NRI OSSソリューションマガジン  2012.01.25発行 Vol.53

                       2012.01.25発行    Vol.53
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◆◇ NRI OSSソリューションマガジン
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こんにちは。株式会社野村総合研究所オープンソースソリューションセンター
(OSSC)の私市(きさいち)です。
Vol.52のカレンダー&最新資料プレゼントでは非常に数多くの方にお申し込み
いただきました。ありがとうございます。これから1年間、デスクでカレンダー
をご愛用いただければうれしく思います。最新資料は、ホームページには掲載
されていない情報もあってかなり読み応えがある内容かと思います。ご不明な
点などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
今年もNRI OSSCのサービスやイベント情報等、さまざまな情報をご紹介してま
いります。どうぞよろしくお願いします。


※本メールは、NRI OSSCが主催・共催するセミナーに参加いただいたお客様や
 NRI OSSCメンバーと名刺交換をさせていただいたお客様、過去にNRI OSSC
 にお問い合わせいただいたお客様、OSSユーザコミュニティサイトの会員様に
 配信しています。注意事項・配信停止方法は以下のURLをご確認ください。
 https://openstandia.jp/site/mailmagazine.html


■目次
1.What's New
◆Webニュースにも掲載
 [OBCIセミナー]「OSSビジネスに見るアジア市場進出のポイント」をテーマ
 としたパネルディスカッションの様子など

2.コラム Linuxのカーネル開発コミュニティについて

3.オープンソースまるごとコンサルティング 第19回
 ~CentOSの導入作業と保守作業を両方受けてほしい~

4.最新イベント情報!
 (1)2/ 2 シングルサインオンとID管理が必ず理解出来る統合認証基盤セミナー
 (2)2/ 9 OSS BI(Jaspersoft)のご紹介と
      JasperReportの導入&実践解説セミナー
 (3)2/16 TISとNRIが提案するオープンソース最適活用


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1.What's New
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◆Webニュースにも掲載
 [OBCIセミナー]「OSSビジネスに見るアジア市場進出のポイント」をテーマ
 としたパネルディスカッションの様子など
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2012年1月19日に開催された OBCI主催「中国・アジアのIT動向と企業の課題」
セミナーが記事に取り上げられました。

http://biz.bcnranking.jp/article/news/1201/120120_128725.html

セミナー冒頭では、OBCIの石井達夫理事長(SRA OSS日本支社長)から「中国・
アジアビジネスの成功の鍵はオープンソース」との挨拶がありました。

「日系ITベンダーの動向に見る中国ビジネスの今」
「上海発ITビジネスの現場と成功への3つの鍵」
「中国進出の日系企業における情報セキュリティ対策の実態」
「MySQL最新動向と最新事例」
という4タイトルの講演後、「OSSビジネスに見るアジア市場進出のポイント」
をテーマにパネルディスカッションも実施されました。記事にはパネルディス
カッションの一部が写真とともに掲載されています。


●参加者の感想・ご意見(抜粋)
・既に多くの日本のベンダー、SIerが中国・アジア市場への挑戦を始めていて
 心強く感じた。
・中国・アジア市場進出への道のりは困難であることは間違いないが、グロー
 バル視点で見れば、日本は決して不利な状況ではないと感じた。
・新たな、巨大な市場に挑戦できる舞台がある、というのは、我々にとっては
 幸せなことだ、と思った。


【BCN Bizlineでのニュース】
 http://biz.bcnranking.jp/article/news/1201/120120_128725.html


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2.コラム Linuxのカーネル開発コミュニティについて
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                             デル株式会社
     Dellテックセンター コミュニティーテクノロジスト 小薗井 康志

今回はじめてコラムを書かせていただくことになりました、デルの小薗井(お
そのい)と申します。
もしかしたら、デルではなく、インテル、あるいはLinux Foundationの小薗井
と言った方がご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
私がオープンソースの世界で働かせていただくきっかけにもなった当初の課題
は、Linuxカーネル開発者との協業をどのように実現するかということでした。
今回は、知られているようで意外と知らない人も多い、Linuxのカーネル開発の
コミュニティについて簡単に書かせていただこうと思います。


