)の私市(きさいち)です。 東日本大震災で被害にあわれた全ての皆様に、心よりお見舞い申し上げます。 本日より、NRI OpenStandiaニュースの配信を再開いたします。 今回は、NRIが理事を務めるOBCIの正会員企業、タイムインターメディア様の コラムを掲載いたしました。 ※本メールは、NRI OSSCが主催・共催するセミナーに参加いただいたお客様や NRI OSSCメンバーと名刺交換をさせていただいたお客様、過去にNRI-OSSCに お問い合わせいただいたお客様、OSSユーザコミュニティサイトの会員様に 配信しています。注意事項・配信停止方法は以下のURLをご確認ください。 https://openstandia.jp/site/mailmagazine.html ■目次 1.What's New ◆大盛況、クラウドEXPO講演資料を差し上げます! ◆OSS紹介 Liferayを大幅リニューアル Debianを新規追加 ◆「クラウド時代を生き抜くためのSSO&ID管理セミナー」がお勧めセミナー として紹介されました → 2011/6/3にも開催決定 ◆IT Leaders連載「『情報分析』と『行動』を直結させるBI」に 「OpenStandia/BI for Salesforce CRM」が紹介されました 2.コラム クラウドとは別のハイパフォーマンスWEB戦略 3.最新イベント情報! 6/3 クラウド時代を生き抜くためのSSO&ID管理セミナー ~ AD連携、Salesforce/Google連携事例紹介 ~ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.What's New ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ ─────────────────────────────────── ◆大盛況、クラウドEXPO講演資料を差し上げます! ─────────────────────────────────── NRI-OSSCは、2011年5月11日~13日に東京ビッグサイトで開催された 『第2回クラウド・コンピューティングEXPO(クラウドジャパン春)』に出展し、 シングルサインオンに関する資料配布と、ミニセミナーを実施いたしました。 改めてご来場くださった皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。 ▼ミニセミナー 「オープンソース×クラウド」で実現する グローバル規模での情報共有と認証基盤 上記の講演資料を差し上げますので、ご希望の方は、下記フォームから 「クラウドEXPO資料希望」とお知らせください。 https://openstandia.jp/site/contact.html ─────────────────────────────────── ◆OSS紹介 Liferayを大幅リニューアル Debianを新規追加 ─────────────────────────────────── おなじみの「OSS紹介ページ」において、Liferayを大幅にリニューアルし、 Debianのページを新規追加いたしました。 Liferayは、機能詳細やシステム要求仕様、商用製品との機能比較などを盛り 込んだ内容に変更しております。 ▼OSS紹介 Liferay関連サービスページ https://openstandia.jp/services/liferay/index.html ▼OSS紹介 Debian関連サービスページ https://openstandia.jp/services/debian/index.html ▼OSS紹介 対象OSS一覧ページ https://openstandia.jp/oss_info ─────────────────────────────────── ◆「クラウド時代を生き抜くためのSSO&ID管理セミナー」がお勧めセミナー として紹介されました → 2011/6/3にも開催決定 ─────────────────────────────────── PC-Webzine 2011/3月号 p.37 セミナーカレンダー3月版にて、NRI-OSSC 主催の「クラウド時代を生き抜くためのSSO&ID管理セミナー」がお勧めセミナー として紹介されました。来月、6/3(金)にもこちらのセミナーを開催いたします。 是非、ご来場ください。 ▼クラウド時代を生き抜くためのSSO&ID管理セミナー ~AD連携、Salesforce/Google連携事例紹介~ https://openstandia.jp/event/event20110603.html ─────────────────────────────────── ◆IT Leaders連載「『情報分析』と『行動』を直結させるBI」に 「OpenStandia/BI for Salesforce CRM」が紹介されました ─────────────────────────────────── IT Leadersに掲載されている特集「『情報分析』と『行動』を直結させるBI」 のPart 3「次世代BIを支える5つの技術トレンド」にて「OpenStandia/BI for Salesforce CRM」が紹介されました。 BIの最新情報がさまざまな角度から掲載されています。是非ご覧ください。 ▼「情報分析」と「行動」を直結させるBI http://it.impressbm.co.jp/taxonomy/term/2278 ▼次世代BIを支える5つの技術トレンド (Part 3) http://it.impressbm.co.jp/e/2011/02/15/3311 ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2.コラム クラウドとは別のハイパフォーマンスWEB戦略 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ 株式会社タイムインターメディア CTO 小宮山 峰史 皆様こんにちは。タイムインターメディアの小宮山と申します。 弊社では設立当初からオープンソースの普及や研究、ビジネスへの活用などを 行ってきました。 その中で今回ご案内させていただくのは、memcached です。 最近クラウドが世間を騒がせていますが、昨今のコンシューマWEBサイトには 高度な機能が要求され、サーバ数を増やすことでパフォーマンス対策しようと いう流れですね。自分でサーバを管理していたのでは簡単に増やすことはでき ない。そこでクラウドの登場というわけです。 