企業では、自社の顧客や従業員、取引先などに対して、様々なサービスをインターネット経由で提供する取り組みを強化しています。例えばメーカーでは、製品を購入した顧客に対して、その製品に付随する情報やサービスをインターネット経由で提供することで、製品に付加価値を付けたり、顧客との接点を強化する取り組みが行われています。
また、販売店や取引先に対して、商品情報や在庫情報など様々な情報をインターネット経由で提供することで、サプライチェーンを高度化する取り組みが行われています。
しかし、このような取り組みが強化され、提供されるサービスが増加するに従い、以下のような課題が顕在化しています。
NRIではこのような課題を解決するため、企業が既存のアプリケーションや業務パッケージとSaaS等を簡単に統合・連携することで、顧客や取引先向けに一元化されたクラウドサービスを提供する基盤となる「OpenStandiaクラウドサービス・プラットフォーム」を開発しました。
主な機能 | 統合ID管理、統合認証/契約管理/問合せ履歴管理/ アクセスログ分析/ワークフロー管理/監査レポート |
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主なオープンソース | ・OpenAM(シングルサインオン) ・OpenLDAP(統合ディレクトリ) ・LISM(プロビジョニング) ・Liferay(ポータル、ワークフロー、各種管理) ・OTRS(問合せ管理) ・Jaspersoft(アクセスログ分析) |
「OpenStandiaクラウドサービス・プラットフォーム」は、オープンソース・ソフトウエアを活用しているため、低いコストで上記のメリットを得ることができ、企業は短期間で顧客や取引先に提供するサービスを追加することが可能となります。