# Linuxカーネル, “Up stream first”とは?

その前にまずカーネルについて書かせていただきます。
皆さんご存知のように、それぞれのLinuxディストリビューション(以下ディ
ストロ)は、Linus Torvalds氏が管理しているLinuxカーネルを核に、各種の
ツールなどを一つのパッケージにしてディストリビューションという形で世の
中に出しています。
ディストロのスペックを見ていただければ、どのカーネルが使われているかが
書かれています。例えば、最新のRed Hat Enterprise Linux 6.2は 2.6.32
および 2.6.34を使っているとか、Ubuntuの11.10は カーネル3.0を使っている
とか、そんな感じです。

昔は、カーネル開発者が作ったカーネルに独自の改良を加えてディストロに
組み込んでいた例も少なくはありませんでしたが、最近は何かカーネル周りで
改良などがいる場合には、できるだけ元となるカーネル(メインラインと呼ば
れるもの)を改良して、ディストロでその改良が入ったものを採用するという
動きが強くなっています。

これは“Up stream first”と呼ばれ、Linux Foundationのサイトでも盛んに
言われています。こうすることによってカーネル周りで改良があった場合に
全てのディストロで自動的にそれを採用することができ、OS開発全体の効率も
アップしますし、より多くの人がコードをレビューするので品質も高めること
ができます。


# 開発サイクル
では次に開発サイクルを見ていきましょう。
Linuxのカーネルは、ほぼ3ヶ月ごとに新しいバージョンがリリースされます。
 2.6.39   2011年5月19日
 3.0      2011年7月22日
 3.1      2011年10月14日
 3.2     2012年1月4日
※従来カーネルのバージョンは 2.6.36 ,2.6.37, 2.6.38 と進んでいきました
が、Linux20周年の昨年に Linusが3.0を発表し、以降2桁目でバージョンが分か
るようになっています。

この3ヶ月の中で、最初の約2週間は Merge Windowと呼ばれる新しい機能を
マージ(取り入れる)していく期間になります。
このときに、これまで様々なハードウェアベンダー、ディストロベンダ、ある
いはユーザーなどから提案されてきた新しい機能や改良が次のカーネルに取り
込まれるかどうかがほぼ決定されます。
そして、Linusから Merge windowを閉める宣言があり、-rc1と呼ばれるバージ
ョンのカーネルが出てきます。
" LKML: Linux kernelmailing list: Linux 3.3-1 out 
https://lkml.org/lkml/2012/1/19/418 "

その後、先程の3ヶ月サイクルでリリースするため、カーネルハッカーたちは
新しい提案を入れたカーネルに問題がないかどうかテストを重ね、(先程のRC1
が RC2, RC3, RC4, RC5と改良が加えられていき)前回のリリースから約3ヶ月
後に新しいバージョンがLinusからリリースされます。
" LKML:Linux kernelmailing list:Linux 3.2 
https://lkml.org/lkml/2012/1/4/395 "

リリースされたカーネルはここで開発が終わりというわけではなく、この後も
バグフィックスなどの改良は加えられます。それらは、安定版(Stable)カー
ネルとして 3.2.1, 3.2.2, 3.2.3といったようにバージョンを上げていきます。
現在、3.0は 3.0.17、3.1は 3.1.10、3.2は 3.2.1まで進んでいるようです。


# どんな人がこの開発に参加しているのか

さて、それでは誰がどのような形でこの開発作業に参加して、どのように決定
がされているのでしょうか?
まず、全体の技術者の数は約1000人です。毎回毎回1000人以上の世界中の開発
者が、何らかの形でこの開発サイクルに関わっています。
ある人は自社製品向けのドライバソフトを入れるため、あるいはOSの性能や信
頼性を上げるため、ユーザーの観点から自分の欲しい機能を入れるためなど、
様々な理由でこのコミュニティに参加しています。

実際に誰が一番コードを書いているかは、Linux Foundationの調査などで見る
ことができます。Linux Foundationのホワイトペーパー 誰がLinuxを開発して
いるかをご参照ください。

