トップ NRI OSSソリューションマガジン(メールマガジン) 開発環境の課題を一気に解消!「devbox」のご紹介【更新13件】OSS最新アップデート/ NRI OpenStandiaニュース(Vol.203)

開発環境の課題を一気に解消!「devbox」のご紹介 NRI OSSソリューションマガジン 2023.11.22発行 Vol.203

1.開発環境の課題を一気に解消!「devbox」のご紹介

いつもOpenStandiaのメールマガジンをご購読いただき、誠にありがとうございます。

近年、技術の進化や変化が激しい開発現場において、開発環境のセットアップとその維持・共有が、プロジェクトの成功のための一つの要因となっています。
このような背景の中で、再現性の高い開発環境の構築・管理をサポートするツール「devbox」が注目を集めています。

▼ devbox(外部サイト)
https://www.jetpack.io/devbox

●迅速な環境構築の実現:
「devbox」はCLIを用いて、簡単なコマンドで環境を構築できます。
提供されるパッケージは多岐にわたり、構築された環境は他の「devbox」環境やローカル環境と完全に隔離されています。
これにより、異なるバージョンの環境や追加したパッケージが競合する環境も同時に構築・管理が可能です。
さらに、類似のツールなどで利用されるVMやコンテナのような仮想化を使用せず、高速な環境構築、環境の起動を実現しています。


●再現性とポータビリティを兼ね備えた環境:
「devbox」で構築した環境はスクリプトで定義されるため、再利用や共有が容易です。
これにより、開発チーム全体で一貫した環境を保持し、環境差に起因する問題や、チーム全体が環境構築にかけるコストを大幅に削減できます。
加えて、Dockerfile形式へのエクスポートもサポートされており、CI/CDタスクの実行環境やテスト環境などで利用するコンテナ環境への適応も可能です。

「devbox」を導入することで、開発環境に関する多くの課題が解消され、開発者はよりアプリケーション開発に集中することが可能となります。
この機に利用を検討されてみては如何でしょうか。


OpenStandiaではOSSの技術サポートを提供しています。
現在のサポート対象OSSは下記OpenStandiaサイトから確認できます。


◆OpenStandiaサポート対象OSS一覧
https://openstandia.jp/services/#supportlist

3.OSS紹介ページ 今月のアクセスランキングTOP10

オープンソース情報ページ「OpenStandia OSS紹介」のアクセスTOP10をご紹介

↑ 1位 (ランク外) ActiveMQ (https://openstandia.jp/oss_info/activemq/)
↓ 2位 (1位) Apache Tomcat (https://openstandia.jp/oss_info/tomcat/)
↓ 3位 (2位) Apache HTTP Server (https://openstandia.jp/oss_info/apache/)
↓ 4位 (3位) PostgreSQL (https://openstandia.jp/oss_info/postgresql/)
↑ 5位 (6位) PHP (https://openstandia.jp/oss_info/php/)
↓ 6位 (5位) MySQL (https://openstandia.jp/oss_info/mysql/)
↑ 7位 (ランク外) Squid (https://openstandia.jp/oss_info/squid/)
↓ 8位 (4位) Keycloak (https://openstandia.jp/oss_info/keycloak/)
↓ 9位 (7位) Jenkins (https://openstandia.jp/oss_info/jenkins/)
↓ 10位 (8位) OpenShift (https://openstandia.jp/oss_info/openshift/)

※( )内は前月の順位


◆OSS総合情報ページ「OpenStandia OSS紹介」はこちら
https://openstandia.jp/oss_info/

4.今月注目のバグ&セキュリティ情報

【Squid】 HTTP ダイジェスト認証における DoS

Squid はWeb 用のキャッシュプロキシとして、プロキシサーバなどで利用されているオープンソースのソフトウェアです。

Squid に DoS の脆弱性が報告されました。

Squid が HTTP ダイジェスト認証を受け入れるように構成されている場合、リモート攻撃者はヒープメモリに最大 2 MB の任意のデータを書き込むことでバッファオーバーフロー攻撃を実行できます。

詳細は下記関連情報の GitHub の Security Advisories のページをご参照ください。

本脆弱性の影響を受ける Squid のバージョンは下記となります。

 ・Squid
  3.2.0.1 ~ 5.9
  6.0 ~ 6.3

関連情報
・GitHub squid-cache/squid Security Advisories
 SQUID-2023:3 Denial of Service in HTTP Digest Authentication
 https://github.com/squid-cache/squid/security/advisories/GHSA-phqj-m8gv-cq4g

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◆OpenStandiaオープンソース年間サポートサービスのご紹介
https://openstandia.jp/services/

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