「フロントエンドOSSのトレンドの調べ方」をご紹介! NRI OSSソリューションマガジン 2023.2.24発行 Vol.194
1.「フロントエンドOSSのトレンドの調べ方」をご紹介!
今月は「フロントエンドOSSのトレンドの調べ方」を紹介します。
フロントエンドは技術の進歩が速く、流行り廃りが激しい領域です。
そのためフロントエンドエンジニアは特定の技術に詳しくなるだけでなく、トレンドをおさえ新しい技術を取り入れていくことも重要になります。
トレンドを探る方法は色々ありますが今回は、「トレンドに関する情報を載せているサイト」をご紹介します。
・State of JS(https://stateofjs.com/en-us/)
JavaScriptのエコシステムについてのアンケート結果を毎年公開しているサイトです。
ライブラリの定着度、興味、使用状況、認知度のランキング等を見ることができます。
・JavaScript Rising Stars(https://risingstars.js.org/)
前年1年間で最も注目されたJavaScriptライブラリのランキングをまとめたサイトです。
GithubのStar数のランキングになっています。
フレームワーク、Reactエコシステムなどカテゴリごとにランキングを見ることができます。
・roadmap.sh(https://roadmap.sh/)
毎年、領域ごとのスキル習得ロードマップを発表しているサイトです。
このロードマップを見ることで自分の習得レベルやこれから学ぶべき技術を選ぶ指針にすることができます。
・npm trends(https://npmtrends.com/)
npm(Node Package Manager:Node.jsのパッケージを管理するシステム)上で公開されているパッケージのダウンロード数の変遷をグラフで比較できるサイトです。
あるOSSを他のOSSと比較したい時などに便利です。
・Technology Radar(https://www.thoughtworks.com/radar)
ThoughtWorks社が発表している技術トレンドのレポートです。
「ツール」「プログラミング言語とフレームワーク」のカテゴリを見るとフロントエンドの技術トレンドについても見ることができます。
・GraphQL Landscape(https://landscape.graphql.org/)
GraphQL Foundationが出しているGraphQL周辺の技術を鳥瞰図としてまとめたサイトです。
どのカテゴリにどんなツールが存在しているか把握したいときに便利です。
上記のサイトを見ていれば、フロントエンドOSSのトレンドに乗り遅れることはないと思います。
興味があるサイトだけでも是非覗いてみてください。
OpenStandiaではフロントエンドOSSの技術サポートを拡充していく予定です。
現在のサポート対象OSSは下記OpenStandiaサイトから確認できます。
◆OpenStandiaサポート対象OSS一覧
https://openstandia.jp/services/#supportlist
2.OSS紹介ページ 今月のアップデート(新規:2件、更新:8件)
(新規)
OpenJDK (https://openstandia.jp/oss_info/openjdk/)
Quarkus (https://openstandia.jp/oss_info/quarkus/)
(更新)
Apache Axis2 (https://openstandia.jp/oss_info/apacheaxis2/)
Apache HTTP Server (https://openstandia.jp/oss_info/apache/)
Ceph (https://openstandia.jp/oss_info/ceph/)
GlusterFS (https://openstandia.jp/oss_info/glusterfs/)
Jackson (https://openstandia.jp/oss_info/jackson/)
OpenLDAP (https://openstandia.jp/oss_info/openldap/)
Ruby on Rails (https://openstandia.jp/oss_info/rubyonrails/)
Serverspec (https://openstandia.jp/oss_info/serverspec/)
3.OSS紹介ページ 今月のアクセスランキングTOP10
オープンソース情報ページ「OpenStandia OSS紹介」のアクセスTOP10をご紹介
→ 1位 (1位) Keycloak (https://openstandia.jp/oss_info/keycloak/)
→ 2位 (2位) MySQL (https://openstandia.jp/oss_info/mysql/)
→ 3位 (3位) Apache HTTP Server (https://openstandia.jp/oss_info/apache/)
→ 4位 (4位) Apache Tomcat (https://openstandia.jp/oss_info/tomcat/)
→ 5位 (5位) PHP (https://openstandia.jp/oss_info/php/)
→ 6位 (6位) PostgreSQL (https://openstandia.jp/oss_info/postgresql/)
↑ 7位 (8位) OpenShift (https://openstandia.jp/oss_info/openshift/)
↓ 8位 (7位) Fluentd (https://openstandia.jp/oss_info/fluentd/)
→ 9位 (9位) Jenkins (https://openstandia.jp/oss_info/jenkins/)
↑ 10位 (ランク外) ArgoCD (https://openstandia.jp/oss_info/argocd/)
※( )内は前月の順位
◆OSS総合情報ページ「OpenStandia OSS紹介」はこちら
https://openstandia.jp/oss_info/
4.今月注目のバグ&セキュリティ情報
BIND9が同じクエリに対する応答の繰り返しによってアサーションエラーが発生する問題
BIND9はDNSサーバの構築を目的としたオープンソースソフトウェアです。
BIND9でECSオプション処理が含まれる応答を反復的に処理すると、アサーションエラーが発生する問題が報告されました。
この脆弱性を利用された場合、BIND9がアサーションエラーにより終了する可能性があります。
詳細は下記関連情報の
Internet Systems Consortium BIND9 Security Advisories
のページをご参照ください。
本脆弱性の影響を受ける BIND9 のバージョンは下記となります。
・BIND9
9.11.4-S1 ~ 9.11.37-S1
9.16.8-S1 ~ 9.16.36-S1
関連情報
・Internet Systems Consortium BIND9 Security Advisories
CVE-2022-3488:
BIND Supported Preview Edition named may terminate unexpectedly
when processing ECS options in repeated responses
to iterative queries
https://kb.isc.org/docs/cve-2022-3488
OpenStandia年間サポートサービスでは毎週、セキュリティアラートに関する情報、及びバグFIXに関する情報を提供しています。
◆OpenStandiaオープンソース年間サポートサービスのご紹介
https://openstandia.jp/services/