しかし安直にハードウェアに頼る前に、個々のアプリケーションのパフォーマ ンスを上げることはできないでしょうか? そこですでにブームはすぎたかもしれませんが、KeyValueについてご紹介し たいと思います。 今回例とするのはmemcachedです。弊社でも大規模コンシューマWEBサイトで の採用実績もあり、使いやすいKeyValueシステムです。 さてmemcachedの使い方は大きく2つあります。 一つはRDBに代わるものとして、「キー」と「値」だけを保持する高速・大規模 ストレージとしての使い方です。 KeyValueという言葉からも連想しやすいの で、みなさんはこのイメージのほうが強いのではないでしょうか? RDBでは扱いきれないような大きなデータが扱えるのでSNSなどのサイトでは 必須の技術といっていいでしょう。逆にいえばデータをRDBで扱えるのであれば 不要な機能です。 もう一つの使い方とはデータキャッシュとしての使い方です。mem(cache)dと 名前からもわかるように、そもそもmemcachedはキャッシュシステムでもある のです。そしてこれが(これこそが)アプリケーションのパフォーマンス改善 に役に立つのです。 ボトルネックは数か所に集中し、その部分を改善できるとパフォーマンスは向 上するというのは性能改善のイロハですが、大規模WEBシステムの場合、一番 ボトルネックになりやすいのはRDBです。アプリケーションサーバーは簡単に 多重化できますがRDBは難しいので、規模が大きくなるにつれてRDBの負担が 増えるというわけです。 また昨今のSeasarなどの高度なフレームワークを使ったシステムではRDBから 取得したデータはEntityと呼ばれるJavaオブジェクトになりますが、その生成 に多くのCPUタイムを使用するようになっています。開発のしやすさ、安全性と 引き換えにパフォーマンスを犠牲にしているわけです。 であれば、Entityをmemcachedに保持させたらどうでしょうか?上記2つの 問題は大きく改善されます。変更されやすく、常に最新を見ないといけない データには適用できませんが、memcachedではオブジェクトの種類ごとに寿命 を細かく設定できます。それにそもそも全てのデータをキャッシュする必要は ありません。よく参照され、フィールド数が多く、生成にコストのかかりそう なレコードや、ルックアップマスタとして使われるレコードをキャッシュすれ ばいいのです。 データベースのオンメモリ化やクラスタリングといった力技の技術もあります が、アプリケーションそのものの性能を改善すれば、ハードウェアを増築する ことなくより多くのユーザを捌けるようになります。 みなさんも是非memcachedを使ってみてください 最後になりますが、OpenStandiaチームとは、オープンソースビジネス推進協 議会(OBCI)でご一緒しております。OBCIの目的に賛同し、日本の社会全体が 真にオープンソースのメリットを享受できる環境を整備し、情報サービス産業 全体の発展に寄与できるようにと考えております。1998年の創業以来、数多く のオープンソースを活用したシステムを開発してきました。長年の実績に裏付 けられたOSS開発のノウハウやナレッジを駆使して、これからもお客様に安全・ 高性能・高品質なシステムを提供することをお約束いたします。 ビジネス活用にご興味がある方等いらっしゃれば、お気軽に当社までお問い合 わせ下さい。 ▼会社ホームページ http://www.timedia.co.jp/index.html ▼問い合わせフォーム https://www.timedia.co.jp/contact.html/contact.html ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 3.最新イベント情報! 6/3 クラウド時代を生き抜くためのSSO&ID管理セミナー ~ AD連携、Salesforce/Google連携事例紹介 ~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ ますます必要性が高まっているシングルサインオン(SSO)やID管理(IDM)。 本セミナーでは、従来高額な費用が必要だったシングルサインオンやID管理の 導入について、オープンソースを活用することで低コストでの導入を可能に した事例を紹介します。 また、ActiveDirectoryとの連携や、近年ニーズが非常に高まっている SalesforceCRM、GoogleAppsとの連携事例についても解説します。 従業員数が多い企業や、コスト削減をしたい企業の担当者は必見です。 是非、ご参加ください。 日時:2011年6月3日(金) 17:00~18:00(受付開始 16:30~) 会場:野村総合研究所 丸の内総合センター 9F 会議室10 対象:SSOやID管理をご検討の方 費用:無料 定員:20名 (事前登録制) ▼イベントの詳細、お申し込みはホームページをご覧ください。 https://openstandia.jp/event/event20110603.html セミナー情報と一緒に、こちらの情報もご覧ください。 ▼OSS紹介 OpenSSO関連サービスページ https://openstandia.jp/services/opensso/index.html ▼OSS紹介 OpenAM関連サービスページ https://openstandia.jp/services/openam/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 編┃集┃後┃記┃ ━┛━┛━┛━┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。 東日本大震災から2ヶ月以上経過した現在も、まだ被災地や避難先で不自由で 不安な生活を強いられている方々が多くいらっしゃると思います。本当に一日 も早い復旧、復興をお祈り申し上げます。 私はできるだけ長く多く募金できるよう、自分の仕事を頑張りたいと思います。 次回もどうぞよろしくお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※注意事項・配信停止方法は以下のURLをご確認ください。 https://openstandia.jp/site/mailmagazine.html 商品・サービスに関するお問い合わせ:ossc@nri.co.jp OSSソリューションマガジンに関するお問い合わせ:magazine-ossc-ext@nri.co.jp 発信元:株式会社野村総合研究所オープンソースソリューションセンター https://openstandia.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━