最後に、この開発サイクルの管理方法については、一般に言われているように
カーネルのリリースなどはLinus氏が最終的に決めています。
しかし、彼が例えばMerge Windowでの全ての決定をするわけではなく、彼から
権限を託されたサブシステム・メンテナーと呼ばれる人がかなりの決定を行っ
ています。
ですので、カーネルに何か新しいものを入れたい場合には、彼らサブシステム・
メンテナーとの交渉をうまく進める、あるいは仲間(社員など)にしてしまう
ということが重要になってきます。
ここ2,3年で多くのメンテナーがインテルに入っているような気がします。この
あたりでも各企業のオープンソースへの力の入れ方を見ることができます。

ざっとLinuxカーネルのコミュニティについて書かせていただきましたが、機会
があればそれぞれの過程でどんなことがあるのか、あるいはこれまでどんなこ
とがあったかをご紹介したいと思います。ぜひご期待ください。

Dellテックセンター コミュニティーテクノロジスト 小薗井 康志
Twitter:@osonoi


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3.オープンソースまるごとコンサルティング 第19回
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┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃19┃  ~CentOSの導入作業と保守作業を両方受けてほしい~
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Q.SI事業で、エンドユーザー様よりCentOS導入の見積り依頼を頂きました。
  弊社で準備するサーバ15台へCentOSを導入して提供したいのですが、弊社
  ではCentOSの導入経験がありません。CentOS導入作業を依頼したいのです
  が可能でしょうか?また、エンドユーザー様へのサーバ提供後の保守作業
  もお願いできますか?

A.はい、CentOS導入作業、および保守作業の両方をお受けできます。導入に
  ついては、お客様のシステム要件等をお聞きした後にお見積りさせていた
  だきます。保守の内容については、OpenStandiaホームページのオープン
  ソース年間サポートをご覧ください。
  https://openstandia.jp/services/support_services.html

  OpenStandiaホームページでは、Tomcat、JBoss、MySQL、PostgreSQLの導入
  サービスについて詳しくご紹介していますので、こちらもご参考になさって
  ください。
  https://openstandia.jp/services/intro_services.html

★まとめ:
  最近では、CentOSの導入に関するお問い合わせを多くいただいています。
  NRI OSSCでは、CentOSのほか、OSSのミドルウェア製品もワンストップで
  サポートいたします。ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせ
  ください。
           OpenStandia営業マネージャー まるコン担当 谷川


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4.最新イベント情報!
 (1)2/ 2 シングルサインオンとID管理が必ず理解出来る統合認証基盤セミナー
 (2)2/ 9 OSS BI(Jaspersoft)のご紹介と
      JasperReportの導入&実践解説セミナー
 (3)2/16 TISとNRIが提案するオープンソース最適活用
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┌──────────────────────────────────
│ 【好評セミナーにつき、お申込みはお早めに!】
│ リバプロ型・エージェント型、SAML認証も完全理解!
│ シングルサインオンとID管理が必ず理解出来る統合認証基盤セミナー
└──────────────────────────────────
どうして、統合認証基盤が必要なのか?導入して得られる効果はなんなのか?
事例を元に、自社に導入したケースやSaaSサービスで導入したケースなどを図
解します。クラウド化やグローバル化が進む今だからこそ、理解しておくべき
統合認証基盤のあるべき姿をご紹介します。従業員数が多い企業や、コスト削
減をしたい企業の担当者は必見です。是非、ご参加ください。


日時:2012年2月2日(木) 17:00~18:00(受付開始 16:30~)
場所:野村総合研究所 丸の内総合センター 9F 会議室11
費用:無料
定員:20名 (事前登録制) ※定員に達した時点で申込みは終了といたします。

講演内容:
・「シングルサインオンとID管理が必ず理解出来る統合認証基盤」

イベントの詳細やお申し込みはホームページをご覧ください。
https://openstandia.jp/event/event20120202.html


┌──────────────────────────────────
│ 【参加者全員に「Jaspersoft4.2の30日間お試しキット」プレゼント!】
│ 今、BIもOSSで実現できる!Jaspersoftを知るチャンス!
│ OSS BI(Jaspersoft)のご紹介とJasperReportの導入&実践解説セミナー
└──────────────────────────────────
企業内のさまざまなシステムにおいて、オープンソースソフトウェア (OSS)
の利用は一般的になりつつあります。さらに、クラウドサービスのツールと
しても多くのサービス企業がOSSを利用しています。一方、Commercial OSS
と従来の商用サービスソフトとの違いやサポート体制などについても不安を
お持ちの企業も多いのではないかと考えております。

