BudgetRunnerの概要
BudgetRunner(バジェットランナー)は、中堅・中小企業における経営管理を実現するためのソリューション群です。
第一弾として、経費予算管理が提供されており、今後、売上予算・見込み管理などのソリューションが追加されていきます。
現状の予算編成作業では、Excelでデータを集めて、手作業で集計しているため多大な時間と工数を要しています。
BudgetRunner経費予算管理を導入すると、入力された予算データが、自動的にデータベースで一元管理されるため、データの収集・集計を行う必要がなくなります。
Excelベースで行われる予算管理では、実績データとの統合ができていないため、タイムリーで正確な予算・実績比較が行えません。
BudgetRunner経費予算管理を導入すると、予算データが格納されたデータベースに実績データを取り込むことで、予実比較レポートを簡単に作成できるようになります。
また、BudgetRunnerは、データベースやアプリケーション・サーバーといった基盤となるソフトウエアに全てOSSを使用して開発されているため、利用にあたってソフトウエアのライセンス費用が発生せず、低コストでのシステム構築が可能です。
BudgetRunnerの現在の最新バージョン(GA)は、BudgetRunner 1.00 です。(2013年11月現在)
BudgetRunnerのライセンス
BudgetRunner(バジェットランナー)のライセンスは、BSD2-Clause License (aka FreeBSD License)です。
BudgetRunnerのライセンスについてご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
BudgetRunnerの動作環境
前提となる動作環境は、以下のとおりです。(バージョン1.00の場合)
OS | Red Hat Enterprise Linux 5.5 |
---|---|
JasperServer | JasperServer 4.5.0 |
JasperETL | JasperETL 4.1.2 |
DB | PostgreSQL 9.0.4 |
JDK | jdk-6u31-linux-x64 |
PHP | PHP 5.1.6 |
Apache HTTP Server | Apache HTTP Server 2.2.3 |
Apache Tomcat | Apache Tomcat 6.0.26 |
※詳細はお問い合わせください。
BudgetRunnerの主な機能
主な機能は以下のとおりです。
機能 | 詳細 |
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予算編成機能 | BudgetRunnerでは、3種類の予算入力方法をサポートしています。これにより、予算科目ごとに異なる入力要件に柔軟に対応することができます。 |
予実管理機能 | BudgetRunnerでは、Jaspersoftで作成された5つの予実比較レポートがサンプルとして公開されており、予算と実績の比較をさまざまな角度から行うことができます。 |
予算編成機能
- 申請科目予算
申請科目予算は、各部門(一般ユーザー)が入力・申請を行います。
BudgetRunnerでは、予算科目よりもさらに詳細な細目レベルでの入力が可能です。
また、細目には、細目名と備考(コメント)がテキストデータとして入力することができますので、予算管理を行う上で必要な、申請金額の根拠などもデータとして保存・参照することができるようになります。
各部門の申請状況は、予算管理部門(管理者ユーザー)からリアルタイムに確認することができます。
各部門から申請された予算は、予算管理部門で承認または却下の処理を行うことができます。却下された予算科目については、申請部門で修正入力を行い再申請することができます。
- 配賦科目予算
BudgetRunnerでは、全社共通の経費を、各部門に配賦することができます。
経費の総額を入力した後、別途登録される配賦マスターデータで定義された配賦率に沿って、部門への配賦が実行されます。
- 入力科目予算
給与、通勤手当など人事部門で管理される経費は、部門・科目ごとに合計金額を直接入力することができます。
予実管理機能
BudgetRunnerでは、Jaspersoftで作成された5つの予実比較レポートがサンプルとして公開されており、予算と実績の比較をさまざまな角度から行うことができます。
BudgetRunnerの主な特徴
主な特徴は以下のとおりです。
細目レベルの入力が可能 | 予算入力において、細目レベルの入力が可能です。さらに、入力の際には、「細目名」と「備考」をテキストデータとして入力することができます。 |
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細目レベルでの予実突合 | 入力された予算は細目ごとに管理番号が付与されます。この管理番号を利用することで、予実比較の際に細目レベルでの突合を行うことができます。 |
オープンソース | BudgetRunnerはデータベースやアプリケーション・サーバーといった基盤となるソフトウエアに全てOSSを使用して開発されています。 |
コスト効果 | BudgetRunnerはライセンス費用がかからないため、商用製品に比べコストを削減することができます。 |
関連OSS
BudgetRunnerのダウンロード
セットアップ手順書などのBudgetRunner関連ドキュメント一式は、上記ページのDocument.zipをダウンロードしてください。
BudgetRunnerのサポート
NRIではお客様のご要望に応じて様々な支援ができるサービスをご用意しました。
詳細は下記ページをご確認ください。