また企業にとって、変化が激しく、かつ競合が激しい時代において、ますます
企業分析のニーズが高まっています。それも以前のように過去データを分析し
て、現在に当てはめるのではなく、生のデータをあらゆる角度から分析して、
早いディシジョンを、現場レベルで行う・・といった新しいニーズが発生して
います。

この機会に、今後のIT戦略立案やCommercial OSS導入の手順などについて、
参考にしていただければと考えております。是非、ご参加ください。


【開催概要】
日時:2012年2月9日(木) 16:00~18:00(受付開始 15:30~)
場所:野村総合研究所 丸の内総合センター 8F 中会議室83
費用:無料
定員:26名 (事前登録制) ※定員に達した時点で申込みは終了といたします。

講演内容:
・「Jaspersoft最新バージョンのご紹介」
 ワークブレイン・ジャパン株式会社 Jaspersoft設立準備室
 営業開発 シニアマネジャー 吉村 忠氏

・「効果抜群、Web時代のレポーティング環境、JasperReportの実践」
 講師調整中

イベントの詳細やお申し込みはホームページをご覧ください。
https://openstandia.jp/event/event20120209.html


┌──────────────────────────────────
│ 2/16 TIS主催 ~企業でオープンソースを “本気”で活用するために~
│ 「TIS とNRIが提案するオープンソース最適活用」セミナー
└──────────────────────────────────
現在のビジネス環境において、事業やシステムの立ち上げなど、すべての事業
活動に「コストダウン」「スピード」が求められ、その中で、ソースコードが
広く公開されているオープンソースを活用したサービスやソリューションに注
目が集まり、利用分野が拡大しています。しかし一方では、他システムとの整
合性や、安全性に不安があり、導入に踏み切れないという意見も多く聞かれま
す。

そこで、TISはNRIと協働で、商用製品と同等の業務効率・品質でコスト削減を
実現するオープンソースソフトウェアの活用方法をご提案いたします。

本セミナーでは、事例に基づくオープンソースの最新動向や、TIS にて事前検
証を行った推奨の組み合わせなどオープンソース活用のヒントをご紹介いたし
ます。是非、ご参加ください。


日時:2012年2月16日(木) 14:20~17:00(受付開始 14:00~)
場所:TIS株式会社 14F 住友不動産新宿グランドタワー
費用:無料
定員:80名 (事前登録制) ※定員に達した時点で申込みは終了といたします。
主催:TIS株式会社
共催:株式会社野村総合研究所

講演内容:
「オープンソースの現在と未来」
「ミドルウェアの組み合わせメリットとは?
オープンソースソフトウェア推奨組み合わせISHIGAKI Templateと適合性検証」
「成功事例から、最適解を導きだす!
企業におけるオープンソース導入事例紹介」
「オープンソースソフトウェアを本当の意味で“活用”するために!
計画から運用フェーズまで見据えたオープンソース活用インテグレーション」


イベントの詳細やお申し込みはホームページをご覧ください。
http://www.tis.co.jp/seminar/20120216.html


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編┃集┃後┃記┃
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最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
1/23深夜に関東に降った雪、都心で4センチの積雪が記録されたのは6年ぶりだ
そうです。翌日の朝、路面が凍結していたにも関わらず、自転車で走行する人
を数多く見かけました。自転車とすれ違う際に、こちら側にスリップしてきて
歩行者を巻き込みやしないかとヒヤヒヤでした。こんなときに無理して自転車
に乗ってほしくないですよね!
危険な自転車の運転といえば、昨年5月から自転車運転中の携帯電話の利用や、
イアホン・ヘッドホンの着用が罰則適用になりましたね。ピスト自転車の摘発
も記憶に新しいです。こちらはマナー違反ではなくルール違反ですし、非常に
危険ですので、もっと取り締まりを強化してもらいたいなぁと思っています。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
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※注意事項・配信停止方法は以下のURLをご確認ください。
 https://openstandia.jp/site/mailmagazine.html

商品・サービスに関するお問い合わせ:ossc@nri.co.jp
OSSソリューションマガジンに関するお問い合わせ:magazine-ossc-ext@nri.co.jp
発信元:株式会社野村総合研究所オープンソースソリューションセンター
https://openstandia.jp/
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